選挙ブログ

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衆院選・北海道展望

2008-09-13 | 北海道
やおよろず予想・9月13日

自公系 1 + 3 = 4
非自公11 + 5 =16
共産系 0 + 0 = 0

1区■ 2区■ 3区● 4区● 5区▲ 6区▲
7区▲ 8区▲ 9区■ 10区● 11区△ 12区★

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やおよろず指数(自公/民日)82.09

1区 75.81 2区 71.78 3区 74.85 4区 81.62
5区 85.18 6区 79.66 7区 94.04 8区 89.39
9区 76.60 10区 84.62 11区 90.49 12区 93.90

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やお指数80を大きく下回る1・2・3・9区は特段の事情もなく、
自公系候補の逆転は極めて困難であり、民主の議席は確定的である。
なお、3区自民現職・石崎の元キャスターとしての知名度を考慮し、
1・2・9区と3区には差を設けた。

やお指数80前後に、4・5・6・10区がある。
4区民主現職・鉢呂は党の役職を歴任、
10区民主現職・小平は先代から続く農村基盤を有し、
また、自民党内の候補選考や郵政選挙の後処理による混乱を考慮し、
4区・10区と5区・6区に差を設けた。
5区は指数算定過程において留意すべき点がある。指数は参院選を基準として算定されているが、
参院選において自衛隊出身の佐藤候補がおり、自衛隊関連票がまとまって自民票となっている。
もともと自民に流れる傾向のある票ではあるものの、指数を押し上げている特殊事情であると考えられる。
したがって、党・政府を歴任したベテランの町村でも逆転が困難なほど、
5区は民主が有利であるとできる。

8区は、やお指数90弱と北海道の他の選挙区と比較して高い数値になっている。
しかしながら、自民党に候補選考の混乱・従来からの分裂含みというマイナス要因があり、
民主が4連勝している選挙区であること、落下傘候補とはいえ改革首長として知名度のある候補の逢坂を勘案し、
8区は、民主の議席獲得の可能性が高いと判断した。

やお指数90を超えるのが、7・11・12区である。
くしくも、鈴木宗男・新党大地が影響力を発揮する選挙区でもある。
11区・12区は自民のベテラン現職がいるものの、鈴木・大地票の取り込みには差がある。
中川=大地票との比較で、武部=大地票は極少ないものとなる。
鈴木宗男は中川昭一の父である一郎の元秘書・金庫番であり、
鈴木および支援者である松山の出身地は11区内にある。
したがって、票を食い合った武部陣営よりも、中川昭一陣営に重複した支持者がいるのである。
この点から、両者の評価に差を設けた。
7区は9月13日現在、自民党は候補者が未定であるが、宗男派の蝦名・北海道議を候補にする動きはなく、
宗男票の取り込みが難しく、さらに民主は小選挙区を勝った現職の仲野がいる。
このことから、状況は12区よりも更に民主に有利と言え、両者に差を設けている。

比例であるが、民主・日本で比例票の過半数を占め、
自民28.74 公明13.50 共産9.14 社民4.10 と続く。
参院選の民主との協力で得た大地・多原の60余万票から考えると、大地の1議席は確定的である。
すると、残る7議席の配分が問題となるが、
今回の参院選の票から大地票を差し引いて計算することになる。
大地は、民主・自民から票を食う性質のある。
大地の力の強い7・11・12区は自民有利の指数が出ているが、大地票=民主票ならこうはならないはずである。
したがって、単純に民主4・自民2・公明1とした。