日本昔話のアイヌ版。 アイヌと神々の物語~炉端で聞いたウウェペケレ~ 萱野 茂著 山と渓谷社刊 – 2020年3月初版 一見単行本ぽいが実は厚さ3センチもあろうかという分厚い文庫 539ページもあるので 何度も挫折しそうになったがとりあえず全部読んだけど2度読みする気力は到底ないw amazonの説明では 著者が祖母や村のフチから聞き集めたアイヌと神々の38の物語が読みやすく情感豊かな文章で綴られる。すべての話にわかりやすい解説が添えられ、アイヌの文化や習俗、世界観をたっぷり味わえる一冊。アイヌ文学名著の文庫化。 ということらしいが読んだ限り同じような話 私が狩りをして神の啓示をうけ 悪い神や人達を倒し 美人の妻をもらって子孫がいっぱいできて幸せに暮らしました・・という話ばかり。日本昔話と違うのは それぞれの物語の主人公が年老いて死んで終わるところ。神とアイヌの関係が ちょっとだけ神が上で 御幣と酒を供えて崇拝するとお前を一生守る・・とか 虫から家 熊や木々にまで山のように神がいるところだ。神の啓示はいつも夢に現れその通りになるのもお約束。女性は全て美人(アイヌの美人の条件は知らないけどw)で 仲のいい兄弟が多い。結局 神の力に助けられて一生幸せに暮らして死んで終わるのは一話を除いて全て同じなので飽きてくるというか 先が読めてしまう。まあ素朴というか純朴というか 悪い神や熊と闘って必ず勝つし 悪い神も最後は改心して主人公を守るようになるので これも盛り上がりに欠ける。なので 実際 掟を教える話みたいなのが多いので面白くはない。民俗学のテキストを読んでるようなものだ。あまりにも分厚いしヤマケイの本なんで買おうと思ったのだが文庫にしては高い1210円なのであっさり諦めた。図書館検索したらあったので借りたら厚さ3センチで期限は3週間だから思わず天を仰いだのだが 内容が平易なので 頑張れば4日くらいで読んでしまえる。当然amazonのカートからは削除。興味のある方は図書館で借りられるといいだろう。
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