コンブの日記

山登り、旅、その他コンブが感じたことを綴った日記です!

千葉のおばちゃん

2013年07月01日 | 日記
大好きな千葉のおばちゃんが亡くなったという訃報を受けた。

病気なのも、全然知らなかった。
普通に年賀状も来ていたし、数ヶ月前に、「メアド変わりました」というメールがきていたはず。。。

2年ほど前の11月に千葉に行って会っているのだが、
そのときは元気だったらしいが、
そのあとから闘病生活だったらしい。。。



私は、0歳から小学校2年生の冬までの8年間、千葉県市原市のちっちゃい山の中で育った。

その小山には、2軒の家しかなく、もう一軒がおばちゃんちだった。

もちろん親戚でも何でもないのに偶然苗字も同じだった。

おばちゃんちにはおじさんと子どもが5人、犬やネコもいて、
いつも仲良くしてくれていたので大家族みたいになってた。
というか、私も物心ついたときには既に家族だと思っていたくらいだった。
プライベートとか、全然無かった気がする。
いつもいっしょにいたし、いろんなところにいっしょに行った。

波乱万丈な人生のおばちゃんは、相当苦労してきただろう。
だけど、常に明るく面白いことばっかり言って人を笑わせた。
時には叱ってくれた。
おばちゃんには、たくさんの愛があった。

父の転勤で千葉を離れたとき、私たちは抱き合って号泣した。

ずっとずっと辛くて、なかなか忘れられなかった。
いつか必ず千葉に戻ろう。。。
何歳になってもその願望は消えなかった。

私たちにとって、千葉が一番好きな場所だった。
そこには、おばちゃんが居るから。。。


兄弟3人とも、それぞれ、大きくなってから何度か会いに行った。

あのときと全然変わらないおばちゃんとおじちゃん。
(おじちゃんはそのあとすぐに亡くなった)
何年も会っていなかったのに、あのときと変わらず受け入れてくれ、
私たちのことを全部覚えていてくれて、すごく喜んでくれて
別れのときはいつも泣いてくれた。

私は、3回くらい会いにいったかな。

最後に会ったのが2年前。


一番会いたかったであろう母は、結局会えなかった。


私は、おばちゃんの存在がなかったら、きっと今みたいな人格ではなかった気がする。
もっと他人を拒んでいただろう。

おばちゃんには心から感謝しています。

人って、出会いだなって。

あんなに素敵な人が隣に8年間も住んでいてくれたことの奇跡。

そして、おばちゃんという居場所はなくなってしまった。

悲しいけど、巣立つときなのかもしれない。


おばちゃんは、「幸せだ」と言っていた。

こんなに早く亡くなってしまったけど

なかなかいろんなことがある人生だったけど

人に元気を与えられる人って、

本当にすてきな人だと思う。


私が、「会いたい!」と思って会いに行く人たち。
いっぱいいるが、どの人も最強に魅力的な人たち。

私は、たとえ離れていても、心がつながっているということを一番に教えてくれたのがおばちゃんだと思っている。

この概念がなければ、一箇所に留まっておくしかない。

だから、私はこうやっていろんな場所に行けるんだ。


大好きなおばちゃん、本当に本当にありがとう。

ゆっくり休んでね。

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