酒とギターとまさやんと

酒好き野郎の音楽やギターやわが師匠「まさやん」の話など
徒然します。

初Live・・・甲斐バンド②

2006-10-18 21:28:46 | 音楽
というわけで、続き・・・。
チケットを手にした私たちに更なる驚きが待ち構えておりました。それは座席を示す席番号に「1列○○番」の文字が・・・。そうです、そのチケットは最前列のチケットだったのです。私と友人は興奮のピーク状態!!コンサート途中入場という愚行もお構いなしで席に到着。初Live私たちにとっての一曲目は「熱狂(ステージ)」という曲だった。
この曲は当時発売されたばかりの「マイ・ジェネレーション」というアルバムの最後に収録されていた曲で甲斐自身がツアーの心境を歌ったFanの間でも人気の一曲だった。私も大好きな一曲だったので非常に興奮して聴いたのをいまだに覚えている。がしかし、それ以降のことはまったく覚えていない。どんな曲をやったのか、どんなMCをしたのか、アンコールはどんな感じだったのか。またチケットを譲ってくれた女性に終了後ちゃんと御礼を言ったのか、どのようにして家路についたのか、まったくと言っていいほど覚えていない。それほどまでに1列目ということと「熱狂(ステージ)」が凄まじいインパクトだったのだろう。このLiveをきっかけに音楽のドツボにはまっていった私は数多くのコンサートを経験する事になる。そして甲斐バンドもまたこの後伝説と言われるLiveを数多く行い85年に衝撃の解散宣言を行う。私を音楽のドツボにはめ込んだBandの最後を見届けようと私はラストLiveの行われた武道館へも足を運んだ。中学生だった頃とは違い一曲一曲を心に刻みながらじっくりと楽しんだLiveだった。そして甲斐よしひろの「サンキュー、じゃあね」の言葉とともに私を音楽のドツボにはめ込んだBandは終焉を迎えたのだった・・・。


ところが解散から10年の歳月が過ぎようとしていた頃なんと「1度限りの再結成」というニュースが私の耳に届いたのだった。私は初Liveを一緒に行った腐れ縁の友人に声をかけ遠路はるばる東京まで出向いてLiveを見る事にした。もはや私の中では「ナツメロ」的な存在だった甲斐バンドだったのでどうしようか迷ったのだが「1度限りの再結成」という言葉に負けて2回のみの公演という比較的競争率の高いチケットを何とかGetし東京へと向かった。ところが座席の上に置かれていたチラシを見て私はとてつもない脱力感を覚えた。なんとそのチラシには「甲斐バンド追加公演決定!!」の文字が・・・。しかも地方公演まで行うと言うものだった・・・。コンサートそのものも最初から最後まで観客が全曲大合唱の異様なものでした。(私も大合唱の一人でしたが)その後何度となく再結成を繰り返す甲斐バンドであった・・・。

・・・追・・・
昨年オリジナルメンバーのギタリスト「大森伸和」氏が長い闘病生活の末他界されました。あの一音一音を確実に弾くピッキングはいまだに目に焼き付いております。
ご冥福をお祈りいたします・・・。合掌・・・。

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