東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

世の中は自分を中心に回ってる

2022年01月21日 10時03分59秒 | ニュースの話

東京大前の路上で受験生ら3人が切り付けられた事件。殺人未遂容疑で現行犯逮捕された高校2年の少年(17)は、襲撃に使った包丁のほかに刃物2本と可燃性液体、ナイフと折り畳み式ののこぎりを所持し、東大前駅では事件直前に駅構内の4カ所で放火とみられる不審火があった。少年は逮捕直後、「医者になるため東大をめざして勉強していたが、約1年前から成績が上がらず、自信をなくした」「人を殺して罪悪感を背負って切腹しようと考えた」とのこと。とにかく被害に遭った受験生二人がただただ気の毒でならない。

昨年8月の小田急線での無差別殺傷事件では職を転々としていた36歳男が幸せそうな女性を見ると殺してやりたい」「女性なら誰でもよかった」「なんて不幸な人生なんだ」と、10月の京王線では失業や友人関係のトラブルに悩む24歳男は「死のうと思ったができず、二人以上殺せば死刑になる」と、今年1月に代々木の焼き肉店に立てこもった28歳男は「定職についたことがなく、ホームレス生活をしている間に生きている意味が見いだせず、大きな事件を起こして死刑になればいいと思った」とお決まりの「無職」「死刑」と年齢不相応な稚拙な呆れる供述が並ぶ。誰でも良かったと言いながらも弱者を狙う卑劣さと、誰も巻き込まずにひとり自ら消えていくことが出来ない身勝手極まりない行動の度、漫画「ファブル」での「めでたい」子供たちを痛烈に皮肉るシーンと重ね合わせてしまう。

法務省の研究機関では無差別殺傷事犯に関する研究によると、同種事件を起こした主な動機の半数は「自身の境遇や現状への不満」とのことで、特徴的な傾向として「交友関係の乏しさ」「無職・無収入などの生活困窮」を挙げているが、非常に分りやすい特徴ありきの動機である。一部報道には孤立社会への病に対して社会全体で取り組むべきとの声もあるが、これはなくなるべくしてなった準備不足による社会への対応力のなさであって、まずは親がしっかりと巣立ちの準備すべきで話で、決して社会全体が取り組むことではない。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産


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