我々は、社会のあり方に多様な価値観で判断し、過激なナショナリストの批判勢力の維持を確保しなければならない。言論弾圧には負けてはならない。
過去には、政治的な党派として『左派』が存在した。社会党という存在である。この党も自民党との馴れ合いが始まり、社会主義が国際的にも衰退して、日本社会党は消えてしまった。
1960年に安保闘争があった。当時、私は高校生で1年生であった。安保反対と日本の知識人達が、あちこちで集会を開き議論していた。
当時はあまり政治に関心がなかった、私でさえ知ることになる、安保条約とは何であり、なぜに反対しているのかは理解していなかった。そうした折り、クラスの中で共産党の青年組織の『民青』の集まりに出向く人がいた。共産党員であったのかは理解していなかった。 この彼は地方から東京に出てきて、都立高校に通っていた事情があり、友人関係が希薄であった、ということは後で知った。
私も、『民青』の集会に誘われ続けていた。もしかしてら今の『安保反対』に沸く事情を知ることができるかもしれない、と参加をしてみた。場所が何処かであったかは忘れてしまったが、10代が中心で、集まった若者はフォークダンスを踊り、歌を唄って1時間半くらいの時間を使って、解散した。『何だこれは』この共産党の下部組織の『民青』では、世間で問題視していて、共産党も率先して活動をしている『安保反対闘争』には一切触れずに集会を閉じる。
誘った友人に聞いた。いつもこうして集会を定期的に開いているのか、と、そうだという返事。暫く考え続けていたが、当時は経済発展の途上で、都会は人手不足が激しく、地方から多くの青少年が押し寄せていた。そうした孤独な若者を、フォークダンスで男女の交流、歌をうったって(ロシア民謡などが流行っていた時期)孤独感から救ってやって、共産党員の下部組織に青少年を誘致する戦略であったのだろうと解釈した。この『民青』には二度と足を踏み入れていない。私の純粋な志を傷つけた政治戦略には巻き込まれたくなかった。
結局この安保闘争は、当時知識人の多くが、左翼思想で一部の金持ちは許さない、アメリカの覇権主義に反対、自衛隊は憲法違反、冷戦の世界情勢があり、日本では、左翼思想がリベラルなことで、知識人の若者の一種の理想像になっていた。
不思議なことに、この時期に創価学会による活動も盛んで、下町の貧乏な私達の社会に根付きはじめる。日蓮の宗教で社会を変えるという過激思想が背景にあるようだ。『シャクフク』というそうで、どんな漢字か変換では出てこない。このころの創価学会は、嘘八百ばかり言っていた。拝むだけで病気が治る。貧乏から抜け出せる。結構トラブルが多かったようだ。私も中学時代の同級生に激しく勧誘された。理論的に対抗すると、支部長などを連れてきて食い下がる。結局『君は評論家で、実践派ではない』と勝手な批難を浴びせて帰っていった。
こうして60年安保闘争は、今の安倍首相のお爺さんの元戦犯の『岸伸介氏』が国会議事堂に籠城して、衆議院通過で自然成立して終わった。後に知ったことであるが、敗戦後の不平等の激しかった日米安全保障条約を、日本に有利に改定した条約であったそうだが、当時は、反自民、反資本家、反アメリカのスローガンで運動することが、主目的で反権力が知識層の多くに支持されていた。日本社会党、日本共産党の存在感が大きかった。東京都知事にこの両党の推薦で大学教授の美濃部氏が二期8年を勤めた。国鉄を中心とした労組『総評』教職員組合の『日教組』。マスコミは国論が二分していると何かにつけて言っていた。
こうした時期には、与党自民党への批判勢力が大きく、最近批判を浴びている朝日新聞は、日本の良心と言われていた。経済の高度成長期で、国家経済がどんどん良くなり始めて、共産主義国家の『人民の平等性』の建前論も色失せてきていた。美濃部都政が、東京都の職員に年に2回もの臨時ボーナスを支給し続けたり、あまりの採算性度外視の平等意識、多分共産党や社会党の大きな政府思考の指導があったものと推察する。この結果、都政は巨額な赤字を残して、自民党系のと知事へと移ってゆく。そして東京オリンピック開催へ、新幹線開業、首都高速道路など近代化へ進んでゆく。
東京大学安田講堂での争い終結。赤軍派。浅間山荘事件。と左翼運動が一派国民から遊離してゆき尖鋭化してゆく。共産党もこの状態を批難しはじめる。共産党や社会党では制御できない一部の過激派が出てきたのである。政治は現実主義で、自らの運動で出てきた尖鋭化した運動家に『NO』を突きつけた。経済発展の経過で、貧困率が小さくなり、現状社会の追認が国民の大きな流れであった。知識人階層も、公団住宅に住み、冷蔵庫、車、洗濯機、クーラー、カラーテレビの所有へと流れてゆく。
中でも公団住宅の台所は、女性への意識革命になり、モダンな都会生活の実現へと、大きく舵を取り始める。女性が望むものを実現してゆくことは、女性からの人気度を上げたい男の使命となり、このことから、テレビの中で白人達の社会でのセックスを快楽として楽しむ風潮を進んだ新しい考えともてはやす。フリーセックスの時代が到来するのである。
このことは、第二次世界大戦後、アメリカ、日本、ヨーロッパの数国が、世界の富の独占をした結果、日本に現れた現象である。豊かさを謳歌し始めたのである。貧しさに不満を持っていた庶民が、公害が激しくなる中『豊かさを味わいたい、仲間意識から政権批判を避ける傾向になる』大衆の求めること、知識階層の裕福度が重視されて、価値観が大きく変化してゆくことになるのである。
ここで、この歴史的なことを、なぜ書き記したか、というと、この時期に培った政権批判力、大きな金持ちを出さない社会システムで、極端な民族主義や戦争への恐れから、とかく極右勢力が安易に台頭しやすい社会にブレーキがかかっていた。 当時自民党の青嵐会に所属していた、石原慎太郎は日本も原爆を持てと公言していた。しかし少数派の意見として無視されてきた。当時から石原慎太郎は中国に対しての劣等感を隠さなかった。作家の三島由紀夫の市ヶ谷の自衛隊で、割腹自殺をするが、ごく個人的な国粋主義で、閉塞感に襲われた鬱憤晴らし的な所行であったと解釈している。国粋主義、民族主義は非常に安易に受け入れやすい感情的陶酔に浸れるので、こうした陥りやすい国家的な尖鋭な国粋主義にブレーキをかける反対の価値観が必要なのだが、今、一般に受け入れられる普遍的な価値観が無いので、世界的にも民族主義へと進む風潮がある。
安倍総理が、先日の国会で、農水大臣の違法献金追求の際の民社党議員に『日教組』というヤジを飛ばしている。日教組という組合組織は、その教員組合そのものから逸脱して、共産革命や、社会主義革命を信奉する組織となり、一般教職員から遊離してしまっている。その支持があるという議員にこのヤジである。安倍の民族主義に批判勢力が弱くなっている現状で、ナショナリストが認知されていると判断していて、マスコミの言論封殺も成功していて、堂々と考えの違う人々を葬ろうとしている。円安と言うことでのみ株価が上がり、インフレ脱出を推し進めている。企業の一部では歓迎されているが、全ての企業が潤っていりわけではない。
しかし、自分は勝ち組に入り、負け組ではないと信じ込みたい種類のひとがいる。セレブ意識を感じて安心していたいという人種だある。こういう人は、結構頑固にその状態であることを信じ続けている。 私の中学時代の恩師で、東京女子大学を卒業した、四国の元地主の娘が、男性の相手は、東大出身でなければだめだといっていたそうで、このことはかなり後で知るのだが、予定どうり東大の医学部出身の男性と結婚した。当時『デモシカ先生』という言葉が流行った。大学卒業して就職口に、教師にでもなろう、という人が多かったからだ。何をどう教えるか、理想論もなければ、教壇に立ちただカリキュラムをこなしてゆくだけの『でもしか先生』であった。
その教師の旦那の東大の医師も権威主義者のようで、教授まで上り詰めて、定年後も国際的な会合に出席するほどの人らしかった。ある時に電話があって、久しぶりに長話になったが、主人の学術会議で、イスラエルへ行ってきた。という話で『死海』に行って、浮かんできたとのこと、政情が不安定な地域ですが、大丈夫でしたか。の問いに、宗教の違いによることよね。 私は思わず、イスラエルの傲慢な占領が戦争を起こしてると言ってしまいそうになった。 この恩師は、自分は勝ち組に所属して、高名な医学博士の妻とい立場で、セレブぶっていて安心している。だから体制側、要するにアメリカとイスラエル、日本の与党や企業側で成り立っている側で、成功者で勝ち組と信じ込んでいる。だから私のような落ちこぼれにも、上から目線で接する気分の良さがあり、イスラエルとアメリカの批判を受け入れる頭脳的余白はないはずで、余計なことを言ってしまいそうになった。この人達の世界には、確信していることがある。『勝てば善 負ければ悪』。そして『勝てば善』に所属していると、しがみついても信じ込む思いがあるのだ。
上の恩師のような人は、体制が間違っても、それが続く限りその仲間意識を持ち続ける。こうした人が多くなると、世の中の批判勢力が居なくなる。頭の良い評論家諸氏も、世の流れを見ながら巧みに言葉を使い分ける。
阿部政権と自民党の超右翼に対抗する批判勢力をつくるための価値基準を、世の天才達よ探し構築して示して欲しい
原発再稼働でも反対意見への言論弾圧が激しい安倍政権
福島第一の事故の後始末は不可能なのではないか、と言われている。また放射性物質で汚染された水が垂れ流しされていても、報道されない現状がある。都合の悪いことは、黙り戦術。
以前にはNHKで、都内の河川で、荒川の下流部などでの土壌の汚染が著しいと報道された。また東京湾の荒川と江戸川の流入域で、高濃度の汚染が確認jされたが、言論弾圧で報道されなくなった。都内でも風向きや雨降りの状態で、放射性物質が降り注いでいるはずだが、報道を規制されている。NHKの場合はキャスターが原発に心配する発言をすると下ろされる現実がある。民法各社は、CMのスポンサーからの圧力で、黙りだ。うっかり発言すると、タレントがMCをしている報道・芸能のゴチャマゼ番組を下ろされてしまう恐怖がある。
各地の原発の再稼働でも 断層の上に立つ原発。断層が活断層か否かで、何度も調査を繰り返し、だんだんと緩む規制、とうとう活断層ではないという始末。地下の様子が解らないから、想定外の東日本大震災の被害。 阪神淡路の震災もあの断層が動くと予想した地震学者はいない。見えない地下の構造、断層が動くか動かないかは、予想がまったくできないはずで、阿部総理が再稼働を進めるために、資料の訂正を一遍にしたのではあまりにも見え透いているために、再調査を繰り返して、辻褄合わせをしている。
電力会社の温存のために、外部での再生可能な発電(太陽光発電)で得られる電力を拒否して天然ガスを燃やしたり、石炭を燃やしてしている。原発再稼働のためにしている。これは経済産業省や原発関連の外郭団体の存亡の危機になる。官僚が自分たちの存在場所の確保のためにごり押ししている。企業も原発を新規に受注したい、経営上の問題があり官民政治が一緒になって原発再稼働に向けて、邪魔者を消している。地震国日本には原発は不向きなのだと認めよ
過去には、政治的な党派として『左派』が存在した。社会党という存在である。この党も自民党との馴れ合いが始まり、社会主義が国際的にも衰退して、日本社会党は消えてしまった。
1960年に安保闘争があった。当時、私は高校生で1年生であった。安保反対と日本の知識人達が、あちこちで集会を開き議論していた。
当時はあまり政治に関心がなかった、私でさえ知ることになる、安保条約とは何であり、なぜに反対しているのかは理解していなかった。そうした折り、クラスの中で共産党の青年組織の『民青』の集まりに出向く人がいた。共産党員であったのかは理解していなかった。 この彼は地方から東京に出てきて、都立高校に通っていた事情があり、友人関係が希薄であった、ということは後で知った。
私も、『民青』の集会に誘われ続けていた。もしかしてら今の『安保反対』に沸く事情を知ることができるかもしれない、と参加をしてみた。場所が何処かであったかは忘れてしまったが、10代が中心で、集まった若者はフォークダンスを踊り、歌を唄って1時間半くらいの時間を使って、解散した。『何だこれは』この共産党の下部組織の『民青』では、世間で問題視していて、共産党も率先して活動をしている『安保反対闘争』には一切触れずに集会を閉じる。
誘った友人に聞いた。いつもこうして集会を定期的に開いているのか、と、そうだという返事。暫く考え続けていたが、当時は経済発展の途上で、都会は人手不足が激しく、地方から多くの青少年が押し寄せていた。そうした孤独な若者を、フォークダンスで男女の交流、歌をうったって(ロシア民謡などが流行っていた時期)孤独感から救ってやって、共産党員の下部組織に青少年を誘致する戦略であったのだろうと解釈した。この『民青』には二度と足を踏み入れていない。私の純粋な志を傷つけた政治戦略には巻き込まれたくなかった。
結局この安保闘争は、当時知識人の多くが、左翼思想で一部の金持ちは許さない、アメリカの覇権主義に反対、自衛隊は憲法違反、冷戦の世界情勢があり、日本では、左翼思想がリベラルなことで、知識人の若者の一種の理想像になっていた。
不思議なことに、この時期に創価学会による活動も盛んで、下町の貧乏な私達の社会に根付きはじめる。日蓮の宗教で社会を変えるという過激思想が背景にあるようだ。『シャクフク』というそうで、どんな漢字か変換では出てこない。このころの創価学会は、嘘八百ばかり言っていた。拝むだけで病気が治る。貧乏から抜け出せる。結構トラブルが多かったようだ。私も中学時代の同級生に激しく勧誘された。理論的に対抗すると、支部長などを連れてきて食い下がる。結局『君は評論家で、実践派ではない』と勝手な批難を浴びせて帰っていった。
こうして60年安保闘争は、今の安倍首相のお爺さんの元戦犯の『岸伸介氏』が国会議事堂に籠城して、衆議院通過で自然成立して終わった。後に知ったことであるが、敗戦後の不平等の激しかった日米安全保障条約を、日本に有利に改定した条約であったそうだが、当時は、反自民、反資本家、反アメリカのスローガンで運動することが、主目的で反権力が知識層の多くに支持されていた。日本社会党、日本共産党の存在感が大きかった。東京都知事にこの両党の推薦で大学教授の美濃部氏が二期8年を勤めた。国鉄を中心とした労組『総評』教職員組合の『日教組』。マスコミは国論が二分していると何かにつけて言っていた。
こうした時期には、与党自民党への批判勢力が大きく、最近批判を浴びている朝日新聞は、日本の良心と言われていた。経済の高度成長期で、国家経済がどんどん良くなり始めて、共産主義国家の『人民の平等性』の建前論も色失せてきていた。美濃部都政が、東京都の職員に年に2回もの臨時ボーナスを支給し続けたり、あまりの採算性度外視の平等意識、多分共産党や社会党の大きな政府思考の指導があったものと推察する。この結果、都政は巨額な赤字を残して、自民党系のと知事へと移ってゆく。そして東京オリンピック開催へ、新幹線開業、首都高速道路など近代化へ進んでゆく。
東京大学安田講堂での争い終結。赤軍派。浅間山荘事件。と左翼運動が一派国民から遊離してゆき尖鋭化してゆく。共産党もこの状態を批難しはじめる。共産党や社会党では制御できない一部の過激派が出てきたのである。政治は現実主義で、自らの運動で出てきた尖鋭化した運動家に『NO』を突きつけた。経済発展の経過で、貧困率が小さくなり、現状社会の追認が国民の大きな流れであった。知識人階層も、公団住宅に住み、冷蔵庫、車、洗濯機、クーラー、カラーテレビの所有へと流れてゆく。
中でも公団住宅の台所は、女性への意識革命になり、モダンな都会生活の実現へと、大きく舵を取り始める。女性が望むものを実現してゆくことは、女性からの人気度を上げたい男の使命となり、このことから、テレビの中で白人達の社会でのセックスを快楽として楽しむ風潮を進んだ新しい考えともてはやす。フリーセックスの時代が到来するのである。
このことは、第二次世界大戦後、アメリカ、日本、ヨーロッパの数国が、世界の富の独占をした結果、日本に現れた現象である。豊かさを謳歌し始めたのである。貧しさに不満を持っていた庶民が、公害が激しくなる中『豊かさを味わいたい、仲間意識から政権批判を避ける傾向になる』大衆の求めること、知識階層の裕福度が重視されて、価値観が大きく変化してゆくことになるのである。
ここで、この歴史的なことを、なぜ書き記したか、というと、この時期に培った政権批判力、大きな金持ちを出さない社会システムで、極端な民族主義や戦争への恐れから、とかく極右勢力が安易に台頭しやすい社会にブレーキがかかっていた。 当時自民党の青嵐会に所属していた、石原慎太郎は日本も原爆を持てと公言していた。しかし少数派の意見として無視されてきた。当時から石原慎太郎は中国に対しての劣等感を隠さなかった。作家の三島由紀夫の市ヶ谷の自衛隊で、割腹自殺をするが、ごく個人的な国粋主義で、閉塞感に襲われた鬱憤晴らし的な所行であったと解釈している。国粋主義、民族主義は非常に安易に受け入れやすい感情的陶酔に浸れるので、こうした陥りやすい国家的な尖鋭な国粋主義にブレーキをかける反対の価値観が必要なのだが、今、一般に受け入れられる普遍的な価値観が無いので、世界的にも民族主義へと進む風潮がある。
安倍総理が、先日の国会で、農水大臣の違法献金追求の際の民社党議員に『日教組』というヤジを飛ばしている。日教組という組合組織は、その教員組合そのものから逸脱して、共産革命や、社会主義革命を信奉する組織となり、一般教職員から遊離してしまっている。その支持があるという議員にこのヤジである。安倍の民族主義に批判勢力が弱くなっている現状で、ナショナリストが認知されていると判断していて、マスコミの言論封殺も成功していて、堂々と考えの違う人々を葬ろうとしている。円安と言うことでのみ株価が上がり、インフレ脱出を推し進めている。企業の一部では歓迎されているが、全ての企業が潤っていりわけではない。
しかし、自分は勝ち組に入り、負け組ではないと信じ込みたい種類のひとがいる。セレブ意識を感じて安心していたいという人種だある。こういう人は、結構頑固にその状態であることを信じ続けている。 私の中学時代の恩師で、東京女子大学を卒業した、四国の元地主の娘が、男性の相手は、東大出身でなければだめだといっていたそうで、このことはかなり後で知るのだが、予定どうり東大の医学部出身の男性と結婚した。当時『デモシカ先生』という言葉が流行った。大学卒業して就職口に、教師にでもなろう、という人が多かったからだ。何をどう教えるか、理想論もなければ、教壇に立ちただカリキュラムをこなしてゆくだけの『でもしか先生』であった。
その教師の旦那の東大の医師も権威主義者のようで、教授まで上り詰めて、定年後も国際的な会合に出席するほどの人らしかった。ある時に電話があって、久しぶりに長話になったが、主人の学術会議で、イスラエルへ行ってきた。という話で『死海』に行って、浮かんできたとのこと、政情が不安定な地域ですが、大丈夫でしたか。の問いに、宗教の違いによることよね。 私は思わず、イスラエルの傲慢な占領が戦争を起こしてると言ってしまいそうになった。 この恩師は、自分は勝ち組に所属して、高名な医学博士の妻とい立場で、セレブぶっていて安心している。だから体制側、要するにアメリカとイスラエル、日本の与党や企業側で成り立っている側で、成功者で勝ち組と信じ込んでいる。だから私のような落ちこぼれにも、上から目線で接する気分の良さがあり、イスラエルとアメリカの批判を受け入れる頭脳的余白はないはずで、余計なことを言ってしまいそうになった。この人達の世界には、確信していることがある。『勝てば善 負ければ悪』。そして『勝てば善』に所属していると、しがみついても信じ込む思いがあるのだ。
上の恩師のような人は、体制が間違っても、それが続く限りその仲間意識を持ち続ける。こうした人が多くなると、世の中の批判勢力が居なくなる。頭の良い評論家諸氏も、世の流れを見ながら巧みに言葉を使い分ける。
阿部政権と自民党の超右翼に対抗する批判勢力をつくるための価値基準を、世の天才達よ探し構築して示して欲しい
原発再稼働でも反対意見への言論弾圧が激しい安倍政権
福島第一の事故の後始末は不可能なのではないか、と言われている。また放射性物質で汚染された水が垂れ流しされていても、報道されない現状がある。都合の悪いことは、黙り戦術。
以前にはNHKで、都内の河川で、荒川の下流部などでの土壌の汚染が著しいと報道された。また東京湾の荒川と江戸川の流入域で、高濃度の汚染が確認jされたが、言論弾圧で報道されなくなった。都内でも風向きや雨降りの状態で、放射性物質が降り注いでいるはずだが、報道を規制されている。NHKの場合はキャスターが原発に心配する発言をすると下ろされる現実がある。民法各社は、CMのスポンサーからの圧力で、黙りだ。うっかり発言すると、タレントがMCをしている報道・芸能のゴチャマゼ番組を下ろされてしまう恐怖がある。
各地の原発の再稼働でも 断層の上に立つ原発。断層が活断層か否かで、何度も調査を繰り返し、だんだんと緩む規制、とうとう活断層ではないという始末。地下の様子が解らないから、想定外の東日本大震災の被害。 阪神淡路の震災もあの断層が動くと予想した地震学者はいない。見えない地下の構造、断層が動くか動かないかは、予想がまったくできないはずで、阿部総理が再稼働を進めるために、資料の訂正を一遍にしたのではあまりにも見え透いているために、再調査を繰り返して、辻褄合わせをしている。
電力会社の温存のために、外部での再生可能な発電(太陽光発電)で得られる電力を拒否して天然ガスを燃やしたり、石炭を燃やしてしている。原発再稼働のためにしている。これは経済産業省や原発関連の外郭団体の存亡の危機になる。官僚が自分たちの存在場所の確保のためにごり押ししている。企業も原発を新規に受注したい、経営上の問題があり官民政治が一緒になって原発再稼働に向けて、邪魔者を消している。地震国日本には原発は不向きなのだと認めよ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます