信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

小舟常会の三九郎&大日向上空からの風景

2024年01月07日 | 生坂村の風景
 1月7日(日)は日差しが届きましたが、午後には雲が優勢になり、一日を通して冬本番の寒さでした。

 午前9時からは、我が小舟常会の三九郎の準備をしました。今年も込地集落でカヤを刈って運んで来る班と、近くの竹林から切り出した竹を組んで立てる班に分かれて準備をしました。


 我々がカヤを刈ってくると、立てた竹に横棒の竹を1メートル間隔ほどに縛り付けて、ワラを掛けていました。

 今年は小さめにつくる予定でしたので、例年より少し小さく立てた感じました。

 合流してからカヤを立てかけて、しめ縄や松飾り、それぞれの家や会社を見守ってくれたダルマなどを飾りつけ、最後は竹で覆って縄で縛りつけました。

 もう一つはその4分の1ほどの三九郎を竹とワラで作り、しめ縄や松飾り、ダルマなどを飾りつけ子ども達も手伝ってくれて、両方とも見事に完成しました。


 今年も早めの午後4時に子どもから大人まで、我が常会の8割ほどが集まって、今年4月に小学校6年生になる子が、最初に小さい三九郎から火を付けました。




 続いて大きな三九郎に、今年60歳になる年男が火を付けて、竹の燃える音が響き、大きな炎が立ち上がり素晴らしい三九郎になりました。



令和6年小舟常会の三九郎
 私の孫たちは、両親と燃え上がる三九郎を見たり、おやつを食べたり、お兄ちゃん、お姉ちゃんと遊んだりして楽しんでいました。


 燃え残った「おき」でお餅や米粉の団子を焼き、その場で美味しいと言いながら食べる家族や家に持ち帰る家族がいて、我が家も帰って食べましたが、今年は丁度良く焼けていて美味しく食べました。

 今年は、これ以上災害のない平穏な年になり、小舟常会の皆さんが無病息災で過ごせる幸せ多き年になることを心から願っております。

 子ども達と一緒に三九郎という歴史ある行事を次代まで引き継ぐことが、その地区の人々の絆を深め風土を育んでいくと感じました。

大日向上空からの風景
△▽ 毎朝恒例の撮影は、大日向南平のぶどう畑の高台に行き、朝日が差し始めた上空からの風景を撮影しました。


 その他生坂村では、令和6年生坂村消防団出初式、保育園で「いくっこ消防団」分列行進、各地区で三九郎などが行われました。




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