きょう(12月13日)の朝方、近所の賢人(テレビ観察者)から、「きのうの夜のテレビと、きょうの《浅田真央のコメント》が変わっている。きのうの文章から、《お母さんに今までより近くで見守られている気がします》という一文を削除して放送している。」と報せてもらいました。
さっそく調べました。テレビの内容はすでに消えているので、ネットで各新聞などの記事を調べてみました。
すると、(少なくとも読売は)不可解なことをしていることがわかりました。
テレビと違って、新聞は同じ記事を2度は載せません。当たり前ですね、活字は消えないのですから。
同じように、ネット(WEB)記事も過去記事は消えない(ことになっている)ので、同じ記事を載せることはありません。「MSN産経」や「毎日JP(スポニチ)、「時事通信」はきのう:12日に「・・・より近くで見守られている・・・」という部分もきちんと報道し、翌日:きょうになると、《浅田さんのコメントに関する記事》はありません。それが普通です。
<参照>
・gooニュース(時事通信)12日 http://news.goo.ne.jp/article/jiji/sports/jiji-111212F665.html?link_id=k_kanren_news_body
・スポニチ http://mainichi.jp/enta/sports/news/20111213spn00m050021000c.html・・・「毎日JP」の13日UPの記事だが、よく読むと、スポニチの12日発表記事の転載だとわかる。
・MSN産経 http://sankei.jp.msn.com/sports/news/111212/oth11121220390018-n2.htm
ところが、読売はとても不可解なことをしています。
まず、12日の記事:http://www.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20111212-OYT1T00827.htm?from=popin
母に近くで見守られている気がします…浅田真央
浅田真央の所属事務所は、浅田のコメントを発表した。
応援してくださっている皆さん、スケート関係、及びマスコミの皆さんへ
この度は、大変ご心配をおかけするとともに、試合直前の欠場となり、大変ご迷惑をおかけしました。
最初ケベックで連絡を受けたときは、今すぐに帰りたい、という気持ちと、試合を欠場しても良いのか?という思いで複雑でしたが、すぐに帰国して良かったと思っています。
帰る飛行機の中では、色々な事を考えましたが、きっとお母さんは自分が帰ってくるのを待っていてくれると信じて、ずっと祈っていました。
しかし、成田空港に到着してすぐにメールを確認すると、「ママは頑張れなかった」というお父さんからのメールを見て、涙が止まりませんでした。それでも、もしかしたら、と思い、名古屋の病院に駆けつけ、何度も「真央だよ!」と叫びましたが、やすらかな顔をしたお母さんは、やはり目を開くことはありませんでした。
でも、充分頑張ったし、もう、痛い思いをしないで済むんだ、と思うと、少しホッとする部分もあります。
この半年、容態が良くない時が時々あり、名古屋を離れる時は、いつもこれが最期かも、と思いながら出発していました。まだ、信じられない気もしますが、お母さんに今までより近くで見守られている気がします。
私たち姉妹にたくさんの愛を注いでくれたお母さんに、何度「ありがとう」と言っても足りません。
生前、家族で約束した通り、今後も自分の夢に向かって、やるべき事をしっかりやることが、お母さんも喜んでくれる事だと思い、今まで通り練習に励みたいと思います。
皆さん、今後とも応援よろしくお願いします。
浅田 真央
(2011年12月12日22時13分 読売新聞)
きちんと全文載せています。
次に、13日(きょう)の記事:http://www.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20111212-OYT1T01014.htm
「真央だよ!」…目を開けない母に何度も叫んだ
9日に母親の匡子(きょうこ)さんを肝硬変で亡くしたフィギュアスケートの浅田真央選手(21)(中京大)が告別式を終えた12日、コメントを発表した。
浅田選手は匡子さんの容体急変を知り、9日、カナダから急きょ帰国した。機内では「自分が帰ってくるのを待っていてくれると祈っていました」。しかし、成田空港で、「ママは頑張れなかった」という父からのメールで母の死を知り、涙が止まらなかったという。「それでも、もしかしたらと思い、名古屋の病院に駆けつけ、何度も『真央だよ!』と叫びましたが、安らかな顔をしたお母さんは、やはり目を開くことはありませんでした」と、最後の対面を振り返った。
「容体が良くない時が時々あり、名古屋を離れる時は、いつもこれが最後かも、と思いながら出発していました」とも明かした。
(2011年12月13日01時38分 読売新聞)
読売オンラインは、同じコメントの記事を二度も載せていますが、なぜ?
しかも、見出しを変え、「お母さんに・・・」という、日本人がいちばん感動する(だろう)言葉を削除しています。 なぜ????
きのうの夜、日本のマスメディア業界の中で、いったい何があったのでしょうか?
【推理】
「閉ざされた言語空間 ~占領軍の検閲と戦後日本~」(著者:江藤 淳 /文春文庫/1994) のP237~241に、「アメリカ(CCD)の検閲指針」が書かれています。
そこには、「削除または掲載発行禁止の対象になるもの」として、
(1) SCAPー連合国最高司令官(司令部)に対する批判
(2) 極東軍事裁判批判
(3) SCAPが憲法を起草したことに対する批判
(4) 検閲制度への言及
(5) 合衆国に対する批判:合衆国に対する直接間接の一切の批判がこれに相当する。
以下、(6)ロシアに対する批判、(7)英国に対する批判、(8)朝鮮人に対する批判、(9)中国に対する批判、(10)他の連合国に対する批判・・・と続いています。
その(17)に、「神国日本の宣伝:日本国を神聖視し、天皇の神格性を主張する直接間接の宣伝がこれに相当する。」という項目があります。
「賢人」は、「もしかすると、誰かが 《日本人の心にある伝統的な宗教性》 をいやがっているのかも…。」と言っていました。ここまで調べてくると、私もそう思わざるをえません。
では、誰がいやがっているのか? 上記検閲の文脈からすれば、《アメリカ合衆国はもちろん、もしかするとロシア、英国、朝鮮人、中国、他の連合国も》ということになりそうですが…
《日本の主な報道機関では、いまだになんらかの検閲行為が続いている》 という仮説を立てると、これまでのさまざまな疑惑・疑問に答えることができるようですが、真相はどうなのでしょう?
《新聞・テレビ業界の内部で、ひそかに「内規としての検閲項目」が実行されている》のか、
それとも、《主な業界人はすでに洗脳されているので自主的にやっている=「検閲」意識はなく、日本国民の教導者として、日本のために情報操作している》のか、
《戦後の業界は最初からずっと、「米国を筆頭にした連合軍」+「朝鮮人」によって支配されてきた》のか、
それとも…
いずれにしても、日本と日本人にとって重要なことがらについて、今のテレビ・新聞の情報を信じるのはとても危険なようです。
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