東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

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キャッチコピーのセンス 「ミステリー・第1位」 

2007-10-13 21:37:17 | 新製品・商品ネーミング・キャッチコピー
 キャッチコピーのセンス 「ミステリー・第1位」

「行きずりの街」というミステリー投票で、1991年に第1位になった小説が売れているという。キャッチコピー研究として見逃せない話だ。本の売れ行きを左右するものに(帯のコピー)があるのは知られた事実。
 この本は、「このミステリーがすごい!」「第1位」「最近の《このミス1位》と読みくらべよう!」の3本が、先ずは、編集者が効かせたい苦心のコピーだった?と思う。実は、1991年の1位というから生き返らせた再版もののイメージ。売れ行きに拍車をかけたのが【第1位】というデカ文字のキーワードだったらしい。
 第1位、ナンバーワン…というキーワードが強いインパクトを与えることを改めて知らされた思いがした。そう言えば、アサヒビールがドライでキリンを猛追した時、宣伝戦略で、先ず「生ビール・ナンバーワン」と打ち、次には、「ビールナンバーワン」…と、ナンバーワンでブランドイメージを高めていったのが印象に残っている。今は、「鮮度」に移っている。1位が強いのは、神話めいた所もあるが、大企業でも世界ナンバーワンの地位を狙うのが大戦略になっているケースも多い。
 地域密着の小売業でも、「地域ナンバーワン」という響きは、やはり大きくものをいうと思う。
コメント (1)
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