水曜なのに10時45分まで残業

2009-09-10 01:14:13 | Weblog
 和食ダイニングで休前日に11時までとか終電までとかの延長はしたことあるけど、今日はお寿司屋さんであれよあれよというまに10時45分まで残業するはめになった。でも10時過ぎるとノーゲストで、まあ目の前の仕事だけをやっていればいいので、楽なのだけど。
 今日も7時から忙しくなり始め、走ってはいけないけれど急がなくてはならなくて、もしかして宙に浮いているんじゃないかと思うような小走りのような早歩きの状態で縦横無尽に動き回り、できる範囲で精一杯させていただいた。だいぶ慣れてきたし、怒られることは勉強の機会と割り切って、もともと知らないことだらけだし、そこはゼロから始めるのが当たり前と思えるのでかえって楽なのかもしれない。それに板さんBを始め、厨房の人たちも少しずつ打ち解けてきて、いろいろ教えてくれたりフォローしてくれたりするからありがたいしがんばれるし楽しめるようになってきた。
 今日はお客様に「白身はどんなのが入っているの?」と聞かれて板さんBに聞きに行って(こういう時にすぐ聞けて、話がすぐ通じて<というのはこちらの質問の意図を理解してくれて>、的確なアドバイスをすぐくれる大先輩がいるのってラッキーなことだよね)教えてもらったのをきっかけに、メニューにない五種類の魚について教えてもらった。以前から興味はあるのにどの魚かわからないのがとても残念だったので、これを機会にガラスケースの中の切り身についてはすぐわかるようになりたいな。
 板さんBは白身の魚の産地や特徴も教えてくれて、そういうのも知りたいし、この人は1を聞いて10を教えてくれる人なので本当に勉強になる。この歳で勉強できるってのも、嬉しいことです(考えてみれば当たり前なのだけど)。
 
 混雑が一段落ついたころ、ホールの立場ってゴールキーパーに似てる、板さんのアイコンタクトとオーダーをもらさず受け止め、厨房のコールやお客様の仕草も見落とさずどんな変化球もキャッチする。なんてことを考えて思わず中腰になりそうになって、ふと板長と目が合ったら、板長があくびを本当にひそかにかみ殺しているのが見事にうつり、こちらはもうちょっと無意識に大胆にかみ殺したらあまりのことに二人して笑ってしまった。ゴールキーパー、もしくは鏡かも?!
 刺激が一杯の、いちばん楽しい時期かもね。(さ、寝るぞ!)