やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【文殊の会】 12/7の報告 ~歴史(入門) その1 ~

2011年12月14日 | ~h27 その他の記事

入会歓迎:ささやかな勉強会ですが、《学び合いによってお互いの見識(=知識と知恵)を高め合う》ことを目的として、続けています。(時:毎月第1・3水曜日19時~/所:佐賀県唐津市:相知交流文化センター)

文殊の智恵勉強会(第5回 12/7 )報告  
課題 【歴史】 日本の歴史 その1

■人類の歴史の中の日本
 <A氏> 
 
※下図は松永が作成。



1.人類の拡散 (数十万年前?~数万年前)

・現生人類:ホモ・サピエンスは、数十年前?にアフリカ大陸から世界へ拡散した(らしい・・・以下省略)。
・その間、ネグロイド(黒人)、コーカソイド(白人)、モンゴロイド(黄色人)、オーストラロイド(など)に分化(進化?)した。
・アフリカ・ユーラシア大陸とは海で隔てられていた日本・アメリカ大陸・豪州などへは、地球寒冷化(=氷河期)による海水面低下や海の凍結などによって、モンゴロイドが、数万年前から渡りはじめた。

日本列島には、2万年前ごろまでに、北方や南方からなどの数ルートで渡ってきた。その人々が「縄文人」になった。
<参考 ttp://blog.goo.ne.jp/elderbp/e/212293423c84dfebc444d1dfe1e24aea

2.日本:縄文人から弥生人へ ~日本人の特質の形成~ (4~3千年前ごろ)

・4~3千年前ごろ、主に中国南部:水田稲作地帯である江南地方から「倭人」と呼ばれていた人々が、断続的に渡海して(逃げて?)きた。
・縄文人と倭人は《全滅するほど殺しあうことはなく》、共生し、次第に「弥生人」を形成した。
<参考 
http://blog.kodai-bunmei.net/blog/2011/11/001349.html

※ユーラシア大陸では、民族どうしの戦い(侵略等)で「皆殺し:民族浄化」がかなり行われたらしい(少数は「奴隷」として生き延びたらしい)。したがって、現在、《日本民族がもっとも人類遺伝子の種類が多い》という状況になっているそうだ。

3.現代に続く文明 <サミュエル・P・ハンティントンによる>
 
・数千年前からの最古とされる中華文明(※ただし、最近半世紀にわたる「中共支配」のもとでそうとう破壊されているらしいが)、日本文明、ヒンドゥ文明、イスラム文明、西欧(米)文明、ロシア正教会文明、ラテンアメリカ文明、アフリカ文明(?)がある。

日本文明は、ほぼ2千年近く続いているが、その間おおむね一国家・一文明を続けている唯一の文明。また、皇室は、世界最古の王朝である。
 ※日本文明の核心的要素は、神道(宗教)、天皇制、水田稲作文化など。

4.帝国主義:植民地時代 (西暦16世紀~20世紀)

・ほぼ500年間で、西欧白人国家が、ほぼ世界中を侵略し、その多くを植民地化した。20世紀になってようやく米国と日本が「帝国主義国家」に加わった。この時代は、いやおうなく、《帝国主義国家をめざすか、植民地にされるか》のおおむね二択しかない時代だった。

日本は、危ういところで植民地化を免れ、「和魂洋才」をもって「欧米の科学技術」を素早く採り入れ、「明治維新」後数十年にして有色人種で唯一の世界の有力国家になった。
・大東亜戦争(米呼称「太平洋戦争」)は、大局的には《東・東南アジア・西太平洋をめぐっての日米の避けられない帝国主義的覇権争い》だった。また、結果的に、《有色人種が欧米の植民地から脱して独立する》きっかけとなったことはまちがいない。
 (※《日本がハワイを攻撃したこと》が戦争の原因というわけではない。江戸時代の開国以来、欧米に対しては、日本がずっと「自衛的」であったことはまちがいない。)

~つづく~

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