先日の忘年会は柴又の老舗店で行われた。
夏目漱石、三島由紀夫、幸田露伴、谷崎潤一郎、尾崎志郎、松本清張など日本を代表する著名な文人たちにも愛され、数多くの作品に登場する店で、映画「男はつらいよ」シリーズ第一作では、寅さんの妹さくらの結婚式シーンなどにも登場している。幼い頃に行った記憶があったが、全く覚えておらず、昔の記憶を手繰り寄せるように楽しみに向かった。ただ開宴が18時だったので30分以上遅刻しての参加であった。小岩駅から金町駅行きのバスに乗り、帝釈天前で下車し、夜の参道を抜ける。誰も歩いていない「貸切」の参道はなかなか風情があっていい感じである。
会場はもちろん私の到着を待つ訳でも無く、すでに大いに盛り上がっており、席に手つかずの状態で並んだ料理を慌てて手を付けたので味は余り覚えていない・・・そして今回の宴会は90分だったので到着後、わずか一時間足らずでお開きとなってしまった。帰りにまだ開門していた帝釈天でお参りをして帰路へとついた。
さてさて忘年会も佳境に入って来た。そろそろ体の節々が軋んで来た・・・