東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

広島へ行って来た~尾道

2014年06月27日 09時39分41秒 | ひとり旅の話

いつものようにホテルの目覚ましよりも早く起床。

外は今にも泣き出しそうな天気だが、晴れ男の私は傘なんて持って来ておらず、いつものように「何とかなるだろう」と今回のひとり旅のメインである尾道へと向かう。広島駅から新幹線に乗車し、朝食に駅弁「あなごめし」を食べながら車窓を楽しむ。ん?窓に雨が・・・まあ大丈夫だろうと三原駅で下車。この時間帯は乗り継ぎが悪く、車内広告がほとんど掲示されていないすっきりとした呉線に乗り、糸崎駅で乗り換え、山陽本線に乗り換える。車内で10分程度待つ。わずかひと駅で尾道駅に到着。比較的近代的な駅舎の観光案内所で映画ロケマップを入手する。そして街の音を聴き逃さぬように携帯プレーヤーのイヤホンを外し、いよいよ散策が始まる。するといきなり小雨が降り始めた。でも傘を差すほどではないのでズンズンと歩き出す。

まず初めに映画「転校生」で小林聡美が自転車で登っていた跨線橋。主人公同様、橋から坂道へと突入する。

長崎の坂道とは比較にならない程、細くて急な坂が続く。大林監督が制作した「おのみちロケ他案内図」は通称「迷子の地図」と呼ばれており、非常にざっくりとしている地図で何度も何度も行き止まりにぶつかる。道を訊ねようにもまず人がいないので、自分の勘だけで進んで行く。

次第に幼い頃に新しい道を発見した喜びを体感している自分に気が付く。 

しかし途中からだんだん辛くなる。まるで苦行のようだ。

でも好奇心だけが私の足を上に横に下にと後押ししてくれる。

ロープウエイを利用せず、行き止まり、引き返し、上へ下へと登り降りを繰り返し、志賀直哉旧居を経由し、ようやく尾道市内を見下ろせる千光寺に到着。この時点でかなり疲労困憊・・・遠くに新尾道大橋が霞んで見える。時間と元気があればこの橋を渡ってしまなみ海道をサイクリングする予定だったが、時間はあるものの元気が無く即決で断念する。その後、かなり遠回りをして、よく劇中で登場する「長江小学校横の道」を経由し、私が一番見たかった転校生で男女が入れ替わる御袖天満宮に到着。目の前にそびえ立つ石段が待ち受けている。げぇ~長くて高い・・・

ようやく一枚岩で出来た石段55段を登り切ったところで、腰を下ろす。そうそうこれが見たかったと何枚も写真を撮る。そしてその後、尾道水道まで足を伸ばし、転校生のラストシーンでふたりが別れた尾道市役所前の道路、斉藤一夫の住む海沿いにある家を見物したところで、体力はほぼ0になっていた。もう気力も残っておらず、尾道駅へと続くアーケードをとぼとぼと歩く。右足ふくらはぎに変な痛みを感じる。体力の消耗は思考力さえ奪うようで、非常に効率の悪い歩き方をしてしまい、商店街を行ったり来たりして、尾道ラーメンの超有名店「朱華園」でランチを済ませる頃には、引き摺るように歩き、苦痛で顔をゆがめていた。他にもいくつかロケ地が点在していたものの、すでに足は尾道駅へと向かっていた。電車時刻の調整の為、駅前で尾道コーヒーを飲む。これがとにかく美味しくてお土産で購入してしまった。重くなった荷物が右足に響く。(ちなみに後で聞いたのだが尾道はコーヒーでも有名な街だそうで、だからコーヒー店が数多くあったのね

雨も本格的に降り出したものの、走る事も出来ず、軒下づたいに駅まで行き、この日二回目の新幹線で広島へと戻った。広島に到着するとさらに本降りになっており、ずぶ濡れのままホテルへ帰り、フロントで湿布を頂戴し、浴槽にぬるめのお湯を張り、自分で丁寧にマッサージをした。

何とも不覚だ・・・

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

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