先日たまたま観たテレビで衝撃を受けた。
日本における性風俗の歴史を取り上げた番組で、吉原遊郭から始まり、大阪飛田新地を映し出していた。飛田新地は今から15年前に大阪へ出張した際に通り過ぎたことがあり、その時の衝撃は今も忘れられないほど強烈だった。
1945年太平洋戦争敗戦で1946年GHQの指示により公娼制度が廃止され、吉原を始めとする国から認可されていた遊郭が廃止となったものの、戦後の混乱期で政府は経済活動の停滞を懸念し、特定地域に限り、個人による営業を認めた・・・いわゆる赤線である。その赤線エリアがテレビ画面に映し出されていたのだが、その中に我が新小岩が入っていた。昔、赤線の話は聞いたことがあったが、新小岩がそうだったとは・・・その新小岩における赤線エリアをどこかと調べてみると・・・なるほど昔からどこか一線を画す場所が示されていた。
赤線エリアは亀有・立石・亀戸等の東東京に集中しており、お隣の小岩は東京パレスと呼ばれていたらしい。その場所もよく車で通過するところにあったそうだ。
ついつい一掃されてしまいそうな業態であるにも関わらず、現在に至るまで時には政府も片目をつぶって存続し続ける独特の世界。実に興味深い内容だった。