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選挙ブログ

選挙を中心に政治の話題を取り上げていきます

06大山崎町長選

2006-10-22 | 京都・滋賀

 10月22日、京都府大山崎町長選が投開票された。

=対立の構図=

 自・公・民相乗りの現職と、共産・新人の一騎打ちとなった。 
 町長選は、水道料金や保育所民営化を争点に争そわれた。

=開票結果=

当選 真鍋 宗平  40   無新
落選 河原崎 進  39   無現


 日本共産党などがつくる「明るい民主町政の会」の真鍋宗平が、4千票を獲得し、自民・民主・公明推薦の現職・河原崎進を破り初当選した。


=見解=

 漫然とした対立ではなく、争点を実態生活周辺に絞った結果の勝利とみる。
 もともと、革新地盤とはいえ、相乗り候補を共産党単独で倒すのは難しい。
 現職には、多選・高齢批判もあった。
 大山崎町での革新町政が、実績を残せば反転攻勢の足がかりともなる。
 ただ、執政と評価されれば、共産党の主張の実現可能性に疑念が生じる。
 真鍋町長の手腕に注目したい。

 同日、2補選で敗れた民主党だが、構造的には、こちらの敗北の方が痛い。
 独自に魅力ある候補を擁立できれば、勝つ可能性があったからだ。
 政権交代をうたう政党が、政権党と相乗りの上、共産党に破れる。
 無様な醜態としかいい様がない。

06南丹市長選

2006-04-30 | 京都・滋賀
 2月19日、園部・八木・日吉・美山の合併に伴う南丹市長選が投開票された。


=対決の構図=

 市長選には、旧園部町議会議長の中川圭一、旧同町収入役の佐々木稔納、旧同町議会元議長の佐々谷元秀の3人が立候補した。

 桑田・船井地区は、かつての野中の地盤。
 05衆院選では、野中後継の田中・中川・民主の北神の3巴の戦いになった。


当選 中川 泰宏   752 自・新
落選 田中 英夫   750 無・前
比例 北神 圭朗   736 民・新
落選 成宮 真理子 357 共・新

 中川は、中川泰宏衆院議員や旧町の議長らの支援を受けた。
 佐々木は、野中広務・元自民党幹事長、田中英夫前衆院議員、旧4町長らの支援を受けた。
 佐々谷は、民主・北神圭朗衆院議員、共産党系団体の支持を受けた。

 05衆院選京都4区の対立構図の再現となった。

=開票結果=

当選 中川 圭一   9330  無・新
落選 佐々木稔納  9313  無・新
落選 佐々谷元秀  4243  無・新 =民

 旧園部町議長の中川圭一が、初当選。
 旧園部町収入役の佐々木稔納、旧園部町議長の佐々谷元秀を破る。
 投票率は81%

=公職選挙法違反=

 3月12日、有権者を接待して投票を依頼したなどとして、当選した市長の中川圭一を公職選挙法違反の疑いで逮捕した。
 「選挙運動に対する接待の事実はない」と容疑を否認している。

 調べによると、中川市長らは、後援会幹部と共謀し、市長選での投票や票のとりまとめを依頼し、報酬として1人当たり約1万円相当の飲食接待をした疑い。


=再選挙の開票結果=

 4月30日、京都府南丹市の出直し市長選が、投開票された。

当選 佐々木稔納 103 無・新

落選 奥村善晴   64 無・新

落選 井尻勇助   29 無・新 =共


 旧園部町収入役の佐々木稔納が、前同市参与の奥村善晴、共産推薦の井尻勇助のを破って初当選した。
 投票率は69%だった。

 今回、野中は引き続き佐々木を、中川泰宏は奥村を支援。
 佐々木は自民に加えて民主・公明の国会議員の応援を得て、着実に支持を広げて雪辱を果たした。

 奥村は旧園部町で助役を務めた実績を強調したが、知名度不足を補えなかった。
 井尻は、無党派層に浸透しなかった。

06知事選~京都

2006-04-09 | 京都・滋賀
 
 4月9日、京都府知事選の投開票が行われた。


=革新府政=

 蜷川虎三は、「憲法を暮らしの中に生かそう」を京都府庁に掲げ、自民党中央政府に対して「民主府政」を称した。

 蜷川の1期目は社会党に近く、共産党からも対立候補を立てられる。
 しかし、府庁内を掌握し、保守・中道系の一部の支持も獲得していく。
 その後、府議会で共産党が伸長していくと支持の軸足を共産党へと移した。

 この革新府政は、50年から78年まで28年続き、共産党は、今なお残存する牙城を築き上げた。
 

=共産と反共産=
 
 革新団体、そして多くの学生票に支えられながら、共産党革新府政が続き、他の党派は、なすすべなく連続当選を許してしまっていた。 
 そこで、蜷川が7選目を目指した74知事選で、自民・公明・民社・社会党が統一候補として、前社会党参議院議員・大橋和孝を擁立する。
 非共産陣営は、圧倒的強さを誇った蜷川を僅差まで追い込んだ。

 そして、蜷川引退後の78知事選において、非共産連合が共産党を破り、革新府政は終わりを迎えた。


=開票結果=

 現職・山田啓二=自民、民主、公明、社民推薦=が、新人・衣笠洋子を破り、再選を果たした。
 投票率は38%で、過去最低だった94知事選の43%をさらに下回った。
 
 山田は、推薦を受けた四党・経済団体・連合京都などの組織票を手堅くまとめ、府内全域で支持を広げた。

 山田啓二 515  無・現 =自・民・公・社      

 衣笠洋子 270  無・新 =共     (千)

 (前回の投票率は49%)


【左京区】

 山田  271   衣笠  213    (百)


 共産党の牙城の牙城とされる左京区でも、共産党は敗北した。

=見解=


【共産党】

 共産党推薦候補の支援組織の名称は「『民主府政』の会」という。
 今回も、選挙スローガンは「憲法を暮らしの中に生かそう」である。
 蜷川時代から四半世紀以上が経過している。
 共産党の支持者も高齢化している。
 革新府政を支えた学生も様変わりしている。
 蜷川幻想を捨て、新たな支持層の開拓なければ、京都も全国的退潮の波に飲まれることは間違いない。
 
 京都の共産党は、西陣の同業者組合が支えてきた。
 彼らは、「自分の体は自分で守る」「自分たちのくらしは、自分たちで守る」をスローガンに、堀川病院を、住民出資、住民参加で展開した。
 職人および地域住民の必要に応じたものであった。
 同業者組合は、マルクスが想定した共産党員像ではない。
 
 教条主義にとらわれず、府民が必要とする施策を打ち出す。
 その能力が問われているのである。

 蜷川時代よ、もう一度。
 ここから脱却し、新しい革新府政を目指すべきであろう。
 「最低投票率」は、共産党が府民が求める施策を打ち出せていない、何よりの証拠である。


【民主党】

 革新府政の経緯から、反共産連合の一翼を担っている民主党。
 「政権交代」を掲げる民主党であるが、地方での相乗りが説得力を欠損させているとの指摘がなされている。
 自民党に変わる選択肢を示すという役割を放棄してしまっているからだ。
 「反共」を口実として、居心地の良い府政与党の椅子に座っているのではないか?との疑念を抱かれても仕方がない状況である。


 「現職圧勝」、「非共産陣営分裂を防ぐ」という口実に説得力がなくなったからである。
 共産党が獲得した得票数は30万を下回った。
 これには、反自民の民主党支持票も含まれている。
 「民主党の独自候補擁立が、共産党を勝利させる」という構図にはない。
 
 2月の舞鶴市長選、08年には京都市長選・宇治市長選が予定される。

 自民・公明・社民との決別ができるかどうか?
 ぬるま湯から抜け出せるのか? 
 「現職圧勝」「最低投票率」は、民主に大きな課題を突きつけた。

04京丹後市長選

2004-05-09 | 京都・滋賀
、峰山町、大宮町、網野町、弥栄町、丹後町、久美浜町が合併して誕生した京丹後市長選挙の投開票が行われた。

当選 18800 中山  泰    無・新 =自・公(推薦)
落選 17703 浜岡六右衛門 無・新 =民(推薦)(旧・網野町長)
落選  6170 石井 内海   無・新 =共(推薦)

投票率85.24%

04八幡市長選

2004-02-15 | 京都・滋賀
 2月15日、八幡市長選挙の投開票が行なわれた。

当選 10270 牟礼勝弥 無・現 =自・公
落選 10006 福田 勇  無・新 =民・社
落選  5493 上谷耕造 無・新

(投票率45%)