自分では精一杯しているつもりなんだけど、
なかなか物事を動かすことは難しくて、
壁に当たっては、跳ね返されて、
超えたと思ったら、さらに高い壁が待ってたりして、
自分はもうちょっとできるんじゃないかなんて思ってたのに、
これまで出来てきたことなんて、本当はたまたま出来てただけだったんだなー、
なんて、ただただ身の丈を思い知らされる。
自分で道を切り開くことは、自分で思ってたほど簡単じゃなくて、
今までは誰かが切り開いてくれた道を通ってきただけというか、
誰かがあけたドアを閉まらない間にすっと通り抜けてきただけというか、
自分の扉を開ける力のなさというか、、身の丈を思い知らされてる。
今まで培ってきたと思える多少の自負とかを信じて
少し壁を登ったりドアをノックしたりしてみても、
初めて見るような高くて分厚いものに出くわしてしまうと、
本当はもっとがむしゃらにならなきゃいけないんだろうけど、
いつのまにか、「俺は割とすぐ押しつぶされてしまうような弱い人間なんだなー」なんて
あきらめて、人ごとになって、自分の身の丈を思い知らされる。
やってみようと最初に手を付けた時の意欲とか、
壁に当たるたびに失われてしまって、
最終的な出来上がりなんて自分の思った通りになんていかないし、
「もう、全部言うとおりにするよ。」って投げやりな気持ちになって、
流れに任せてなすがままになって、
自分の思いを通すこともできず、また身の丈を思い知らされる。
身の丈にあったできることをやれればいいんだけど、
目の前のやらなきゃいけないことは、他の誰かがしてくれるわけでもないので、
身の丈に合わないことを知りつつ、それでもやらなきゃならない。
きっと誰でもそうなんだと、自分に言い聞かせつつ、納得させてやるんだろう。
身の丈にあうことしかしなければ、自分の身を大きくすることはできないし。
求められる身の丈になるまで大きくならないといかん。
身の丈を自分で決めるわけにはいかないのです。