菅田将暉ファンである女房の強い希望を受けて、映画「百花」を見てきました。まぁボクら世代の男性にとって、W主演の原田美枝子は青春時代にグラビア系雑誌で目の保養をさせていただいた元アイドルですからね。最近ではNHKの朝ドラ「ちむどんどん」でも魅力的な姿を見せていたし、「ホントは福山の『ガリレオ』が見たいけど奥様につき合うか」などと言いながらも、まぁこの映画のチョイスにはボクも消極的ではなかったんですけどね。
過去のある事件をきっかけに、すれ違うようになった葛西泉(菅田将暉)と母・百合子(原田美枝子)。結婚した泉に子供が産まれようとするころ、百合子が認知症と診断される。彼女の記憶が失われていく一方で、泉は親子の時間を取り戻すかのように献身的に母を支えていた。ある日、泉は母の部屋で1冊のノートを見つける。そこには彼が決して忘れることのできない事件の真相がつづられていた。
まぁこんな感じのストーリーの映画だったわけですが、ボクらと同世代の原田美枝子が認知症の母親を演じるという現実が、ボクにとっては一番ショックだったですね。彼女の演技がまたリアルでした。派手さはないけど、いろいろ考えさせられる映画でありました。
この映画、スペインの第70回サンセバスチャン国際映画祭で、川村元気監督が日本人で初めて監督賞を受賞したそうです。さて、次は福山の「ガリレオ」か？
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