先日の新聞投書欄。
世界で最も裕福な26人の資産合計が、経済的に恵まれていない世界人口の下位半分約38憶人の資産とほぼ同じとのこと。しかも超富裕層約1900人の資産合計は1年で12%増加したが、下位半分は11%減少している。上位1%の富裕層の資産に0.5%課税すると2億6000万人以上が学校に通え、330万人の命を救える・・・との記事を引用し、投稿者は私財を寄付するとのニュースも聞くが、人間の善意に期待するのは限界があり、このままだと格差が拡大し、社会問題が深刻化する・・・と懸念しているとの投書。
戦力の均衡を目的として贅沢税を課しているメジャーリーグのシステムと似ているのだが、どうにもこうにも違和感がある。富裕層さんたちは決して楽して儲けた訳ではなく、寝る間も惜しんだり、人の何倍何十倍も勉強や努力をして、人知れず頑張った結果だと思う。その結晶を「お金持ちだからいいじゃん」的な話は何だか身勝手だし、そもそも下位半分の線引きもよく分からない。
恵まれた人恵まれない人にも様々な理由があるだろうし、資産が多ければ幸せ、少なければ不幸って訳ではないし、それを数字だけみて格差というのも腑に落ちない話である。
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