10年前のＯＺマガジン

レシピを探してキッチンの本棚をかき回してたら出てきた。特集は京都ひとり旅・・だそうで　あー10年前と言えば死にかける前だったから　こういうの買ったんだろう。元京都で働いてたから　老舗は知ってるところが多いが　10年前の新しいお洒落なところはほぼ知らない。今どれだけ残ってるかは知らないけど・・京都の地元のおっちゃんやおばちゃんと話すると　知ってますけど　なんも高いお金はろうて　仏さんの顔拝んでもしゃーないしね・・というのが地元の気分。あたしも小さな洗いやさんにいたので　仕事終わってから四条に繰り出す力なんかあらへんしお金もあらへん。京都って古い街なので上下の階層がはっきりしてて　信用が無いと入れへんというか上がれへんとこはいっぱいある。そういうところは　全国紙では綺麗に省いてあるし　京都で伝統工芸の現場で職人見習いなんかでは絶対行けんようなところがあるのは肌でわかる。うちの社長ですら相手にされんとこはいっぱいあったと思う。そういう信用のハードルもあるし　普通に働いててそれだけの体力も気力もない。京都時代良く行ってた河原町四条上がって東に入った怪しいエリアの　とっくにない蝶類図鑑て漆喰の壁にケースに入った蝶の標本が埋め尽くしてるような怪しいＪＡＺＺ喫茶とか同志社の近くの火事だして焼けちゃってそのまま閉店しちゃったほんやら洞あたりがよく行った店。　雑誌に紹介されるようなお店には縁が無い。好きな京都ですらそうだ。中央線の住民で地元が吉祥寺やら国分寺やら国立やらだったが　吉祥寺のお店ってファミリーってＪＡＺＺ喫茶しか行かなかったし　国分寺はバイク乗りの夫婦がやってた喫茶店　鉄輪だかモトぼっちだったか忘れたが・・国立は駅前のブランコ通り・・京都で言えば路地裏みたいなこじゃれたとこにあるマギー・メイてＲＯＣＫ喫茶くらいのもんだ。他知らないし　高い電車賃払って都心に行きたいと思わない。休みはいつも布団の中か山の中ｗ　みんな新宿やら渋谷　ディズニーやＵＳＪとかよー行くなと思う。休みの前日は部屋で友人と冷えたビールを底抜けバケツでいいじゃん？と思うあたしは　都会不適合者だったりするｗ