信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

生坂ダム湖の風景

2024年03月04日 | 生坂村の風景
 3月4日(月)は日差しが届いたり曇ったりで、朝晩は寒くても、昼間は過ごしやすい体感になりました。

△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、雪が降って墨絵の世界のような生坂ダム湖の風景を撮影しました。
生坂ダム湖の風景  

 生坂ダムは、犀川水系5ダムの最上流域にあり、5ダムでは一番最後に建設された重力式コンクリートダムです。
 通常時はゲートを閉めた状態で、河川から発電に使用する水を取水しており、貯水容量が少ないため、降雨等による河川増水時は取水を停止して、全てのゲートを開き、ダムに貯まっている水を全て流しています。

 生坂ダムは、信濃川水系犀川に建設されたダムで、東京電力が水力発電のために建設した、高さ19.5メートルの重力式コンクリートダムであり、現在の管理者は、東京電力リニューアルパワーです。

 戦後、犀川の発電事業を引き継いだ東京電力は、既設の水内ダムを中心として下流2箇所・上流2箇所に水力発電所を新設しました。
 その最後を締めくくったものが、生坂ダムおよび生坂発電所であり、昭和36年に水利権を取得した東京電力は生坂ダムを完成させ、昭和39年に生坂発電所の運転を開始しました。

 このとき、先に完成していた平発電所を生坂発電所から遠隔操作できるようにし、平発電所を無人化させ、昭和53年には信州新町に犀川総合制御所が発足し、以来犀川の5発電所を一括遠隔操作しています。

 犀川の上流は松本市や安曇野市、塩尻市といった一大都市圏となっているとあって、生坂ダム右岸の発電所取水口には多くのゴミが漂着します。東京電力は引き上げたごみを効率的に処理する設備を平成4年に設置しました。

 ダム湖にはカモやオシドリといった多くの水鳥が生息していて、流れてきた生ゴミも、彼らの格好のえさとなっています。
 当村は生坂ダム湖左岸に水鳥公園を設け、水鳥たちの観察を容易にし、水鳥を見に来ている方も見掛けます。

 今、生坂発電所は、平発電所に続き発電機を更新するためにゲートを上げ、関連工事が始まっています。
 2年半ほど掛けての工事のようですので、犀川の流れや河原が昔のようになりますから、時々撮影して後世に伝えたいと思います。
 当村の脱炭素先行地域づくり事業では、生坂ダムで小水力発電を計画していまして、これまで現地調査を行い、複数の発電設備や手法を検討して、国、県、東京電力と相談・協議を行いながら設計内容を決めていくことにしています。 
 本日私は、朝から5日(火)にお返しする一般質問の答弁書を、副村長、教育長、各課長いただいた内容を確認し、調整をしながらまとめました。
 その他にも脱炭素先行地域づくり事業に関して、担当部署や(株)エコロミ、平林建設(株)、金融機関等とそれぞれに打合せを行いました。

 その他生坂村では、保育園で身体測定(以)、小学校でSC来校、申告相談、選挙管理委員会定例会などが行われました。


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