2型糖尿病の爺 病気で ドットコム

貨幣は、貸借関係で存在します。貨幣に金や銀の裏付けはありません。
貨幣の裏付けは、供給能力です。

 

財務省が緊縮財政を、辞められないのは、何故だろう、と推測を試みるが・・・。

2021年04月01日 | 日記

 日本の官僚の癖。

 1)一旦始めた事が辞められない。

 毎朝、財務省の建物に入り出勤すると、緊縮財政の暗示に掛かり、その虜(とりこ)になってしまう、そんな習慣性が思考の停止を起こしてしまう。推測です。

 

 2)複式簿記の決算書で、国債は負債となる事実が存在します。

 しかし、資本主義経済であれば、この負債として存在するのは世界的な常識なのです。

 ここに貨幣の発行の裏付けとして『債務』が存在しているのです。この債務は『債権』として市場で一般民衆や企業が潤うのです。経済が発展してゆくのです。

 

 債務は資本主義のエネルギー源なのです。債務があり続けることと、増えてゆくことは、経済成長をしてることになります。

 債務が減り続ける状態になると資本主義経済は停滞し、やがてデフレスパイラルに陥りますます。

 

 貨幣は負債としてこの世に現れます。誰かが負債を創る(借り入れをする)と、貨幣が誕生します。この負債を負うことが貨幣の誕生なのです。政府日銀や、銀行預金としての貸出をすると貨幣が発行されます。

 しかし、世界はこの負債を返済したことがありません。この事実を認識しないようなプロパガンダを展開して日本国民は常に騙され続けています。

 

 実は、こうして理解しずらい説明ができて、事実関係を外さずに、述べることができるのは、苦労して認識を深めてきたからです。

 

 以前の私でしたら、この説明では理解できませんでした。

 

 こうした説明ができるのが、いささか気分が良いのです。ようやく理解ができた、という証拠でもあります。

 

 上から目線ではありません。今日の投稿、少し前からの投稿ももう少し解りやすく解説します。

 一つのことを伝えるのに、歴史的な背景を説明したくなります。経済とは、投機、金利の儲け、などの具体てきな利益を得る方法論でありません。

 会社経営のノウハウでもありません。歴史を経て、政治、外交、民族問題、あらゆることが経済に影響しえいます。

 

昨年の3月にレバノンが財政破綻しました。レバノンの国家としての歩みがあります。第二次世界大戦で、欧州の植民地が解放されて、中東では、イスラエルの建国されて、戦争状態になります。

 

 大国の覇権争いで、常に戦争状態が世界中で起きてきました。

 そうした背景にレバノンが存在しました。第四次中東戦争でイスラエルはアメリカの強引さで、国家ができました。イスラエルは、占領して地域を返還を始めます。しかし、レバノンのゴラン高原は戦略上の理由で返還されてはいません。

 

ヨルダン川西岸は完全にイスラエル領土になりました。パレスチナ人がイスラエル人の使用人と化しています。隣国、ヨルダンはかなり前から、イスラエルの植民地化しています。

 

 こうした背景で、砂漠の国のレバノンは、 対イスラエル包囲網で正義の味方として戦争状態が続きました。

 

 国家の型を構築できずに、生産能力が無い状態で、独立国家として見放されて、全てが輸入に頼り、輸入物価の高騰に悩む事態になり、即ち、レバノンポンドという通貨の価値が下がり続けて、レバノン通貨の防衛に失敗して、ドル建て国債の債務不履行で破綻しました。レバノンに住民は激しいインフレで大変の状態です。

 


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