日本三大岩場は、「魔の山」谷川岳、「死の山」剱岳(つるぎだけ)、そして「岩の墓場」穂高岳。
谷川岳は2000mに満たないのに世界で一番人が死んでいて、ギネスにも載っている。
山が開かれてから100年経ってないのに、800人近くの人が死んでいる。
ヨーロッパアルプスの「人喰い山」アイガーでも100人位だから群を抜いている。
写真は谷川岳の一の倉沢。ちょっと暗い雰囲気だ。
剱岳は2999m。
「針の山」とも言われ、新田次郎の「剱岳−点の記」によると、一般登山者が登る山では最も危険度が高いらしい。
ここに登る時は登山届を出さないと犯罪になり、罰金をとられる。
それぐらい厳しい。
穂高岳は3190mあって、富士山、北岳に次いで日本で3番目に高い。
井上靖の「氷壁」の舞台となったのがここだ。
昨夜、DVDで「剱岳 −点の記−」を観た。
CG全盛期の中で、まったくCGを使っていなくて、映像がすごくきれいだった。
今から約100年前、日本地図完成のため、誰も登ったことが無い剱岳に登る男たちの話。
大きな自然の中で、小さな人間がひたむきに努力するいい内容の映画だった。
浅野忠信と香川照之も素晴らしかった。
香川照之は、デビューしたての頃は大根役者で、親の七光りでなんとか俳優をやっているものの、長続きしないだろうと思っていたのだが、最近は上手い。
ところで俺は学生時代に剱岳に登ったことがある。
途中で嵐が来て、剱沢にテントを張って一晩過ごしたのだが、テントが壊れて大変な思いをした。
映画を見ていてもう一度行きたいと思ったが、・・・・・、無理だな。
こんなところもあるし。
私も「剱岳-点の記」読みました。その後、映画(DVDで)も見ました。
ああいうのを、土木を目指す学生に見てもらいたいと思いました。
でも、もしかしたら、「わざわざ三角点を作る三角測量なんて古い古い! GPSでやればいいじゃん」てなのりでしょうか。
どんなに技術が進歩しても、基本は大切と思います。
写真は「カニのヨコバイ」。
よくわかったね。
「カニのタテバイ」ってのもあるんだけど、若かりし頃は登るの楽勝だった。
今行ったら死ぬな、たぶん(^^;)。
「点の記」は、登山と土木に関わってきた俺としては、大変に興味のある内容だった。
GPSはまだ誤差が大きいから測量の基本は大切だと思う。