映画「死刑台のエレベーター(1958年公開)」を観た。
【解説】ノエル・カレフの推理小説を、製作当時25歳だったルイ・マルが監督した傑作サスペンス。パリの土地開発会社の重役ジュリアンは、その会社の社長夫人フロランスと不倫関係にあった。情事の果て、2人は社長を自殺に見せかけて殺す完全犯罪を計画し、実行に移すが、犯行直後、会社のエレベーターが停電で止まり、ジュリアンが閉じ込められてしまう……。出演はジャンヌ・モロー、モーリス・ロネ、リノ・バンチュラ。音楽にマイルス・デイビス。2010年、ニュープリント版でリバイバル公開。
ストーリー的に絶対ハラハラするに決まってるじゃんと観始めるのだが、ストーリーが停止したエレベーターから様々な展開となり、肝心のエレベーター内の緊迫感もさほど伝わってこない。私にとって翌朝エレベーターが動き出したにも関わらず、何故「外しに」行かなかったのか?が一番の謎で、ラストシーンもこれが見つからなくても・・・って感じでエンディングを迎えた。
結果的に私にとってマイルス・デイビスのトランペットの音色もジャンヌ・モローの美しさもさほど響かなかった作品だった。