映画「ナチュラル(1984年公開)」を観た。
【解説】天才的な野球の才能に恵まれてプロ球団入りを決意したものの、ある女性の凶弾に倒れて道を閉ざされ、その後35才のルーキーとして復活を遂げたロイ・ホッブス。彼の半生を、1930年代の古き良きアメリカを舞台に描く。バーナード・マラマッドによる原作小説を、「ダイナー」のバリー・レビンソン監督が映画化した感動作。苦境に立たされながらも自分の信念を貫く主人公ロイを、ロバート・レッドフォードがさわやかに演じる。
老年プレーヤーにはいつも自分を重ね合わせながら観てしまうのだが、どうにもこうにも実際のプレーシーンがナチュラル(天才)とは思えないほど躍動感がなく、レッドフォードの高齢化と共に興ざめしてしまい、有名なラストの照明シーンもそれほど私には響かなかった。
ただキム・ベイシンガーの薄幸の美女はなかなかの素晴らしいキャスティングだった。