
先日香取神社の横に「小松菜屋敷」なる看板を見つけた。以前の掲示したように小松菜はこの地が発祥と言うのは知っていたが、この小松菜屋敷で誕生したそうだ。
こんな近くに!
鷹狩りを好んだ「鷹将軍」こと八代将軍徳川吉宗(有徳院)は、湿地帯が多く好狩場であった葛西領の、特に現在の江戸川区には76回も訪れている。亀井家(昔より土地の人々に「いづみ様」とよばれて来た)に伝わる話として、享保4(1719)年に吉宗公が来られた際、西小松川村の間々井の森の香取社で、ときの神主・亀井和泉守が、餅の清まし汁に冬菜を添えて差し上げたところ、将軍はその冬菜の香味を大変喜ばれた。未だこの菜に名前がなかったところから、小松川の里の名ゆえに「小松菜」と命名されたと伝えられている。
ちなみに亀井家に伝わる半跏思惟(はんかしい)の如意輪観音」像の「こまつな様」は、神仏習合時代の女性の先祖の供養仏で、心配事や困った事があった時などに、お願いすると必ず願いを叶えてくれました。特に「困ったな(こまっつな)」と言って畑の小松菜を摘んで来て供えると「願いが早く叶う」と言う言い伝えが残っているそうだ。
結構地元のことって知らないものだ。有限会社やな瀬不動産