のほほんブログ

普段の生活の中のチョットしたことを話題にしていきたいと思います

「はなほう」見てきました

2011-12-17 | お出掛け
吉田泰子プロデュース「はなほう」見てきました。
久しぶりの観劇でした。

開場してすぐくらいに到着し、席を決めて知った顔がないかとしばらく客席を見渡していると、向こうから声をかけてきてくれました。
Mちゃん。ありがとう。お友達と来てくれました。
Mちゃんも彼女と前後して中退しちゃったんだけど、クラス会にも参加してくれてます。

Mちゃんと来てくれたこのお友達が、なんと彼女の中学・高校の同級生でした。
Mちゃんの子供と幼稚園が一緒で、仲良くなって遊びに来てくれたときに彼女の話になって、それが自分の中高の同級生だと知って、今回観に来てくれることになったそうです。
これも彼女が結んでくれたご縁です

しかもこのお友達が先に来てキープしていた席の3つ隣に私が座っていたっていうのも、なんか不思議ー
Mちゃんとお友達の隣に1つ空席、その隣に私でした。
帰り道に、あの席で彼女は一緒に見ていたに違いないって3人で話していました。

ロビーには今まで彼女が出演したお芝居のパンフレットや、稽古中の写真、本番の写真などとその時の思い出などが書かれたボードが展示されていたので、上演前の時間に見に行きました。
これ観に行ったなーとか、そうそうこんな衣装着てたなぁーとか、稽古中はこんな表情してたんだーとか、見れば見るほど彼女のことが思い出されて思わずウルウルしてしまい、しっかり見ることができませんでした。

思い出のコメントもいろいろで、私が知っている一面もあれば私が知らない一面もありました。
演劇人の方たちに見せていた表情は、おっちょこちょいだけど凛としたしっかりとした芯のある、たまに可愛らしさの覗く女性だったようですが、私たちが知っている彼女はとても優柔不断で、常に周りに気を使ってばかりで自分の意見は一番最後、そしてとってもチャーミングな女子でした。

よく自分のことを「わし」と男言葉を使っていたとありましたが、あれは男言葉じゃなくて「わたし」の「た」が小さくなって「わし」と聞こえたのではないかと思います。
決して男っぽいところはなく、常にお茶目で女らしかったです。


「はなほう」は3つのお話が交差していますが、3つの世界の区切りがわかり観やすかったです。
彼女を彷彿とさせるシーンも台詞も多く出てきましたし、彼女の遺影はお芝居で着たウエディングドレス姿だったのですが、ウエディングドレスを着た人物も登場しました。

そしてお芝居最後の言葉、「死んだけど生きている」
これが今回、彼女の追悼公演に相応しい台詞だと思いました。

ヤスコ☆會の皆さんの彼女への想いが溢れた、とても良いお芝居でした。
ありがとうございました。
コメント (2)
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