【ひと】シリーズ <1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・>
■「民族」とはなにか
「民族」=大昔から続いている、ほぼ同じ言語・文明・文化を共有している人間集団。
ウィキペディアにはこう書いてある。
「一定の文化的特徴を基準として他と区別される共同体をいう。土地、血縁関係、言語の共有(母語)や、宗教、伝承、社会組織などがその基準となるが、普遍的な客観的基準を設けても概念内容と一致しない場合が多いことから、むしろある民族概念への帰属意識という主観的基準が客観的基準であるとされることもある。」
(戦後)日本ではあまり民族のことが話題にならないようだが、人類全体つまり世界では、「国」とほぼ等しいぐらいの《とても重要な共生集団》の一種類。
■世界でまれな、幸せな日本民族
日本民族は、数万年前から数千年前にかけて、ユーラシア大陸東部や、南方島嶼部から日本列島に渡って来た人々が融合してできた集団。
その集団がもつ文明は「日本文明」として世界で知られており、その文明の中核として、数千年にわたって「神道文化」、「水田稲作文化」、「皇室文化」などが受け継がれている。
そして、いまや「皇室」は世界最古の「王朝」として、世界中で尊重されるようになった。
日本民族は、《人類最古級の伝統文化・文明と、最新の科学技術文明の両方を兼ね備えた》先進国を作っている、世界でまれな《とても幸せな民族》です。
また、ほぼ一民族で一国家を形成しているという点でもまれな存在です。
※「沖縄の人々」…江戸時代までは「琉球王国」という別の国家をなしていたが、もともと日本民族の仲間。「琉球語」は世界でただ一つしかない《日本語の仲間》です。
※「アイヌの人々」・・・大昔から北海道や東北地方に棲んでいた縄文人の一部。つまり、日本人:日本民族の一部。
<ウィキペディアより引用>
近年の遺伝子調査では、アイヌとDNA的にもっとも近いのは琉球人の次に和人で、アイヌ人個体の3分の1以上に和人との遺伝子交流が認められた。他の30人類集団のデータとあわせて比較しても、日本人(アイヌ人、琉球人、和人)の特異性が示された。
これは、現在の東アジア大陸部の主要な集団とは異なる遺伝的構成、おそらく縄文人の系統を日本列島人が濃淡はあるものの受け継いできたことを示している[13]。
アイヌ人集団にはニヴフなど和人以外の集団との遺伝子交流も認められ、これら複数の交流がアイヌ人集団の遺伝的特異性をもたらしたとされる[14]。
つまり、日本民族とは、《「縄文人」を基盤として、「渡来人」を吸収しつづけながら、千年ほど前(※かな文字や「国風文化」ができたころ)にほぼできあがった民族》だと思われます。
~つづく~
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