分け入っても分け入っても本の森

本読む日々のよしなしごとをそこはかとなく♪

●歌舞伎座閉場

2010年04月30日 23時13分31秒 | memo
公演があるならいつものことなのですが、歌舞伎座の前は人だかりでした。
閉場式といっても、この場所から歌舞伎座がなくなるわけではないので、どうということもないのですが、(規模は違いますが、銀座ヤマハの次は歌舞伎座か、というのが正直な気持ち)この特徴的になぜか俗っぽい和風外観は(「桃山様式」なんて時代錯誤なせいで、かえって……(^^;)、もはや風情とも思われるので名残惜しくもあり。

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勝ち上がると歌舞伎座のチケットをもらえる囲碁大会があり、参加してせっせと観劇に通っていた頃があります。

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<第二次世界大戦は、オペラと歌舞伎を持つ国民国家と持たざる国民国家の戦いであった。オペラを持たない鬼畜米英は(後略)>ヴァーグナー、ヴェルディ、歌舞伎にこれ以上大きな文化的格差をつけられることは屈辱なので日独伊を叩こうとした……って、あのーそのぉ……(^^; 

●おけいこ中

2010年04月29日 23時38分41秒 | 音楽
「では、問題の4楽章いってみましょー♪」(←いきなり)
「うわー、まって、まって、ヨンダくーん」
「演奏は待ってくれませんよ」(CDに手をかける)
「ぎゃー」
「じゃあ、ゆっくりからはじめて。それを上げていけばよいだけですよ♪」(メトロノームに手をかける)
「よ、し、てー!」
「よしませんよ、そーれー♪」
「このバカパンダ」
「ぼくに向かってバカと言いましたね」

この後、やりそうなことは、簡単な曲を弾き散らかしてダラダラする。
ピアノを弾きたくなる。
部屋の掃除をやりたくなる。
……って、ダメじゃんか。

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じつはぼくは、オケの練習にも付いて行きます。

「ねえ、ヨンダくんは、あれできないの、あれ」
「あれってなんです」
「ほら、孫悟空みたいな分身の術」
「できますよ、ヨンダクラブ学校で習いましたからね(フゥ~と毛を吹いて小さな分身ヨンダを作ってみせる)」
「すごいすごーい♪これならケースに入って、いっしょに行けるね♪」

って、なんだかなあ。

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4月3日(土)から始まったNHK教育の番組「スコラ 坂本龍一の音楽の学校」。初回ゲストに浅田彰でなんだかすごかったです。……う、動いてる。(説明し難い感覚)

その「音楽の学校」の前時間帯は「新ビバリーヒルズ青春白書」。

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マーラーの生誕150周年なので、今年度のN響アワーでは1年かけて特集するそうです。
具体的には、これから月一でマーラーの交響曲を取り上げるみたい。
4月11日(日)の放送では5番からの抜粋。
西村朗による全交響曲(未完成も入れて11か?)の一行解説もありました。

1.「巨人」……宇宙の最初の光のような。
2.「復活」……合唱付き+独唱。
3.マーラーのいちばん長い交響曲。独唱(コントラルト)+合唱+少年合唱。
4.ソプラノソロ。
5.4楽章は有名なアダージェット。
6.「悲劇的」(ぼく個人的には滅入る曲。他にはベルリオーズの「幻想」も沈むむむ)
7.「夜の歌」
8.「一千人の交響曲」……独唱(4声部)+2群の合唱+少年合唱
8~9の間に「大地の歌」
9.海に沈むような……。
10.1楽章のみで未完成……死への思い。

マーラーを理解するためのキーワードを4つ。
「異邦人」「世紀末」「運命の女性」「死」。

「壁画のように大きな作品で、近くで見ても何がなんだかわからないから同時代には理解されず、理解されるのに50年~100年の年月を要した。すぐわかるには大き過ぎる」


……これらは、「知識としてはわかっている」ことだけれども。

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結局、今日は途中で楽器ケースを買いに行ってしまいました(^^;
弓や楽器は桁が違いますし、予算が付いたからといって買えるものでもありませんが、フィッティングや松脂など周辺のものは気分転換になるので、ときどき……たまには替えてしまいます。
(ケースで100万以上というのも、あるみたいですけれど)

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オケの曲は難しいので、しっかり練習しなければ。