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私が陥った中国バブルの罠 レッド・ルーレット: 中国の富・権力・腐敗・報復の内幕

2023-01-13 07:14:44 | メンタルヘルス
デズモンド・シャム著 草思社刊 2022年初版 328P 2860円
amazonの解説をちょいと引用すると 
起業家である筆者は、中国の権力と富の頂点に登り詰めるが、突然、元妻で共同経営者のホイットニーが失踪する(2017年9月、今も行方不明)。彼の、ユニークでセンセーショナルな回想録は、現代中国の、富を生むメカニズムの中で実際に起こっていたことを暴露した本
毛沢東以降の中国の中で新富裕層が見てきた内側から見た中国を書いた本。日経の書評から拾ったと思うが 中身がよくわかんないのでまずは図書館。うちの図書館ほんとに偉い。ちゃんと買ってくれてる。残念だったのは待ちが1人だけ・・ってことだ。先月予約しご用意できましたになったんで9日に取って来たが すさまじく面白いので3日で読んでしまった。次に待ってる人が1人いるので23日までしか借りれないがあと1,2回は読みかえすだろうというくらい読むべき本だ。出た当初はもっと待ちがあったのかもしれんが 本当の定年後なんて新書が50人も待ってるのに比べたら少なかったんだろうな・・と思う。あたしの上の世代は毛沢東語録やマルクスレーニン主義を金科玉条の様に唱えてたので あたしも読んでみたが頭悪いのかよくわからんかったw まあでも偉大な指導者毛主席だけど 大人になって理解できるようになると文化大革命て 自身への個人崇拝を利用して学生などの若者を扇動し若者らは「紅衛兵」の腕章をつけて「造反有理(謀反には道理がある)」のスローガンを連呼。全国で文化財が破壊され、知識人も迫害された。劉や鄧小平らが相次ぎ失脚した。死者数は1000万人ともいわれるが、詳細な実態は不明・・ておっそろしい話だし 鄧小平は白猫黒猫論(黒い猫でも白い猫でも鼠を捕るのが良い猫)で有名だが 天安門事件(血の日曜日とも言われる)で数百人から数万人と言われてる死者を出してるわけで これデモ隊に人民解放軍が発砲して粛清したわけで CCP(Chinese Communist Party 中国共産党のこと)って 恐ろしい。そもそも人民解放軍て人民の人民の為の軍隊なわけだが 実態は中国共産党の軍隊。人民は何百万死のうが関係ないのだ。まあその後色々あって中国を社会主義経済から資本主義経済にする改革開放を行い今の中国の基礎ができるわけだが その間にも新疆ウィグル自治区だの英国が租借してた香港返還で一国二制度とか言いながら共産主義化したし にこやかな習金平(プーさんに似てるので中国ではクマのプーさんは放送禁止)も政敵を粛清して憲法改正して終生国家主席としたわけで 毛沢東の個人崇拝をなぞったとも言われてるが・・ 外から見れば中国は共産党の元正しく成長して大国になったように見えるが 本書になるように中国の富・権力・腐敗・報復の内幕が横行する腐った政治体制らしい。共産党幹部の一族は赤貴族と呼ばれてやりたい放題だとか 関係者全員に賄賂を贈らなければ事業認可されないとか 勢力分布が変わると 都合の悪い人たちは冤罪で終身刑や死刑 行方不明になる・・とか まあ腐ってる。著者の奥さんは中国式のやり方で賄賂で仕事をまわしてたのが権力闘争の関係か会社幹部とともに行方不明 著者は離婚してるが西欧的考えなので 中国を捨てて英国に亡命して書かれたのがこの本である。お隣の大国で我々も安い中国製品の恩恵にあずかってるわけだが 国の中枢がどうなってるか?なんて全く見えないのを この本は暴いている。お安い本ではないが中国でビジネスをしようとする人は必読だろう。まあそれにしてもゼロコロナ失敗で日本が検疫強化したら日本人にビザ発給しないところだけ見ても 頭おかしい国と言わざるを得ない。人民の人民による人民の政治をうたう共産主義や社会主義だが 結局プーチンも習金平も皇帝なわけで お題目は立派でも現実は独裁なわけで 勘弁してほしい岸田でもまだ日本はいい国だな・・とつくづく思う。本書はぜひ読んで欲しい本だ。値段がこなれてきたら買おうかな・・と思ってる。
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