わがままってやつは

2008-09-18 21:13:06 | Weblog
 だいたいだれもが、自分の意にそわない苦労やストレスをしょって生きている。
 時々、話を聞いている中で違和感を感じるのが、言外に「自分が苦労させられている」という空気や、いつまでも(いつ会っても)愚痴だけを延々を話し続けている人。愚痴を吐き出すのは大切なことだと思うけど、限度があるような気がする。それを言い続けることで、何が変わるの? と問いたくなる(時にはこちらの時間まで奪われているようで苦しくなる)。その人にとって初めての、乗り越えがたい大問題なのだろうが、どこかで今後の方向を決めないと、いつまでも飲まれたままなのではないか。そしていつかは(無意識にも)他人をのろったまま、やがてその人自身も曇らせていくのではないか。
 「自分が苦労させられている」という発想には、基本にわがままがあるのかなと睨んでいる。この人はお坊ちゃん、お嬢様で育てられたのかな、とか(その場合の「坊ちゃん嬢ちゃん」ってなんだ? 単に我慢することを教えられなかったということか)。いつまでもその考え方で生きていては、本人も生きづらいだろうに、生来の発想を打ち破ることができたらいいね、とひそかに祈るのみである。
 わがまま、嫌いじゃないし、いい面もあると思うのだけど、わがままを使いこなせない人は、わがままを主張してはいけない。わがままに使われるだけだ。