◆「善き日本」=「善き日本人」が圧倒的多数を占めている日本。◆「善き日本人」=正義感を持ち、自分や家族のためだけでなく、みんなのためにもまじめに働く日本人。◆「日本人」=日本国籍を持つ、「日本民族系日本人」+「他民族・外国系日本人」+「前二者の混血」。◆善き日本の敵=意図して日本人の身体や財産を害する行為をする者(企画者/指揮者/実行者/悪意のある不作為者)/擬似敵=無自覚の利敵行為者・不作為者。
前回の【敵論】5では、日本・世界の人々を《敵、擬似敵、中立、擬似味方、味方》に分類し、「敵は意図的攻撃を自覚している」と述べました。
では、過去~現在、日本(人)に対して、どんな意図的攻撃があり、それはどんな敵がしかけたのでしょうか?
今後、考え得る範囲で事例をあげながら、敵と擬似敵を追及していこうと考えています。
ただし、浅学の私にはまちがいなく荷が重く、かつ、確実な知識は少ないので、多くは「推測」になるでしょう。ですから、なんとか書ける場合でも、このシリーズはかなりの間をおきながら断続的に続くだろうと予想しています。
※お願い 私は明らかに知識不足です。ぜひ読者の皆様の力をお貸しください。ヒント程度でも教えていただけば、調べて書いていきたいと思っています。
■このシリーズの目的
戦後半世紀にわたり、日本国内は《まるで周りの世界の国々と切り離されてしまったような》平和と物質的豊かさにつつまれた環境にあったと思います。地球人類にとってはそうとうに珍しい環境のなかで、多くの日本人が「国際政治音痴」「外交・軍事音痴」「平和ボケ」「お花畑の人々」「まだまだ子供」などと言われる状態になっているように感じます。自分自身、10年ほど前までそうだったと思います。
また、縄文時代まで歴史をさかのぼってみても、大東亜戦争(※米国呼称:太平洋戦争)を除けば、日本人は、民族や国家単位ほどの規模の《敵の攻撃による大量殺戮や国土侵略などの被害》には遭ったことはないとされています。(※大陸世界では数万年前からずっと続いている。)
地震・津波や火山の噴火、台風などの大きな自然災害には毎年のように襲われてきましたが、同時に自然は《毎季節の恵み》ももたらしてくれる存在です。
したがって、縄文・弥生時代からの「水田稲作文化」のなかで、日本人はおおむね《穏やかで、共生的な人格》を持ち続けてきたのではないかと思います。
大東亜戦争前後の恐ろしい戦いの世界を経験したことにより、国民・庶民が「世界標準の世界観」を身につける機会はかなりあったはずです。が、半世紀後の現在になってみると、《さまざまな原因》により「日本標準の穏やかな世界観」から抜け出した人々は少ないように感じます。
(※証明は簡単で、「世界の有力国標準」の核武装について、いまだにどの政党も主張していないのですから。「世界標準」では、「核武装しなければ防衛力は完成しない」というのが常識のはずです。)
なのに、世界は経済的にも政治的にも文明的にも、加速度的に国家の境界を越えた影響が大きくなっています。
したがって、日本人も、日本文明・日本らしさを根底に保ちつつも、「世界標準の人格」も取り込まざるをえないのではないかと思います。
例えば、米国の政府や覇権勢力は、世界中のあらゆる国家・民族・有力団体などについての膨大なリストをもち、その敵性度を想定し、その程度に応じて《攻撃計画・防衛計画》を持っているはずです。<推測>
例えば、もし日本人が、将来米国の完全属国になったり、併合されたり、植民地になったりするのが嫌ならば、少なくとも米国と同程度の計画や準備をする必要があると思いませんか。人類の歴史をかえりみれば、結局は強者が弱者を飲み込んで来たのですから。
私は嫌ですから、将来日本が「敵」に負けてしまわないように研究しなければいけないと思うのです。
(※「世界政府」と「世界恒久平和」が実現するならそれがいちばんいいのですが、おそらく「宇宙からの人類の敵」が現れないかぎり無理でしょう。)
~次回、意図的攻撃(1)習わなかった元寇の真実?~
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