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JOY OF LIFE ~ in MIAMI ~

SAN DIEGO → 西三河 → MIAMI・・・流れ流れて・・・?

ブロバス日記/『Frida』そして『Apocalypto』

2010-06-15 12:08:20 | TVや映画のはなし
先日、しょーがなく会員になったBLOCKBUSTERのネットレンタル。

「あたしゃ昔のほうがよかったよ」などと意固地な婆さまみたいなことをブツブツ言って
いた私だが、あっというまにそのレンタルシステムに慣れ、すっかり活用しまくっている
昨今である。
こういう方面での適応能力は高いのだ。
まあ、極めて流されやすい性格ともいう。

とはいえ、ただ漫然と「見ては返す、見ては返す」とやっているのも何だし、せっかく
だから映画鑑賞日記でもつけてみようかと思い立った。

いや、そんな宣言をして自らの首を絞めるのはどうだろう・・・。
あくまでも、“気の向くかぎりで適当に”書いていこうと思います、ハイ。

最初の2本は、メキシコ旅行前にY子ちゃんから「観ておくといいよ」と勧められた映画。
そもそも、我が家がネットでレンタル時代に突入するキッカケとなりました。

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『Frida』(2002年)

エキセントリックで才能に溢れたメキシコの画家、フリーダ・カーロの波乱万丈の人生を
描いた映画。
とにかく、サルマ・ハエックが素晴らしい!

メキシコで見たフリーダ本人の写真にそっくりだったのもビックリしたし、普通ならどうか
と思うような彼女の奇抜な言動に説得力があったのも、サルマの演技力のなせる技だろう。

それにしても、すごすぎるフリーダの人生・・・。
バスの衝突事故で瀕死の重傷を負ったり(しかもその後ずっと後遺症に悩まされる)、
夫(ディエゴ・リベラ!)には浮気され、実の妹には裏切られ、授かった子供は流産し・・
と、はたから見ると悲惨すぎる人生のように思えるのだが、何故かハッピーエンディング
が似合う不思議な映画になっている。
ものすごい密度の濃い人生を送ったフリーダに、同じ女性として拍手を送りたい。

そういえば、この映画を最後まで観ても、
「どうしてフリーダは眉毛がつながっているのか」
という謎は解けなかった・・・。
私ゃてっきり、あの時代のメキシコ女性はそういうもんなんだ、とばかり思っていたのだが
フリーダ以外の女性でそんな人はいなかったしな。
ほんとに、我修院ばりの立派なつながりっぷりでした。


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『Apocalypto』(2006年)

スペイン侵攻直前のユカタン半島を舞台にした、メル・ギブソン監督の作品。
アメリカ映画でありながら、全編マヤ語というのがすごい(英語字幕)。

とにかく「痛そう、辛そう、疲れそう」と三拍子揃った、グロさも満点の映画である。
メル・ギブソンと言えば、以前撮った『パッション』も相当痛そうな映画だったし(見て
ないけど)、あの人そういうのが好きなのかなー。

ほとんどの場面が密林の中で、実はあんまりマヤ文明の都市の様子は描かれていない。
なのに唯一、神殿での生贄の儀式だけはクドいほど詳しく、グロいシーンが延々と続く。
「マジでーーー?もうやめてけれーーー!」と思うが、メルはここはホントしつっこい。
あの人絶対そういうのが好きなんだよー。

ティオティワカンを訪れてピラミッドを見上げた瞬間、あのしつっこいグログロシーンを
思いだしてしまった私です。
どうしてくれよう、メル・ギブソン。

そうそう。
主人公に息子を殺されて復讐に燃えるあの敵方の隊長みたいな人を、私はずっと
「ものすごいドーラン厚塗りしたデニス・クエイド(メグ・ライアンの元夫)」
だと思い込んでたら、どうやら違ってたようだ。
すごく似てたんだけど。
ていうか、デニスにはぜひハロウィーンであの扮装をしてもらいたい。(←無責任)