自分に正直に

「自分に正直に生きる」って理想形だと思ってたんですが、

最近僕の場合はあまりいい意味にならないんです。

それはきっと正直な自分が嫌いになったから。


まあ大嫌いではないんだけどね。嫌いなんです。


ほんとに自分に正直に生きたときに

はたして自分は何をするだろうかと考えるとさ、

きっと

夕方まで寝て、吉野家で飯食って、CD聴いてタバコ吸って一日終了。

そんなぐうたらな自分が「正直な自分」なんですたぶん。


「自分の気持ちに嘘をつかないでいること」ってかっこいいんだけどね。

実際そんな風にいたいと思っていたんだけど。

そんな自分が、活き活きとした魅力ある人物になってるかっていうと、

必ずしもそうではないんですよ。


自分に正直にいるよりも、

誰かに認めてもらいたいと思って四苦八苦して無茶したり、

振り向いてもらいたいと思って自分を何とか着飾ったり、

そんな作った自分でいることも大事で、

というか、そんな時の方が人間的に成長しているんじゃないかと思うんです。


これは、僕が普段から割と正直に生活できているからこそ思うことで、

正直になれずに悩んでる人が見たら嫌われるのかもしれませんが、

自分の思うように行動できないときも、

それは生き方の幅を広げるためにプラスになってるんだと思うんです。


正直な自分なんていつでも思い出せるんだから、

多少自分を作っていても悪いことじゃないんです。