ぼくら(ぼくと、ぼくのご主人:みか5さいちゃん)の暮らす小さな部屋の壁は本棚になっています。
壁=本棚の状態で、これはもう何年前でしょう、諸事情に鑑み、ご両親がリフォームしてくださいました。
それまでに何度、部屋中、家中の本棚を壊したことか、そのたびぼくら二人座らされて説教されるわ叱られるわ、「いい加減にしなさい」「ごめんなさい」でバトルな日々、日々本は増え続け、ついについに部屋の壁そのものを本棚にしてもらうことに。
リフォームは、そりゃあ一時的に本を動かすだけでも大変でしたけれど、最初は開いた口が塞がらないような顔をしていた大工さんもプロフェッショナルに黙々と工事してくださって、いよいよ完成した日。
ぼくら手を取り合って踊り喜びました。
「素晴らしい、素晴らしいですね、ヨンダくん」
「ええ。でも壁が本になったということはですね、(楽器の)音響的にはデッドです」
「かまわないのでR。近所に(楽器の音が)響かなくて、かえっていいじゃんか♪」
「そうですか。でもこの本棚(でも)いつまでもちますかねえ」
「この美しさを損ないたくない、もう本は増やさないのでR」
「なわけないでしょう」
リフォームしたての頃の本棚(=壁)の一部(今の状態は、とても公開できない)
---
そして、いまや床から高く積み上げられたブックタワーの間をぬって歩く生活。
小さな部屋は、さながら迷路のありさま。
「いわんこっちゃないですね」
「さすがに、まずいのでR。どうしよう、ヨンダくん」
「こうなったらもう、おかあさまだって許してはくれません。背に腹は代えられませんよ」
「どうしよう、ヨンダくん」
「ぼくのいうことを聞きますね」
そうです、背に腹は代えられません。
本棚も部屋のキャパにも限界はあります。(四次元ポケットを欲しい)
すでに楽譜とCDと漫画の大部分は納戸へ移しているのですが、このたび完全移動、最後まで部屋に残ったパタリロ全既刊(今のところ81冊、続刊継続中)も納戸へ移します。
ぎゃんぎゃん泣かれましたが、ここで心を動かしては仕事になりません。ひつじ(執事)の辛いところです。
さて、これだけでも、けっこうなスペースが……(沈黙)。
まだまだですね。
こうなったら腹をくくって、池波正太郎、山本周五郎には出て行ってもらいます。
鬼平よ剣客よ、さらば♪(居間へ行ってください)
さらに激しく、ぎゃんぎゃん泣かれましたが耳を貸しません。ぼくだって辛いんだ♪
このさいハリー・ポッターも、皇室関係にも出て行ってもらおう。
さて。
……少し床が見えてきましたか。
それにしても、本棚はもとより納戸はおろか廊下の物入から、洋服ダンスの引き出しまで本で埋まっているのは、もうどうしたものでしょうかね。
---
こんなことやってたら、土日はあっという間に過ぎてしまいました。
ずっと本を(紙を)触っているので、手指はガサガサに。
これはクリームやオイルで回復しません、時間だけが薬。
幾度も経験のあることながら、そのたび触れる一冊一冊の本が世に出るまでの産みの苦しみに思い及び(ぼくがこの本を手にするまでに、書いた人から編集装丁、カバーや帯をつけるような作業をした人、運搬搬入した人もろもろ、どれだけの人の労力によるものか)、胸が熱くなります。
---
(memo)
本を整理する過程で出てきた郵便物。
「タンタンの冒険旅行」シリーズを(日本で)出している福音館書店からの案内。
シリーズ最終巻が出たのは、もう1年前になりますが、今年DVDが発売されたそうです。(2月4日)
これも、本の方は不定期刊行で予約制ではなかったので、なかなか大変でした。
例によって、刊行予定は遅延遅延で引っ張りましたし。
ただ、福音館書店は登録した読者に、刊行案内をずっと郵送してくれていました。
それでも、ぼくは19巻から後を買いそびれてしまっているので、これから最終の24巻まで揃えるつもり。
タンタンもスノーウィ(ミルウ)も大好きなのです。
「真の旅人とは異形の友を連れているものでRよ」
というのは、みか5さいちゃんの言です。
その通りだと思います、ぼく。
いうまでもなく、西遊記のメンバーからスノーウィもスヌーピーも、そしてドラえもんまで、ね♪
壁=本棚の状態で、これはもう何年前でしょう、諸事情に鑑み、ご両親がリフォームしてくださいました。
それまでに何度、部屋中、家中の本棚を壊したことか、そのたびぼくら二人座らされて説教されるわ叱られるわ、「いい加減にしなさい」「ごめんなさい」でバトルな日々、日々本は増え続け、ついについに部屋の壁そのものを本棚にしてもらうことに。
リフォームは、そりゃあ一時的に本を動かすだけでも大変でしたけれど、最初は開いた口が塞がらないような顔をしていた大工さんもプロフェッショナルに黙々と工事してくださって、いよいよ完成した日。
ぼくら手を取り合って踊り喜びました。
「素晴らしい、素晴らしいですね、ヨンダくん」
「ええ。でも壁が本になったということはですね、(楽器の)音響的にはデッドです」
「かまわないのでR。近所に(楽器の音が)響かなくて、かえっていいじゃんか♪」
「そうですか。でもこの本棚(でも)いつまでもちますかねえ」
「この美しさを損ないたくない、もう本は増やさないのでR」
「なわけないでしょう」
リフォームしたての頃の本棚(=壁)の一部(今の状態は、とても公開できない)
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そして、いまや床から高く積み上げられたブックタワーの間をぬって歩く生活。
小さな部屋は、さながら迷路のありさま。
「いわんこっちゃないですね」
「さすがに、まずいのでR。どうしよう、ヨンダくん」
「こうなったらもう、おかあさまだって許してはくれません。背に腹は代えられませんよ」
「どうしよう、ヨンダくん」
「ぼくのいうことを聞きますね」
そうです、背に腹は代えられません。
本棚も部屋のキャパにも限界はあります。(四次元ポケットを欲しい)
すでに楽譜とCDと漫画の大部分は納戸へ移しているのですが、このたび完全移動、最後まで部屋に残ったパタリロ全既刊(今のところ81冊、続刊継続中)も納戸へ移します。
ぎゃんぎゃん泣かれましたが、ここで心を動かしては仕事になりません。ひつじ(執事)の辛いところです。
さて、これだけでも、けっこうなスペースが……(沈黙)。
まだまだですね。
こうなったら腹をくくって、池波正太郎、山本周五郎には出て行ってもらいます。
鬼平よ剣客よ、さらば♪(居間へ行ってください)
さらに激しく、ぎゃんぎゃん泣かれましたが耳を貸しません。ぼくだって辛いんだ♪
このさいハリー・ポッターも、皇室関係にも出て行ってもらおう。
さて。
……少し床が見えてきましたか。
それにしても、本棚はもとより納戸はおろか廊下の物入から、洋服ダンスの引き出しまで本で埋まっているのは、もうどうしたものでしょうかね。
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こんなことやってたら、土日はあっという間に過ぎてしまいました。
ずっと本を(紙を)触っているので、手指はガサガサに。
これはクリームやオイルで回復しません、時間だけが薬。
幾度も経験のあることながら、そのたび触れる一冊一冊の本が世に出るまでの産みの苦しみに思い及び(ぼくがこの本を手にするまでに、書いた人から編集装丁、カバーや帯をつけるような作業をした人、運搬搬入した人もろもろ、どれだけの人の労力によるものか)、胸が熱くなります。
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(memo)
本を整理する過程で出てきた郵便物。
「タンタンの冒険旅行」シリーズを(日本で)出している福音館書店からの案内。
シリーズ最終巻が出たのは、もう1年前になりますが、今年DVDが発売されたそうです。(2月4日)
これも、本の方は不定期刊行で予約制ではなかったので、なかなか大変でした。
例によって、刊行予定は遅延遅延で引っ張りましたし。
ただ、福音館書店は登録した読者に、刊行案内をずっと郵送してくれていました。
それでも、ぼくは19巻から後を買いそびれてしまっているので、これから最終の24巻まで揃えるつもり。
タンタンもスノーウィ(ミルウ)も大好きなのです。
「真の旅人とは異形の友を連れているものでRよ」
というのは、みか5さいちゃんの言です。
その通りだと思います、ぼく。
いうまでもなく、西遊記のメンバーからスノーウィもスヌーピーも、そしてドラえもんまで、ね♪