先日のカスハラ条例について、実際に被害に遭ったカスタマーセンターの男性がニュースで取り上げられていた。中には体調を崩し、休職や退職を余儀なくされるケースもあるとのこと。ニュースでは実際の怒号が流されていた。音声こそ変えていたものの、嫌な気分になると同時に自分でも過去に経験した記憶が蘇る。
その時はニュースの男性同様に夜も眠れなかったし、電話に出る事も、出社することも憂鬱になり気分もすぐれなかったものだ。ただ会社を辞めるとか休むとかの選択肢のない自営業なので、何とか対応して自分なり解決して来た。その時に学んだことは少なくなく、自分なりに予防法や対処法を考え、その後は同様な問題も少なくなり、現在では眠れぬ夜とは無縁の生活を送っている。その時の自分は何歳だったのだろうと調べたら40歳前後だった。予想していたよりも大昔ではなかった。
怒鳴られるのは誰だって嫌だし、怖いし、気分が悪い。今回東京都での条例化に向けての動きは有難いことではあるが、即効性がある訳ではないので、これからも直面することがあるだろう。40歳でもあれだけ苦悩したのだから、若者にとってはなかなか負担が大きいだろう。ただみなさんには相談出来る上司や同僚がいるのはとても心強い。それは自営業の私にとってはとても羨ましい限りである。だからひとりで抱え込まずにみんなで対応して行って欲しいと思う。何故ならある程度は自分で対応しないことには色々と鍛えられないと思うからだ。
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