10月22日、京都府大山崎町長選が投開票された。
=対立の構図=
自・公・民相乗りの現職と、共産・新人の一騎打ちとなった。
町長選は、水道料金や保育所民営化を争点に争そわれた。
=開票結果=
当選 真鍋 宗平 40 無新
落選 河原崎 進 39 無現
日本共産党などがつくる「明るい民主町政の会」の真鍋宗平が、4千票を獲得し、自民・民主・公明推薦の現職・河原崎進を破り初当選した。
=見解=
漫然とした対立ではなく、争点を実態生活周辺に絞った結果の勝利とみる。
もともと、革新地盤とはいえ、相乗り候補を共産党単独で倒すのは難しい。
現職には、多選・高齢批判もあった。
大山崎町での革新町政が、実績を残せば反転攻勢の足がかりともなる。
ただ、執政と評価されれば、共産党の主張の実現可能性に疑念が生じる。
真鍋町長の手腕に注目したい。
同日、2補選で敗れた民主党だが、構造的には、こちらの敗北の方が痛い。
独自に魅力ある候補を擁立できれば、勝つ可能性があったからだ。
政権交代をうたう政党が、政権党と相乗りの上、共産党に破れる。
無様な醜態としかいい様がない。