ホテルで少し休憩しただけで足が奇跡的に回復する訳も無く、ホテルの小部屋で地元テレビをボーと眺めながら、これからの行動方法を考えていた。まあ~歩けないなら、極力歩かない方法で移動すればいいだけじゃんと答えは簡潔である。とりあえず今夜の夕食を食べに繁華街を目指す。繁華街までそれほど遠くは無いものの、歩き切る自信はなく、タクシーでの移動を考えるがそれじゃ面白みに欠けるので、あれこれと調査した結果、ホテルから一番近いバス停を探し、乗車してみることにした(ちなみにホテルに置いてあった観光案内マップ「旨い!広島・宮島」は非常によく出来ていて役立った)。広島ではかなり高い確率でSuicaが利用出来たので、後乗り後払いシステムで乗車口でタッチしてみるもののエラー音が車内に響き渡る・・・ドライバーさん確認するとSuicaは使用出来ないとのこと。う~んなかなか一筋縄ではいかんのね~と思いながら八丁堀で下車。
夕食はもちろんお好焼きと決めていた。鉄板カウンターと個室があるお店で、平日にも関わらずかなり繁盛店のようである。カウンター席に着き、ビールを注文する。するとお通しで「小さなお好み焼」が目の前の鉄板に置かれる。何ともお洒落である。「尾道苦行」の後のビールは格別であった。座っていれば足の痛みはないので、上半身だけは至って健常者である。メインディッシュの前に「うにホーレン」なるメニューがおススメとのことで早速注文する。ホーレン草をバター焼きにして、ウニをパンに乗せて食べる。こりゃ~美味い。ビールがさらに進む。
その他にも牡蠣のバター焼き他、色々と注文してしまい、メインのお好み焼が並ぶ頃にはすっかり満腹状態だったが、やはり本場のお好み焼きは美味しい。
ちなみにオタフクソースもこんな容器に入っていた。
そしてこの夜で広島三大名物「あなご(朝の駅弁)」「牡蠣」「お好み焼」をとりあえずクリアした満腹感と達成感のまま、お店を出ると雨はすっかり止んでいた。酔いと満腹感で少し痛みが麻痺していたので、足を引き摺りながらホテルへとゆっくり帰った。
遠くで風鈴が鳴っている・・・
広島最後の夜は何ともいい夜だったな~そして早いもので明日は最終日である。楽しい時間はいつだって一瞬である。そうこなくっちゃ