続・陣馬山

心臓が平常に戻ったときに、「シモバシラ」ポイントにたどり着いた。

すばらしい・・・。
これが自然現象。（「シモバシラ」が何かについては、検索してお調べください）

マダム達もおおはしゃぎ。
いや、マダムではない。
ここにいるのは、４人の少女である。

誰かが、ヒマラヤスギの実（杉ぼっくり？？）を拾って見せてくれた。

まるで、バラのチョコレート細工である。

私も欲しくなり、落ちてないか探してみる。

「あったーーー！！」
なんと、いしまるさんのザックの上におちているではないか。


「あ、それ、さっき拾って置いといたんです」


が～～～～～～～ん・・・・。

この短時間にザックの上に落ちてくるわけないやんけ。
ボケすぎて、はずかし乙女。



シモバシラポイントを、少し歩くと、すぐに頂上に出た。

丹沢山域、富士山、東京の街、３６０度すばらしい展望である。
茶店もいっぱいあってにぎやかな雰囲気。

風も無く、ぽっかぽか。
雰囲気のよいベンチに座り、６人でテーブルを囲んだ。

私以外、みなさん食べ物をたくさん分けてくださる。（しかも、全部めちゃくちゃ美味い）
しまった・・・。お土産でも買っていけばよかった・・・。
本当に気が利かない女だなあ～

いしまるさんが、綺麗な花の写真や、素敵なマグカップをくれた。
（このマグカップはのちに、フェリーの中で大活躍した。）


お食事が終わると、来た道とは違う道を歩き出す。

登山道が広がっている悲しい現実を目の当たりにする。
できるだけ中央を歩くようにしなければ・・・。


たくさんの峠、堂所山、など（アップダウンがけっこうある）を通過すると、拓けたところに出た。
東京が一望できる展望台だー！！
都庁も見えるし、なんと横浜まで見えた。
冬だから見えるのかな・・・？？
（写真は東京方面です）

それにしても、みんなすごい体力だ。
けっこう距離を歩いているのに、しんどそうな人はいない。
とくに、ＮさんとＫさんは普段からスポーツをやっているので息切れしてない・・・。
五感をフルにつかって、山をめちゃくちゃ楽しんでいる。
キラキラ眩しくて、直視できねぇよ！！！


だんだん日が暮れてくる。
ゴールの夕焼け小焼けの里は近い。
もうちょっと山の中にいたいな・・・。
ビバークしたい気持ちでいっぱいになった。


山を降りたときには、もうだいぶ薄暗くなっていた。
バスが来るまでみなさんといっぱいお喋りをし、バスに乗っても席が前後だったＫさんとずっとお話させていただいた。


八王子駅に到着。
ＫさんとＮさんは早々と帰宅。
駅ビルで、いしまるさんとＯさんとＴさんと４人でもんじゃ＆お好み焼きを食べ、ビールを飲んだ。
なんと、ビール２杯で酔っ払ってしまい、それから記憶が無い・・・。

「はっ・・・！」

と、気がついたら、新宿駅の地下通路を歩いていた。

Ｔさんといしまるさんの後ろを歩いている私。
「さっきまで一体何をしていたんだっけ・・・？？？？」

お二人は、「バスはここから乗るんだよ～。」と、バス乗り場まで案内してくれたのだ。

Ｏさんは一体いつ消えたのか・・・？！
全くわからん。
私は電車の中で寝ていたのかな？

うわ～～～、もしかしたら、アホなことを言った（やった）かもしれない・・・。
どうか、ただ寝ていただけでありますように・・・。