分け入っても分け入っても本の森

本読む日々のよしなしごとをそこはかとなく♪

●いつの間にか梅雨も明けて

2010年07月25日 23時23分25秒 | 音楽
連日の猛暑です。

「ヨ、ヨヨヨ、ヨンダくん♪こんどの曲、どーしよー」
「どーしよーも、こーしよーも、好きな曲でしょう。
変ホ長調のスケールさらってオンチにならないように練習しましょー♪」

あいかわらず、ぼくのご主人はヴァイオリンと珈琲と車が大好きみたい。

---

5、6、7月とブログには書けていませんが、本業、本職以外では、けっこうな回数の演奏会を聴きに行ったり、6月には(6月だというのに!)10年ぶりくらいの大風邪をひいて寝込んでしまったり(きつかった)、ワールドカップに熱中して、古い録画ビデオまで引っ張り出してきて観たり(マラドーナ現役の頃からある(^^;)……あとは車を洗ったり整備したり、洗いたての車の横で缶コーヒー飲みながらぼんやりしたり。

チャールズ・M・シュルツは「幸せとは温かい子犬のことだ」と言ったそうですが、「ああ、それはよくわかるな♪」と思いながらも、「幸せって風の穏やかな日に、洗いたての車にもたれて飲む缶コーヒーのことだよ」って思ってしまう、ぼく。

---

本番(演奏会)当日は、いろいろ人も多いので、心にもないことを言ったり書いたり、それはウソということではなくて、目的のための関係性上だけど、やはり疲れて。(何を間違えたのか、楽屋口からいちばん早く会場入りしてしまっていたし……(_ _;)

所属するオケのことは書けないけれど、人から聞いた他団体の話とか(でも狭い世界なので要注意)、弦楽合奏のときの話とか……やめとこ。

---

小、中学校ではいちばん成績のよい子に学級委員を回すから、クラス替え=学年が上がるたび学級委員をさせられていた、ぼく。だから、そういうのは損な役回りだとわかっていて、(生徒間の人間関係や実態をまったくわかっていない教師を相手にしなければならなかったり、自分のお手柄抜きで弱い子をかばったり、気の強い子をやり込めないで引かせなければならなかったり)なのに、それ抜きで自分の支配欲や野心のために立ちたがるなんて、嫌な奴だな、って思います。そういうの、ぼくは全部わかってしまうし……。

ぼくからは見えていますが、相手からぼくは見えません。ぼくは顔に出さないし、相手はご自分より高い山の頂は見えないからです。だからといって、ご自分の物差しで勝手読みにするのも見当違い。

---

だいたい人が大勢いるところでは、ちょっとした不愉快なことなどは後を絶たないし、それに対処するには目指すところの妨げにならぬ程度に希薄な関係性を維持しながら打ち解け、不愉快さにはジョークのセンスをあてがいながら(あえて「ユーモア」とはいわない)目的を見失わないように常に逃走モードで。

---

(所属するオケの話ではないけれど)わかっているけど、たまたま忘れたとかではなく、プルト裏でも自分が弾ききるまで「ぜったいに」楽譜をめくらない人とか、技量の低い方の楽譜を使ってあげるものなのに「ぜったいに」自分の楽譜じゃないと使わせない人、とか何考えてるんだろう?(考えてないのか?)な人っているけど……。

---

かなり落ち込むけれど(自分の)後学のため:

1.全曲乗りの弦に本番乗る直前まで仕事があるのって、どうかと思う。プルト別(個人別)に弾くところで楽譜を追うとき、途中で1段ズレた。曲の中で違うところを弾いてしまったわけではないけれど、練習でもこんな間違いはないのに……。(もちろん、自分が悪い)もう帰りたいモードをがまんしながら弾く。演奏会はまだ前半。

2.ミュートかけ忘れた……途中で気付いても手遅れ→できるだけ低い音にして対処ry……練習でも、さすがにいちどもこんな間違いはしなかったのに。(いうまでもなく音量低くすればよいという問題ではない)

3.指揮者やコンマスを見るタイミングがあるけれど、(うちのオケはヴィオラーズが上手くてかっこいいのだけど、なぜかそのヴィオラーズが走っていたので?)たまたまコンマスが弓を(間)違えたときに限って見ていて動揺した。(もちろん、自分が悪い)

4.動揺をひきずって、「ぜったいに落ち(てはなら)ない1楽章ラストの出だし」で4小節落ちた。(よりによって、ここで)

5.終演後、EとGがA=440合わせくらいに落ちていた。途中で落ちても正しい音程を探しながら弾くものだけれど、するとポジション取りで合わなくて気付くはずなのに気付いてない?……ということは。(ステリハの後でも442からあまり落ちてはいなかったのに、もう何が起こっていたのか、照明なのか?)



……演奏会はとても評判良かったみたい。
……はぁ。

●おけいこ中

2010年04月29日 23時38分41秒 | 音楽
「では、問題の4楽章いってみましょー♪」(←いきなり)
「うわー、まって、まって、ヨンダくーん」
「演奏は待ってくれませんよ」(CDに手をかける)
「ぎゃー」
「じゃあ、ゆっくりからはじめて。それを上げていけばよいだけですよ♪」(メトロノームに手をかける)
「よ、し、てー!」
「よしませんよ、そーれー♪」
「このバカパンダ」
「ぼくに向かってバカと言いましたね」

この後、やりそうなことは、簡単な曲を弾き散らかしてダラダラする。
ピアノを弾きたくなる。
部屋の掃除をやりたくなる。
……って、ダメじゃんか。

---

じつはぼくは、オケの練習にも付いて行きます。

「ねえ、ヨンダくんは、あれできないの、あれ」
「あれってなんです」
「ほら、孫悟空みたいな分身の術」
「できますよ、ヨンダクラブ学校で習いましたからね(フゥ~と毛を吹いて小さな分身ヨンダを作ってみせる)」
「すごいすごーい♪これならケースに入って、いっしょに行けるね♪」

って、なんだかなあ。

---

4月3日(土)から始まったNHK教育の番組「スコラ 坂本龍一の音楽の学校」。初回ゲストに浅田彰でなんだかすごかったです。……う、動いてる。(説明し難い感覚)

その「音楽の学校」の前時間帯は「新ビバリーヒルズ青春白書」。

---

マーラーの生誕150周年なので、今年度のN響アワーでは1年かけて特集するそうです。
具体的には、これから月一でマーラーの交響曲を取り上げるみたい。
4月11日(日)の放送では5番からの抜粋。
西村朗による全交響曲(未完成も入れて11か?)の一行解説もありました。

1.「巨人」……宇宙の最初の光のような。
2.「復活」……合唱付き+独唱。
3.マーラーのいちばん長い交響曲。独唱(コントラルト)+合唱+少年合唱。
4.ソプラノソロ。
5.4楽章は有名なアダージェット。
6.「悲劇的」(ぼく個人的には滅入る曲。他にはベルリオーズの「幻想」も沈むむむ)
7.「夜の歌」
8.「一千人の交響曲」……独唱(4声部)+2群の合唱+少年合唱
8~9の間に「大地の歌」
9.海に沈むような……。
10.1楽章のみで未完成……死への思い。

マーラーを理解するためのキーワードを4つ。
「異邦人」「世紀末」「運命の女性」「死」。

「壁画のように大きな作品で、近くで見ても何がなんだかわからないから同時代には理解されず、理解されるのに50年~100年の年月を要した。すぐわかるには大き過ぎる」


……これらは、「知識としてはわかっている」ことだけれども。

---

結局、今日は途中で楽器ケースを買いに行ってしまいました(^^;
弓や楽器は桁が違いますし、予算が付いたからといって買えるものでもありませんが、フィッティングや松脂など周辺のものは気分転換になるので、ときどき……たまには替えてしまいます。
(ケースで100万以上というのも、あるみたいですけれど)

---

オケの曲は難しいので、しっかり練習しなければ。
 

●ヤマハ銀座店からDM

2010年01月29日 22時30分27秒 | 音楽
ヤマハ銀座店オープニングフェアのDMが届いていました。
立派なビルになっているみたい。
「新たなフラッグシップビルの誕生を記念して」「グランドオープン」と銘打っていますが、もともとヤマハ銀座店のあった場所(銀座7丁目)に新ビル建設中だったのです。
「新ビル建設のため仮店舗へ移動(2007.1.19~)」案内のDMも来ましたが、それがもう3年以上も前になるのかあ。

オープニング・イベント、コンサートやオリジナルグッズの販売があって、グッズの俣野温子「バラとしっぽ タオルハンカチ」は欲しいのですが、(一辺がピアノの鍵盤デザインになっていて、猫のしっぽがはみ出している、知る人は知るあれ。練習中に使いやすいし、今回限定のは配色が可愛いです♪)平日金曜(2月26日)午前のオープニングに行くのは難しいかも。
翌土曜、日曜に行けばよさそうなものですが、それも難しいかも。



薔薇と鍵盤と猫さんのタオルハンカチ……。

---

<現在ウィーン・フィルが奏でる独特な響きは、ヤマハが支えているといっても過言ではありません>とまでいわれていますが、純粋にヤマハの事業内容を考えるところ(いい仕事してるとは思いますが)、どうして経営が成り立つのか不思議、というか、あのその。

「ヤマハとトヨタって、どういう関係なんだっけ」
と、ぼくが口にしたときのご家族の返事は、
「ん、(ヤマハは)トヨタの飼い猫♪」ですって。

そりゃ、安泰だあ(^^;

ご家族の男性の方々って、こういう話し方です。
とくにお父さまは面白くて大好きなのですけど、ぼく。

---

ぼくに郵送DMをくれる店って、丸善とヤマハとミキモトくらいか……まだあるかもしれないけれど、すぐには思い出せないや。

---

洋服を買ってもらいました、ぼく。



(詳細は後日♪)

●N響アワー症候群

2009年06月21日 21時03分00秒 | 音楽
フロントガラスを流れる雨の雫、海の匂いに続くアスファルトの道路。
ひとりの時間が何よりも好きなのですが、それを手に入れるためには逃げるしかなくて……。
大学に入って、履修届を出す前に自動車学校の入学書類を書いたくらい、車との付き合いは長いです。
(最初の4年間で10万km走りましたし)
ぼくをひとりにさせてくれるから、車は大好き。

缶コーヒーが1本あるだけの時間。
海辺に捨てられた仔猫がいたらな、抱いて帰るのにな。

---

N響アワー症候群です。
「N響アワー症候群」って、ぼくがつけたんですけれど。
何のことかって、「サザエさん症候群」といわれる症状があって、ググれば Wikipedia の項目がトップにきますので(以下、略)。

はぁ……。


ここのところ練習に行くたび、ハンドタオルとかスペア弦とかなくしています。
(しかも忘れ物連絡にも載らず、見つからない)

---

まだ小さい頃のぼくに、「この子は小説を書くよ」と言ったのは山本健吉先生ですが、ぼくには小説家より詩人の方が向いているのではないかな、どうかな。
  

●クヮトロ・ピアチェーリ第6回定期演奏会

2009年05月30日 21時21分05秒 | 音楽
クヮトロ・ピアチェーリ第6回定期演奏会を聴きに王子ホールへ行きました。
コンロン・ナンカロウ:弦楽四重奏曲第1番、矢代秋雄:弦楽四重奏曲、ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第2番。

やはり2番はいいな、っていうか素晴らしい演奏♪
技量も解釈も申し分ない上、熱演でした。ライブの熱気、臨場感に乗って、じゃなくて会場を乗せてノリノリでも暴走しない、けどすごいレベル高いすごいー♪♪
前半のナンカロウ、矢代のときには、じつは寝ている客席というのもあったのですが、どうしてあの演奏で眠れるかな、と思いますが、逆にいうと眠れるくらい素晴らしい演奏であるのと、(酷い演奏だと眠れませんから)ほとんど誰も曲を知らないから曲想に入っていけない、というのがあるのですが、後述(する気になったら)。
しかしショスタコ2番のときは、ほんとうに凄かったです。ホール中の目を爛々と覚醒させてましたし(^^;
あっけにとられたような拍手の後、(クラシックのライブなので、とりあえず拍手はせねば、って感じで)ブラボー!もちろん飛びました。
後ろの席の年配男性が終演直後に、「こりゃ、すごいね」とつぶやいたのも聞こえましたが、まんまでおかしかったです。もう、すごいー♪(凄い演奏って楽しいな♪)
あんなのありかな♪もう1回聴きたい、けどおなじ演奏は2度とない、けど永遠だなあ、これは。

もちろん、こういう演奏のときアンコールはあり(え)ません。
(逆に、小品のリサイタルなどでアンコールがない、少ないと、何かお気に召しませんでしたでしょうか、って雰囲気になってしまいます(^^;)

---

終演後は「かねまつ」と「鳩居堂」でお買い物。(はぁ……)
いまだに行列している「ねんりん家(松坂屋店舗)」で地方に発送を頼んで、(はぁ……)
ダロワイヨ・サロンでひと休み。(ほっ♪)



---

毎回の練習後の手入れの他に、月に1回くらいはケースを引っくり返して楽器の手入れをするのですが、ここのところずっと週末の天気が悪いので、やってないや。。。(やらなきゃ)
  

●音楽をめぐる雑記

2009年01月04日 23時02分45秒 | 音楽
池辺晋一郎:N響アワー司会の相手役が昨年から岩槻アナになって、とてもよいと思います。(以前は内容のよくわからない、ルックスか人事政治かで選ばれたに違いない女優の連鎖で辟易しました)
岩槻アナは学生オケでヴァイオリンを弾いていた由。なるほどー♪

今日のN響アワー、テーマは<作曲家の、さまざまな「第1番」>ということで、まさかズロニチェの鐘とか思ったのですが、さすがにそれはないか(^^;(そもそも、N響で弾いているのを聴いたことないような)

N響アワーでは、池辺晋一郎のファッションに、じつは注目しています。
洋服の基本は紳士服。というわけで、ドビルパン外相時代はフランス外務省のホームページ(webサイト)を、連日ファッション・チェックしていました。(隠れお洒落さん)
池辺晋一郎は、基本方程式「知的自由人(爆w)=タートル+ジャケット」に応用の利いた装いでいつも決めていますが、セルフチョイスなのでしょうか。
べつに池辺晋一郎のファンではないですけれど。

---

宇宿允人:昨年11月22日(土)毎日新聞夕刊記事インタビュー。内容のあちこちに「待った」をかけたかったような。

はじめて宇宿允人に会ったとき、何か言わなければと焦って音楽の話題を探したのに、なぜかぼくの口からは、
「あの、あのあの芥川龍之介に似ていると言われませんか」
返事は、きっぱり、
「言われます♪」(爆笑)

焦っていると話題にも地が出てしまうのだな、と他人ごとのように思いました。
もう十年以上も前のことです。
(記事の内容には突っ込むことはできますが、やはりそんな簡単なものではないな……他でぼくの知らないことが多いですし)

---

西本智実:何度か見かけたことはありますが、「男装の麗人」なんて言われるほどの人ではありません。
バックがキナ臭くてどうもね……。

しかし、よく言われるように「ポジションが人を作る」ということもあり得ますからね……。
釈然としないなあ。  

●クヮトロ・ピアチェーリ第5回定期演奏会

2008年11月29日 22時01分34秒 | 音楽
クヮトロ・ピアチェーリ第5回定期演奏会を聴きに王子ホールへ行きました。
シュニトケ:弦楽四重奏曲第3番、一柳慧:弦楽四重奏曲第2番「インタースペース」、ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第6番。
ショスタコーヴィチ全15曲の弦楽四重奏曲に取り組んでいるカルテットですが、それにしてもショスタコがわかりやすい曲に聴こえてしまうという恐ろしいプログラムです(^^;
客層の半数くらいは何か弦楽器を弾く人だろうなという雰囲気。(ぼくもそう)
10人に1人くらいは楽器抱えて来ているし。
一柳慧もいましたし。
――あ。(あんのじょう会場で知人を発見(^^;;)

開演前のステージ(王子ホール)



トッププロの重奏力、演奏能力の高さを見せつけられて刺激的。
穴が開くほど観察するなんて「普通だったら」「はしたない」ことなのですが、あきらかに勉強しにきている客が多いという事実。
終演後、音大生らしい男子グループが、「俺らも次、ショスタコやろうよ」みたいな会話をしていたのは、なんだか面白かったです。
  

●メトロポリス・クラシックス「秋を愛でる音楽会」

2008年11月12日 23時10分29秒 | 音楽
メトロポリス・クラシックス「秋を愛でる音楽会」を聴きに芸術劇場へ行きました。
オーケストラは都響、指揮は小泉和裕、合唱は東京音楽大学です。

オープニングの『威風堂々』で度肝を抜かれました。
エルガーの『威風堂々』はライブで聴くことも多いし有名ですが、合唱付きという機会は滅多にないのです。
そもそも作曲された当初、合唱パートはありませんでした。
それが、こんなに素晴らしいとは、というより今日の合唱団はどこだったかと、思わず再確認してしまいました。
もう、この合唱のためなら弦パートは単調だろうが面白くなかろうが我慢するしかないでしょう(^^;

プログラムは『グリーン・スリーヴス』幻想曲、イギリスの田園のうたメドレーと続き、前半の締めくくりはヘンデルのオラトリオ『メサイア』より「ハレルヤ・コーラス」です。
ブリリアントに爆発して会場ぐるみで天へ昇るかのよう。
うーん、素晴らしい♪
聴いてよかった、聴けてよかった、じつに僥倖です。
1部終了の拍手は終わったのに、その後、合唱団の最後の一人がステージから去るまで拍手は続いて鳴りやみませんでした。

休憩をはさんで2部はベートーヴェン第六番交響曲「田園」ですから、プログラムとしては最高。
ただ、残念なことに2部の演奏は都響にしては合わせ不足でした。
編成も小さかったし、1部がすごかっただけに、どうもね。
2部をバシッと決めてくれたら、ほんとうに最高だったのに……。

余談かもしれませんが、司会の朝岡聡。
じつは最初、パンフレットでこの名を見たときは、ちょっと嫌な気分でした。
こういう音楽会の時に、「引っ込め、ボケなす(演奏をぶち壊す気か)」と言いたくなるような場違いな司会ぶりを過去に見てきたからです。
ところが、どうでしょう。
たんに場慣れしたのか、経験を重ねたからか、勉強したのかどうか、そこはわかりませんが、なかなかよいではありませんか。
演奏の邪魔にならないように、そつなく気の利いた出入りをしていました。
2部が始まる前に気負わない調子で、「それではこれから東京メトロに乗ってウィーン郊外の田園へまいりましょう」と言ったのは、よかったです。  

 


●「戦争レクイエム」ブリテン~スターバックス

2008年03月23日 23時31分08秒 | 音楽
東京の桜に開花宣言の出された翌日、群響の戦争レクイエムを聴いてきました。
なんだかマニアック、なわけではなく、チケットが回ってきたので義理です。
高関さん(指揮)長いなあ、でもマロさんがコンマスやってた頃とはすれ違いだっけ。
(いまや「マロ」が公式?通称になっているのにもビックリです。それから、この後、高関さんは群響音楽監督を辞任されました)

肝心のブリテン「戦争レクイエム」は個人的に苦手。
ラテン語の「ラークリモーサーラークリモーサーディーエスイレー♪(ここ、強烈なのに)」の後に英語で続ける合唱コラボレーションセンスがよくわからないです。
(その前に、だいたいイギリスのクラシック音楽は弦パートは面白くないのですが。エルガーとかも)
意図的に強いメッセージ性の押しつけがましさは苦手と、青臭いことも言ってみる。
ただ、初演のときのディースカウは、ぼくの今まででいちばん好きな声楽家なので、この曲に興味がないわけでもありませんでした。
でも、やはり今日のどんよりした空模様に影響されて嫌になってしまうくらい苦手なのは……何かと似ている、この感覚。


はっ!
これはスターバックスのいやらしさだあ。
あのイタリア語か英語かよくわからないコラボレーションに、バリスタと呼ばせる店員のおぼつかなさ頼りなさ。
何より美味しくない肝心の珈琲、しかもエスプレッソ。
あれを「美味しい」とするのが圧倒的な一般評価は捏造ではないかと思っているのです、ぼく。

美味しくないです、スターバックスの珈琲(なんて)。
インスタント珈琲もろくに淹れたことはないであろう「バリスタさん」(←「店員さん」と言えないのか)が、どうでもよさそうに「あ(間違えた)」と漏らしそうになりながら、へっぴり腰でくつり上げる珈琲(エスプレッソ)。


「行きつけの」という俗っぽさは下品だと思うので嫌ですが、いくつかこころあたりの喫茶店があって、そこでいただく珈琲の方がよほど美味しいけどなあ。
あのレベルであの値段と言いたくなるスターバックスの、どこがお洒落で支持されているというのかなあ。


で、まったく矛盾しているのですが、スターバックスの店頭に可愛いグッズが並んでいると、つい引き寄せられてしまったり。
今年の桜タンブラー、あまりにもキュートで買ってしまいました……後で使わないことはわかっているのに……。(ちょっと反省)
  

※ いちおう、お弁当といっしょにタンブラー持ち歩いています。(平日限定)

●お屠蘇で乾杯♪

2008年01月01日 23時27分43秒 | 音楽
新年の挨拶とともに、お屠蘇で乾杯♪

何がどうなっているのか、ぼくはお猪口一杯までなら大丈夫だったはずなのに、そのまま昼過ぎまで爆睡してしまいました。

昨夜の梅酒も一杯で気分がよくなって、もう一杯と思ったら寝てしまいましたし。

---

目が覚めてからTVでウィーン・フィルのニューイヤーを聴きました。
日本でもクラシックのニューイヤー・コンサートは定番化してきましたが、ムジークフェラインまでのツアーは1人¥139万とか。(ツアーとはいえ、チケットが手に入るだけでも驚きだったりして)
でも、1人で行くという人もあまりいないでしょうから同行者も探さないとならないですし。
現地opも外せないでしょうし。(オケ仲間と行って、ホテルにこもってヴァイオリンを弾きまくるという手もありますが、それじゃあ変人みたいだし)

なんて書いているけれど、じつはまだ本気でニューイヤーのムジークフェラインに行きたいとも考えていません。(棚ぼたなら断らないとは思いますけれど)
だって、ほんとうによいクラシックの演奏会って――(後略)。  


お雑煮♪