シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

原発7基が稼動中止、冬季電力難への懸念高まる

2012年11月11日 12時48分17秒 | Weblog
韓国大手紙・東亜日報12年11月10日記事抜粋
計画 整備中だった霊光(ヨングァン)原子力発電所3号機の制御棒案内管(通路)で亀裂が発見されて、再稼動時点が当初の予定日より1ヵ月以上見送られる見通しとなった。このため、冬季電力難への懸念が高まっている。
韓国水力原子力(韓水原)は、「10月18日始まった霊光3号機計画予防整備途中、ウランの連鎖反応を調節する設備の制御棒の案内管で11月3日、亀裂が発見された」と9日、発表した。計画予防整備とは故障を予防するために実施する定期点検で通常40日ぐらいがかかる。
韓水原の関係者は、「案内管84本の中で6本で欠陥が見つかったが、亀裂がとても微細で、外部への漏えいもなくて安全には何ら問題がない」とし、「霊光3号機を稼動して20年近く経ったため、案内管に亀裂ができ始めたものと見られる」と話した。
韓水原は11月23日で終える予定だった整備期間を12月末までに延長する計画だ。問題の案内管は補強溶接し製作会社の斗山(トゥサン)重工業および専門企業のウェスティングハウスと共に正確な原因を把握した上で、案内管を全量交替するかどうかを検討する予定だ。
全国23の原発の中で稼動が中断されたのは7基にのぼる。4基の原発は計画整備中だが、霊光5、6号機は未検証部品の使用で、月城(ウォルソン)1号機は電源遮断機の操作ミスで稼動が止まっている。このような中で、100万kW級の霊光3号機の再稼動が遅れると、冬季の安定的な電力供給に差し支えが生じかねない。
5日、稼動を中断した霊光5、6号機は年末まで安全点検や部品交替作業が進められる。9月、計画予防整備途中、蒸気発生器の欠陥が見つかった蔚珍(ウルジン)4号機は12月26日再稼動される予定だ。月城1号機は20日で設計寿命が終わり、再稼動するためには、原子力安全委員会(原安委)の承認が要る。計画予防整備中だった蔚珍6号機と古里(コリ)3号機は原安委の承認を受けて今月再稼動する予定だ。
電力専門家らは、万が一1ヵ所でもさらに故障したり、計画より再稼動の時点が遅れると、冬季暖房需要が集中される来年1、2月には深刻な電力難が予想されると指摘した。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。