老ホーク雑感

ホークスを中心に、野球の他、スポーツ全般の話を、何の脈絡もなく、思いつくままに書いています。

ひ弱い体質

2009-10-04 17:41:40 | ソフトバンクホークス
 折角、楽天が負けているのに・・・付き合いの良いことで・・・

 競り合っているチームが負ける時には必ず負ける。肝心のところで勝ちきれない。「ひ弱い体質」がチームに染み込んだようだ。

 大隣の崩れる典型的なパターン、ちょっとしたミスや不運な当たりで走者が出るとそれまでの攻めのピッチングが影をひそめ、コーナーを狙ったボールが外れる。そうしているうちに本当にストライクが入らなくなってくる。四球でランナーが塁を埋めるとチキンハートで心臓パクパク、1.2球ボールになると球を置きにいく。平凡な球を連打されて大量失点・・・

 3回までは2安打を打たれたものの危なげないピッチング、4回も3番4番を3球でしとめた2死後だっただけに勿体ない4失点だった。
 しかも、ファイターズの攻撃場面はここだけ、摂津が復帰した中継陣がほぼ完璧に抑えただけになんとも惜しまれる敗戦となる。

 ホークス7安打で2点、ファイターズは6安打で4点、スコアブックを見ていると4-2で勝っていてもおかしくない試合。
 いい当たりが正面を突いたり、相手の好プレーに阻まれたり、不運もあったが、全体に覇気が感じられなかった。何とか2位でフィニッシュしたいという気持ちが見えなかった。

 自分的にはどちらでもいいんだが、監督や選手たちはそれでは困る、最後までさすがホークスだというスピリットを魅せて貰いたい。

 後は全勝、後は全勝と言いながら残りは2試合となってしまった。何度目かの正直、今度こそあと2試合は○○で終わろうじゃないか。

 

名月に 戦力外の 影侘びし

2009-10-03 19:33:27 | ソフトバンクホークス
今日は珍しく(ホークスが)ゲームのない土曜日、何か力の抜けるような、ほっとするような妙な気分、雨上がりの雲間に顔を出した中秋の名月を眺めながら、団子片手に楽天の戦いぶりでもチェックすることにした。

 いや~~楽天打線が大爆発、鉄平の3ラン2本をはじめ5ホーマーで14点、一時は細川の2ランで1点差まで迫ったが、抵抗はそれまで、  目的のあるチームと殆どなくなったチームとの差が如実に表れた。

 ホークス相手に颯爽と投げる帆足の姿はどこへ行ってしまったのか?

 これで西武のCS出場は×となり、CS出場3チームが確定。

 クリスタ宮城はまるで優勝したような騒ぎ、お立ち台には先発メンバー9人が上がっていた。



 この日、ソフトバンクホークスから戦力外通告のニュース、この時期には避けられない行事だが、永年ともに喜び、ともに悔しい思いをした選手たち、しかもその最盛期の活躍を知るだけに矢張り寂しい。



 篠原 孝行投手(33)98年D2位 沖学園-三菱重工長崎-ダイエー

キレのある速球は、直球と分かっていても打てなかったと言われている。
99年には中継ぎで14勝2敗で最高勝率投手に輝いた。僅差のビハインドでも篠原が登板すると逆転して勝利投手になるパターンが懐かしい。
まだ若く、一回くらいのリリーフなら十分任せられると思っている。

 的場 直樹捕手(32)00年D3位 上宮高-明治大-ダイエー

 リードは良いんだが打撃面の弱さで正捕手の座は攫めなかった。
 その洒脱なキャラクターでチーム内に明るい笑いを振りまき、明るいムードメーカーとなる。斎藤和巳投手との相性は抜群、和巳にとってはなくてはならぬ女房役だった。誰からも愛されるマットン、新しいチームで一皮むけた活躍を祈ってi
る。

 本間 満内野手(37)95年D3位 駒大岩見沢高-駒沢大-ダイエー
 
 内野ならどこでも出来るユーティリティープレーヤー、器用さが災いしたレギュラーとして定位置を確保することはできなかった。しかし、渋く勝負強い打撃と派手さはないが堅実な守備でスーパーサブとして活躍、フアンには忘れられない選手、出来れば内野守備コーチとして後進の指導当たって欲しい。     



(ホークス球団発表より)
 【篠原投手コメント】
ホークスという球団が本当に好きで、逆指名して入団したチーム。12年間現役でプレーできたことを誇りに思うし、本当に幸せだと思います。今は、支えてくれた皆さんに感謝です。
※篠原選手の今後の進路については、現時点では未定です

【的場捕手コメント】
これまで選手として成長させてくれたホークスとファンの皆さんに感謝しています。
来年もプロ野球選手としてプレーすることを目指して頑張りたいと思います。
※的場選手は、現役続行を希望しております

【本間内野手コメント】
3度の優勝、オールスター出場と色々思い出はありますが、ヒーローインタビューのときに、スタンドのファンから「ありがとう」と言われた時が一番うれしかったし、そのために、プレーしていたようなものです。福岡と全国のファンの皆さんには、15年間、本当に感謝の気持ちだけです。
※本間選手の進路については、現時点では未定です


暫定三位

2009-10-01 22:46:02 | ソフトバンクホークス
 がっぷり四つに組み合った好試合、勝負を分けたのは、野球の神様が北を向いてほほ笑んだに過ぎない。

 しかし、防御率2点台の右のエース、ホールトンが打ち込まれて5失点では敗戦もむべなしというところか。7回途中で9安打4四球、決してコントロールが悪かったわけではない。ボール球を打たして取るのが身上のホールトンに対し、ボールに手を出さず、球数を増やす策をとりながら失投を捉えた楽天打線を認めざるを得ない。
 
 ホークスにも勝つチャンスはあった。ちょっとしたツキがあるかないかということ。

 5回、3点をあげて逆転し、なお1死2.3塁、たたみかけてビッグイニングとしたいところだった。オーティズの打球は右中間に上がる、センター鉄平が捕球、位置は深くはなかったが、サードランナーは松田、犠牲フライにはなるだろうと思った。鉄平からのバックホームはサード側にそれ、キャッチャーが掴んだところへ走ってきた松田が接触した形でタッチアウト。

 7回に逆転されるきっかけは先頭中村真の内野安打、打ち取った当たりが大きくバウンドして投手横、ホールトンつかんで慌てて1塁送球、これがちょっと左にそれて1塁セーフとなった。

 とは言え負けたことには違いがない。

 一つだけ心にかかるのは、乗りに乗っている明石を何故使わないんだろう。一歩譲って相手投手が左だから病み上がりの多村を持ってきたのは一応了としよう。しかし、結果は見ての通りである。傷だらけの主砲の猛打賞も無駄花になってしまった。すくなくとも6回の川岸に対しては代打明石で行くべきではなかったか?もし6回で凡退しても9回にはチャンスに巡ってきた筈、

 名前と実績に遠慮があったのかもしれないが、采配に時には非情も必要、誰が見ても 現状では多村より明石の方に勢いがある。何とかしてくれるという期待感がある。
 残り3試合、悔いのない戦いを切望する。

 楽天戦は残念ながら負け越しが決定した。明日の最終戦、杉内が登板する。恐らく今季最後の先発(6日の最終戦対オリックスで投手総動員となれば登板の可能性はあるが・・・)有終の美を飾るピッチングを期待したい。最多勝、最高勝率、最多奪三振・・・2度目の沢村賞の可能性も・・・・・

 杉内対田中 白熱した試合になりそうだ。


仙台秋の陣、1勝1敗

2009-09-30 21:34:00 | ソフトバンクホークス
 今日の負けは半ば想定内、だが、結果的には5回の失点がすべてであっただけにランダンプレーでの田上のミスは悔やまれる。

 今季初登板、初先発の岩嵜、久しぶりに見たが、一段と成長している様子が窺えた。斎藤和巳ばりの投球フォームでプロのピッチャーらしい風格さえ感じさせるプレート捌き。さすがにヒットは打たれたが、相手の走塁ミスに助けられたり、投前バントを併殺に取る好フィールディング等で4回まで無失点。

 パーフェクトに抑えられた一回り目が終わると4回先頭の松田がバックスクリーンに飛び込む大ホ-ムラン(8号ソロ)、チーム初安打で先制。

 5回にも1死2.3塁のチャンスを作るが、ここは寸止め、永井を捕まえ切れない。

 この回を抑えると勝ち投手の権利が出来る5回の岩嵜、先頭草野の一ゴロがイレギュラーして内野安打、リンデン見逃しの三振はお見事、セギノールには右に打たれて(代走内村)1死1.3塁で小坂が打席へ・・・スクイズ警戒の場面だったが、前進守備のファースト正面のゴロ、バックホームして挟んだ3塁走者を追った田上がサード松田に高投(写真)、ボールは外野へ・・・・同点となりなおランナーは2.3塁、このあと四球、ヒット(オーティズの拙守)で勝ち越し点を奪われた。ここで岩嵜は降板。
  
 リリーフは甲藤、球は速いがコントロールが効かない。渡辺直に粘られて10球目、レフト横へ2塁打で追加点2点、鉄平の浅いレフトフライはオーティズ捕れず(エラー)1点、山崎犠飛でこの回合計6点のビッグイニングとなってしまった。

 田上はもう少しサード側へランナーを追い込むべきでなかったか?送球のタイミングがちょっと早かったと思う。
 その前にゴロを捕った小久保、前進守備でゴロ→バックホームの設定上でのプレー、流れの中でのバックホームはやむを得ないが、あのタイミングは3-4-3のゲッツーも十分可能だった。(打者走者が小坂だったから無理か?)成功していたら大ファインプレーになったんだが・・・・

 オーティズの守備はある程度織り込み済みではある。でもねえ・・・点に絡む大事なポイントで、そんなに難しいとは思えないプレーでミスされるとねえ・・・
ピッチャーの気持ちを考えるとねえ・・・ バットで返してくれ、お釣りが出るほど・・・・

 天敵中の天敵、永井 怜に又、名をなさしめた。12勝のうち、わがホークスが5勝を提供している。年末には球団事務所に歳暮が送られてくるかもわからない。
 何故、ひねられるのか正直良く分からない。そんなに厳しい攻め方をしているとは思えないし、あえて言えば落ちるボールを見切れないところだろうか?
 CSステージ1、の相手は楽天になるだろう、勝ち負けはどうでもいいのだが、同じようにひねられては来シーズンまで悔しさが残る。最後は絶対にKOしようではないか。

 岩嵜 翔、力不足と不運が絡んで初登板は敗戦投手となった。しかし、ポテンシャリティーは十分、来季はローテーションの構成メンバーになるに違いない。
 期待は膨らむ。

 さて、これで1勝1敗、ゲーム差は半ゲーム。まあ、これは想定内のこと、明日の先発はD.ホールトンVS藤原紘通、当然勝利を想定している。

  スカッと勝とう  頑張ろうホークス!!

仙台秋の陣、先勝!

2009-09-29 23:03:17 | ソフトバンクホークス
 延長10回、川崎の好走塁が森本の快打を呼び、小山の暴投を誘い出して接戦を制す。

 スターティングメンバーでは6番ライト多村だったのが、何故か1回の守備から明石に交代、左手首(指?)に死球を受けた本多が守備機会に交代、明石セカンド、ライトには小斉が入る。小斉の代走が森本がセカンドに明石はライトに戻る。

 結果的には代役の明石、森本が大活躍、勝利の立役者になるのだから野球は面白い。尤も不振の本多、元気のない多村に代えて森本、明石を・・・との声は早くからあったが・・・・

 明石、長谷川、田上のシャドウクリンナップの活躍をはじめ、川崎の好走塁(写真)や田上のホームラン(24号ソロ)で前半5対1とリード、和田はストレート、スライダーで内角(右)を果敢に攻めるピッチングで健投していたが6回に2失点、勝利投手の権利を持ってこの回で降板となる。

 7回から登板した水田は、鉄平の大きくバウンドした投ゴロを1塁へ高投、いきなり無死2塁のピンチ、山崎には真ん中の変化球をジャストミートされ、あっという間に同点ホームラン・・・・流れは一気にイーグルスへ・・・・

 終盤はお互いに決定打が出ず延長戦となるが、9回に登板した馬原が定番の大劇場演出、先頭高須四球(代走聖沢)、聖沢2盗成功(判定は微妙・・)、鉄平一ゴロで聖沢三進、1死3塁で山崎、草野を連続敬遠の満塁策。

 断崖絶壁のピンチで打者はセギノール、馬原渾身のストレートでぐいぐい攻める。150K超のストレートが真ん中めがけて投げ込まれる。
 ボールカウント2-3、最後の球はちょっと変化した、これを引っかけたセギノールは一ゴロ、3-2-3のダブルプレーで脱出・・・・(冷や汗)

 延長10回、投手は小山、先頭川崎が四球を選んで出塁、松田がバントの構え、8回に失敗しているだけにやや硬い。案の定又失敗、キャッチャー背後へ小フライ・・・・中谷がダイビングキャッチ・・(がっかり・・)

 その瞬間、川崎がタッチアップから2塁へ走る。セーフ・・・・
 結果的には犠打成功と同じ形になった。中谷の捕球姿勢と場所を見て瞬時に判断した川崎のフアインプレー。

 これで外野が前進守備、森本の痛打はその前進守備のライトを抜ける3塁打、川崎が勝ち越しのホームを踏んだ。森本も小山の暴投で生還、これが結果的には貴重な得点となる。

 2点のリードを背負って2イニング目の馬原、今度はすっきりとやってくれるだろうと期待したが中村のホームランで又暗雲が・・・だが最後はきっちりと〆てゲームセット。

 試合時間、4時間31分、総力戦はホークスが制した。


 本多の怪我の具合が心配、多村の交代の事情も良く分からないが、投手陣では摂津の発熱、ファルケンボーグ、ジャマーノの抹消・・・・ここにきて怪我、故障が続出している。あと5試合、何とか無事に有終の美を飾れるよう頑張ろう。

 明日は岩嵜の今季初登板、どんな快投を見せてくれるのか楽しみ。
 相手は天敵永井、最後くらいは参りましたと言ってもらおうじゃないか。

 
 「決めてやろうと(バッターボックスへ)立ちました。・・・
  走っているときはヒローインタビューで何をしゃべろうか、と思って・・・
  今日のプロ野球ニュースで僕がいっぱい出るので皆さんチェックしてください・・・・・・・」(森本選手のヒーローインタビューで)


PS.
それにしても今日の飯塚球審のジャッジもひどかった。テレビでは「楽天フアンからすればボール、ソフトバンクフアンからすればストライクに見える」と当たり障りのないしゃべりをしていたが、とてもそんな程度のブレではなかった。ジャッジの問題なのであまりくどくど言わないが、ひとつのミスは試合を左右する例もある。ブレないジャッジをお願いしたい。
 

一矢を報いた

2009-09-27 22:42:28 | ソフトバンクホークス
 大隣の快投、オーティズの快打、でホークスは一矢を報いた。

 数字の上で優位に立っているファイターズ打線に、何としても勝たねばならぬと言う迫力はなかった・・・・・なんてことは言わずに、ここは素直にホークスの健闘に拍手を送りたい。

 大隣、8回1/3(完投して欲しかったが・・)を投げて、5安打、4四球、2失点、は立派に及第点、奪三振8はニュー大隣をアピールした。今季8勝目、ピッチングのコツが分かってってきたようだ、一層研鑽、来季はローテの主力として活躍を期待している。

 攻の立役者はオーティズ、4回不調に悩んでいた本多がヒット、オーティズは武田勝の失投を見逃さずレフト席へ20号2ランホームランで先制。

 6回には先頭打者でライトオーバー(もう少しでHR)の2塁打、意表をついてディレードスチール、慌てた武田勝のサードへの悪送球を誘い一挙生還、貴重な追加点。

 その後、両チームが1点づつ、4対1で最終回を迎える。大隣はヒットのランナー二人を残して降板、馬原はランナー一人は還すが、しっかり〆て久しぶりのセーブ29。

 楽天が物凄い勢いで追いかけてきた。その楽天と明後日から4連戦、優勝への希望を残す意味で全勝あるのみ、みちのくの秋は早く、夜の冷気とともに厳しいゲームになるだろうが、ここで見せてやろうじゃないか、ホークスの意地と底力を・・・・

終戦・・・・・・・・・

2009-09-26 23:16:38 | ソフトバンクホークス
 数字の上で可能性が0になったわけではない。しかし、今日の負けは事実上の終戦、心理的には痛すぎる敗戦となった。

 このゲーム、もうこれで勝ったと思ったのが3回ある。

 最初は同点で迎えた6回ウラ、先頭オーティズが2本目の2塁打で出塁、小久保、進塁打を狙った右打ちがセカンド田中を抜くヒットとなりオーティズが生還、バックホームの間に小久保も2塁へ・・・松中も進塁打のセカンドゴロで1死3塁、多村センターへ犠牲フライ、小久保生還で2点勝ち越し。主力打者のチームバッティングで流れるような見事な攻撃。

 2回目は1点差に迫られた8回ウラ、又先頭オーティズが四球を選んで出塁(代走城所)、小久保3本目のヒットがライトへ・・無死1.3塁、打者松中で投手は宮西に代わる。松中、レフト前への軽打がヒットになって城所生還、大きな大きな1点が入った。
(なお、無死1.2塁のチャンス、決定的となる追加点が欲しいところだったが、多村凡退、長谷川ショートライナーで飛び出した小久保もアウト。長谷川0-3から打つのが悪いとは言わないが、打つのならば振り切って力のある打球を打つべきだと思うが・・・)

 3回目は8回2死から杉内をリリーフした摂津が、9回代打稲田、糸井を打ち取り、2死となったとき。

 2点差で2死ランナーなし、やれやれこれで勝ったと思った。ベンチもあと1アウトを待つだけという安堵の顔顔・・・しかし、野球は2アウトからと言われている
ように何が起きるかわからない。代打坪井2塁打、金子誠ヒットで1.3塁、田中四球のボールが暴投となり1点入って又1.3塁、代打二岡がライト前ヒット、土壇場で追いつかれてしまった。


 延長戦に入ってからはファイターズの流れ、馬原、森福、藤岡、水田のリレーで防戦一方、しかし、12回藤岡がスレッジにセンターオーバーの大ホームランを打たれ、これが決勝点となる。ローボールヒッターのスレッジに真ん中低目、打ってくださいと言わんばかりのボールを完璧に打ち返された。ここでも投手のアバウトなコントロールが命とりとなる。

 この敗戦で一番責任を感じているのは摂津投手だろうと思う。しかし、摂津くんを責めるファンなんて一人もいない。今までの君の功績には頭が下がるほど・・・・今日の敗戦だって君の責任だなんて思ってもいない。

 まして・・君は負けていなかったんだから・・・

 9回2死1.3塁、田中に対するボールカウント2-2、甲子園だったら「あと1球」の大合唱になる場面、その1球は摂津得意のストレートが外角低めに決まった。
 三振!ゲームセット!!・・・・・となる筈が丹波球審のジャッジはボール・・?

 左打者に対する八木の外角スライダーには呆れる程の甘いジャッジだった丹波球審のブレようには唖然とした。さしもの摂津もショックだったのか次の球は力んで大きく手前でバウンドする暴投となる。

 杉内も好調とは言えなかったものの要所を締めて頑張っていたのに、16勝目がフイになってしまった。 
 
 いろいろな意味で痛すぎる敗戦、明日からは終戦処理業務が始まる。

 今日は4時間45分の超長帳場、昨日の4時間20分と合わせ、2日で9時間5分。

 選手の皆さん。お疲れ様でした。明日は13時開始のデーゲーム、やけ酒なんか飲まないで早く帰って休んで下さい。

 フアンの皆さん、お疲れ様でした。早く寝るといたしましょう。(丹波球審が夢に出てくるかもわかりませんが・・・)

0対0で負け

2009-09-25 23:21:03 | ソフトバンクホークス
 あと1本が・・・・今季、何度この言葉を聞いたことか。
 今日はその集大成ともいうべきゲームだった。

 先頭打者が出塁したのが6回、そのうち5回送りバントを企て(珍しく)すべて成功している。バントをしていないのは打者オーティズの場合だけ、オーティズは中飛に倒れたが、小久保が四球を選んでいる。

 8回は1死後、川崎四球、オーティズ右中間に2塁打、(この時の稲葉の守備が素晴らしく、川崎が生還出来なかった)

 実に7回、得点圏に走者を出したのに誰ひとり還ってこない。正に「寸止め」のオンパレード。最終回引き分け寸前、川崎のライト線ファールでその極に達した。

 7安打、8四死球、併殺2で13残塁・・・

 ホークスフアンは集団消化不良に罹ってしまったに違いない。


 ファイターズも2.4回、高橋の先頭打者2塁打をものにできない。2回はホールトンの上背の高さを利して高橋を本塁で刺したファインプレーがあったものの矢張り再三のチャンスにあと1本が出ず、徒にスコアボードに0を並べていく。

 この辺りに両チームの現状が表れているようだ。

 ファイターズが繰り出した投手は8人、これはベンチ入り全員。

 ホークスもホールトン(7)から摂津(2)、馬原(2)、水田(1)と勝ちゲーム用投手を総動員。(と言ってもこれだけしかいないが・・・)

 中盤以降は完全に流れはホークス、特に8.9回を投げた摂津のピッチングが圧巻だっただけにここで何とかしたかった・・・

 本多がマイナスのスパイラルに嵌ってしまっているようだ。気分転換のためにも明石、森本の起用をぜひ考えて欲しい。

 明石と言えば、最終回城所のところで代打を出すのなら小斉じゃなくて明石だろう。緊張する場面で小斉は打てない、ボールを見てないんだから・・金森の制球難で四球を選らんだが、ここは内野安打でもポテンヒットでもとにかくヒットが欲しい場面。     小斉の代走が明石、何だかな~~

 引き分けに持ち込んだといえば聞こえはいいが、ホークスにとっては負けと同じ、ファイターズは笑顔でハイタッチ。

 とにかく残る8ゲームを全勝する以外に選択肢はない。

 明日は杉内俊哉VS八木智哉 杉内には前回の悔しい負けを払底するような快投を期待、8連勝スタートの花火を派手に打ち上げよう。

 鷹打線の皆さん、頑張りましょう!!

秋分哀歌

2009-09-23 23:12:46 | ソフトバンクホークス
 このところ毎年、秋のお彼岸どきになると鬱の日が続く。理由は今更説明する必要はないと思うが、毎年同じような文章を書いているような気がして昨年のページを繰って見た。

 
 今日9月23日には王監督が辞任を発表、記者会見を行っている。
 「チームが生まれ変わるためにも監督交代が必要だ・・・」

 翌24日はホームでのラストゲーム、これも勝利で飾れず6連敗で11年ぶりのBクラスが決定した。


 今年は現在辛うじてAクラスに踏みとどまっているので、幾分ましかと自ら慰めてはいるが、果たしてチームは生まれ変わったか?
 このままではBクラスの常連球団となる可能性を危惧しているのは私だけだろうか?


 さて、今日のゲーム、昨日からの「怒」の連鎖が続いているらしい。
 大場の立ち上がり、四球ー盗塁ー犠打ー四球、そして本多のエラー、ノーヒットで先制点を献上・・・昨日の川崎と言い、今日の本多と言い、いずれもゲッツーチェンジとなるところでのミスで余計な失点、ピッチャーを守り立てるべき時に足をひっぱってしまった。

 しかし、1回には同じような展開から併殺崩れの間に1点が入り、すぐ追いついた。この場面オーティズの2塁へのスライディングが併殺を防ぐグッジョブ。

 大場、大嶺両先発とも冴えない。3回にも1点づつ取って2対2、追いついては離され、すぐ又追いつくという展開、四球が多く時間ばかりかかるダラダラゲーム、どちらが先にピリッとするか・・・

 4回に大きくゲームが動く。大場簡単に2死をとったあと、早川に1塁内野安打(小久保のエラーと見たが・・・)、これがケチのつき始め、盗塁ー四球とお定まりのコース、2死1.2塁で塀内にヒットされ又1点を勝ち越される。福浦にも四球で満塁、ここで大場が降板、(写真)次打者が左の大松ということで神内のリリーフが告げられた。

 神内の初球、大松のバットが一閃、ライトスタンドへ一直線のホームラン、「グランドスラム」

 余りにも不用意の一球、2死満塁当たっている4番バッターに対する初球としては考えられないようなボール・・・(そうか、コントロール出来なかったのか、だったら真ん中へ行ったボールが悪い・・・?)

 大隣、大場、高橋秀、神内に共通する課題、これ(大雑把なコントロール)が解消されない限り、投げて見ないとわからない投手、という肩書は取れず、一流投手には程遠いものがある。

 まあ、愚痴はこれぐらいにして本題に戻ろう。
 
 5点を追って4回裏の攻撃、小斉、明石の連打で無死2.3塁のチャンス、本多三振のあと、川崎が投触二ゴロ、この間に1点、大嶺の右腕に当たったボールがセカンド守備位置へ・・・当たっていなかったらセンターへ抜けた当たり(惜)、オーティズ中前安打でこの回2点目、3点差となり後半の反撃に期待。
 ボールが当たった大嶺はこの回で降板、リリーフは根本。

 

 だが、5回以降はゲームの動きがぴたっと止まる。
 
 3番手以降の藤岡、ジャマーノ、馬原がノーヒットに抑え、9回馬原が出した四球のランナーが2人だけ。

 6回、代打松田が無死ヒットで出塁するが続かず。

 8回、無死から長谷川、田上が連打、反撃開始とスタンドが沸いた。
 次打者は松田、期待が膨らむ・・・・マリーンズの投手は内から荻野へスイッチ。

 
 えっ・・バント? 3点差でバントの指令?・・結局3バント失敗。
 連打で意気上がり、流れに乗って一挙に逆転を狙いたいところ、この消極策は如何なものか。 バッテリーミスが出て走者は進塁、送ったのと同じ結果になったが、結局は多村の三ゴロの間に1点を返しただけ。9回も三者凡退に終わった。

 このカードも負け越し、9連戦は3勝6敗で終わる。

 明後日からファイターズと3連戦、とても首位攻防戦といえる状態ではないが、最後にホークスの意地を見せよう。 

国民の…いやAクラスの休日

2009-09-22 17:18:06 | ソフトバンクホークス
 なにやってんだ・・(怒)

 試合開始早々からTV画面に向かって怒鳴りまくり・・・・

 その日によって良い日、悪い日が極端に変わる高橋秀聡、今日は悪い日に当たったようだ。いや悪いんじゃないコントロールが良すぎるのか、いつもの適当に荒れる「らしさ」は見られなかった。勢いとテンポが命の投手が纏まり過ぎては並みの投手、いや~ピッチングは難しい。

 初回、左には完全に捉えられ、右には四球、あっという間に2点を先制される。
 ようやく今江を二ゴロに打ち取り、イージーゲッツーでチェンジ・・の筈が川崎が送球の際ボールをこぼす信じられないようなミス、余計な3点目を差し上げた。
 イージー過ぎてやや軽率になったのかも知れない。

 その川崎が1回ウラ死球で出塁した。せめて1点でも返しておきたいところ・・・
今日も2盗に失敗、チャンスの芽を自ら摘んでしまう。アンダースローでモーションは大きい、ボールの遅い俊介は盗塁のチャンスではあるが、それもうまくスタートできれば・・の話、画面で見る限り明らかにスタートは悪かった。スタートの悪さは自分でもわかっていた筈、すぐ止めれば良いのに強引に走って余裕アウト。

  2回、投手は神内に代わる。先頭早坂が大きなバウンドでサードを越す安打・・これはしょうがない、むしろ早坂が打球を見ず1塁を走り抜けたため2塁打にならなかったのがラッキーだったといえよう。それなのに・・・・
 現在、マリーンズの足を代表するのは早坂、当然警戒すべきなのに神内は簡単にモーションを盗まれて2盗、3盗・・・福浦に打たれて簡単に追加点を与えてしまう。4-0

 ここまでが「怒」の連鎖、つまらないことかもしれないが序盤の余計な失点があとで響いてくる結果となった。

 負けられない。ホークスは2.3.4回にじりじりと1点づつ返し1点差、5回には川崎のヒットと小久四球で1死1.3塁、同点→逆転のチャンス、多村の強打はサード正面に飛びゲッツーで同点ならず。
 流れが来ていただけに惜しまれる一打だったが、俊介のシュートを引っ張った多村の負け。

 6回も先頭長谷川が安打しながら、オーティズが同じようにシュートに引っかり三ゴロ併殺・・なんだかなあ~

 これで倒れそうだった俊介が踏み止まり、8回まで粘られてしまった。

 神内を2イニングで見限り、4回から和田の中継ぎトライアル、今日の和田はストレートが走り、コントロールも良かった。6回先頭里崎に四球を出すが橋本のバントを好フィールディングで1-4-3の見事なゲッツー、7回には3者三振とすっかり和田ペース。

 しかし、8回当たっている福浦にライトポール際に痛恨のホームラン、もう一息で追いつけようかという時点で痛~い痛い一打となる。大松にもヒットを許し、ベニーを迎えたところで水田にスイッチ、ところが四球、ヒットで最後のアウトが取れない。前回の失敗の再現となりそうな満塁の場面で馬原が登板、南三振でようやく火を消した。

 9回も馬原が三者凡退に退けて、最終回の反撃を待つ。

 最終回クローザー、シコースキーが登板、簡単に2アウト、これまでかと思った途端、松田のヒットから猛反撃が始まった。制球ままならぬシコちゃん劇場の開幕、本多、川崎が連続四球、2死満塁で松中という最高の舞台が出来上がった。

 松中の狙い澄ました一打は三遊間へ痛烈なライナー・・・やった~~
 次の瞬間、今江のグラブへすっぽりと入ったボールがあった。松中シフトで殆どショートの守備位置にいた今江のファインプレーで万事休す。

 惜しかったあ~~
 序盤の失点がこうまで重くのしかかるとは・・・・・

 幸いと言おうか残念と言おうか、上位チームが揃って躓いた。

 残りゲームが少なくなり、優勝やCSが目に見えてくると各チームともプレッシャーで常態でなくなる。どんなサプライズやミラクルが生まれるか・・・ある意味楽しみが増えたような気分になってきた。

 和田や馬原の復調(と思いたい・・)という好データもある。遅すぎたといえばそれまでだが、間にあったと後で思えるくらいの活躍を期待したい。

 明日は大場VS大嶺、  大場、先発勝利の大輪を咲かそう、頑張れ大場!

 ロッテ戦、負け越しは決定したが、せめて最終戦くらい気持ち良く勝とうよ。

 頑張ろうぜ  鷹の皆さん!!