シニア花井の韓国余話

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韓日軍事情報協定、署名1時間前に突如延期

2012年06月30日 22時22分41秒 | Weblog
韓国大手紙・ 朝鮮日報12年6月30日記事
世論の圧迫で署名直前に「保留」
日本側は遺憾を表明
 韓国政府は6月26日、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を国務会議(閣議に相当)で秘密裏に通過させた。続いて29日午後、日本と共にGSOMIA署名式を行うことにしていたが、1時間前になって突然署名を保留した。野党が協定そのものに反対しているのに加え、与党セヌリ党が29日に「協定の内容には反対しないが、国会と相談する手続きが必要だ」として署名の延期を要請したからだ。
 この協定は、29日午前に日本でも閣議を通過し、同日午後4時に東京でシン・ガクス駐日韓国大使と玄葉光一郎外相が署名を行う予定だった。しかし、セヌリ党の李漢久(イ・ハング)院内代表が午後2時10分ごろ、外交通商部(省)の金星煥(キム・ソンファン)長官に電話をかけ「締結保留」を要請した。金長官は直ちに李明博(イ・ミョンバク)大統領と電話で話し合い、協定締結を延期する方向にかじを切った。外交通商部は、午後3時過ぎにようやく日本側に「きょうは協定締結が難しい」という立場を伝えた。外交通商部のチョ・ビョンジェ報道官は、午後4時のブリーフィングで「国会と協議した後に、協定の署名を推進することとした」と発表した。日本政府のスポークスマン役を務める藤村修官房長官は、記者会見で「きょう署名するものと期待していたが、韓国側の事情で延期され、遺憾」と語った。
 韓国政府は、この協定の必要性を韓国国民に堂々と説明し、国会を説得するという作業をしなかった。そんな状態でひそかに協定の締結を推進し、世論や政界の反発が広まったため、協定の署名1時間前になって、慌てて引っ込めることになったわけだ。
民主統合党は、金滉植(キム・ファンシク)首相の辞任と李明博大統領の国民向け謝罪を要求した。また、協定締結の延期ではなく、完全な撤回も要求した。金滉植首相は、29日夜に発表した報道資料で「手続き上の問題で、意図せず国民に心配をおかけした点につき、恐縮に思う」と語った。






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