＜釣り船＞と＜イージス艦＞が衝突＝横浜

　このブログで何回も警鐘を鳴らしていた大型船と小型船の海難衝突事故がやはり発生してしまいました。
場所は、２１年前の潜水艦＜なだしお＞と遊漁船＜第一富士丸＞の沈没事故のあった同じ場所、神奈川県横須賀港付近です。
　昨日の１５日、午後０時半頃、付近のイカリを降ろして停泊していたプレージャーボート（１４㌧・４人乗り）にアメリカのイージス駆逐艦（９２１７㌧）が接触しましたが、大きな損傷もなくケガ人も出ませんでした。

プレージャーボートには４人の男性が乗っており、小型船のＰＢは船首が損傷したのみで、浸水もなく自力で帰港したといいます。
ＰＢは付近の海域で、キス釣りをしていて、イージス艦は右後方からボートに接近し、ボートの右舷前部を擦傷したといいます。
イージス艦の方は、左舷中央付近に長さ１～２㍍のキズが２箇所、船尾に数十㌢のキズがついていました。
ＰＢの船長は、『イカリをうって釣りをしていたらいきなりぶつかってきた。』と語っています。
　９２１７㌧と１４㌧では、【象と蟻】みたいなもので、足下にあった石コロに躓いたようなものですが、蟻の方の命は一寸間違うと大変なことになっていたかもしれません。
大事に至らず済んだようですが＜君子危うきに近寄らず＞の格元の通り、大型船の出入りの多い海域での停泊釣りは慎んでもらいたいものです。