早起き梟のひとりごと

仕事に追われる日々を少しだけ立ち止まって見つめてみると・・・

正直ビアホール 浅草

2017-08-26 05:54:46 | 飲み屋

写真は正直ビアホール。WINS浅草の先、ひさご通りを抜けると言問通りに出る。そこの左手にこの店はひっそりと佇んでいる。

灯りの消えた看板に正直の文字が読み止める。

レースのカーテンに閉ざされているが、これでも営業中だ。カーテン越しに中を覗くと女将と目があった。

「大丈夫」

「どうぞ、どうぞ」

女将に促されて、私はカウンターの席に腰を落とした。おしぼりを差し出すと女将は何も言わずにビールグラスを手にとった。この店ではこのグラスに注ぐビール以外、酒は置いてない。手にしたグラスにサーバーからビールを少しだけ注ぎ、グラスを傾けそっと廻し始める女将。

「やっぱり、そうやってグラスを冷やすのが一番ですか」

「そうね、冷蔵庫で冷やすとどうしても臭くなるの、あたしあの臭い嫌いなの」

ゆっくりとゆっくりとグラスを廻し続ける女将。

「水道水や氷だとどうしてもカルキ臭くなるの、これが一番ね」

最初に注いだビールを捨て、泡を切ってからビールを注ぎ始めた女将。

「どうぞ、召し上がれ」

グラスがカウンターにそっと置かれた。

もう、言葉はいらない。黙って呑むべし。


腕時計顛末記その2

2017-08-25 05:20:03 | 出来事

写真はジーエスエックス腕時計。

現場から戻ると私の机の上に腕時計本が2冊置いてあった。どうやらゾエが置いたらしくこれで勉強しなさいとのことのようだ。

なになに、腕時計には機械式、電池式、ソーラー式、電波式あるみたいだ。

げ、100万だ!200万だ!がざらにある。

ぺらぺらとページをめくり、目についたのがジーエスエックス社の都市シリーズの京都だ。お値段も五万円と少々、これだ。私はそのページのコピーをとった。もちろんカラーで。そのカラーコピーを持ってさっそくベスト新宿へ、私は赴いた。

ベスト新宿。ゾエによると1階から6階まで全てブランド時計埋め尽くされた腕時計専門店とのこと。しかもジーエスエックスはこのベスト新宿の経営者が創業した会社だそうだ。その店は紀伊国屋書店を歌舞伎町に向かった少し先にあった。ブランド店だけあってなかなかな雰囲気。もう少しマシな格好で来るべきだった。すでに怖気ずいている私。怯むな、胸をはれ、ジーエスエックスは2階だ。

「いらっしゃいませ」

さっそく綺麗な店員さんがお出迎え。私はこの手の綺麗な店員さんの接客に弱い。

「あのー、これください」

カラーコピーを差し出す私。怪訝そうな表情の上に笑顔を重ねた綺麗な店員さんがそれを受け取った。

「こちらの商品ですな、いまお持ちしますから、どうぞお座りになって、お待ちください」

勧められた椅子に腰掛け、両の拳を握りしめ、私は俯いていた。

「お待たせしました。どうぞお手にとってください」

ニッコリ微笑む綺麗な店員さん。

「これください」

「かしこまりました、ベルトの調整をいたしますので、どうぞ」

白い手袋をした手が、ベルトの間に差し込まれた。

「2つほどお詰めしますね」

今度は奥から男の店員さんがやって来てその腕時計をさげに来た。私は綺麗な店員さんと対面する形となった。

「普段はスーツなどはお召しになりますか」

ニッコリ問いかける綺麗な店員さん。

「たまに着ますね」←この前着たのは一年前。

「スーツですと、あちらですと少しカジュアルかと」

私はこの手の綺麗な店員さんの接客に弱い。

 

机の上に置かれた2つの腕時計のケースを見つめてゾエが言った。

「スーツ用で、もう1つ買わされたんですか、しかも機械式を」

「だって綺麗な店員さんだったんだもん」

もう1つ買った時計。

「ゾエ、おまえがちゃんと教えてくれないからえらい恥かいたぞ」

「何ですかいったい」

「会計済ませて商品を渡された時、(また4・5年したらおいでください)ってその綺麗な店員さんが言うから何のことやらさっぱりわからなくてキョトンとしてたら機械式はメンテが必要て言われた」

「貸した本に書いてありますよ」

「そこまで読んでない、しかも費用が4万ぐらいかかると言われた」

「機械式はそう言うものです」

「そんなもん2つも買ったんだぞ」

「知りません」

しばらくするとゾエから尊崇の念を私に込めて、ケースとGショックが贈られた。

(乗せられて機械式時計を2つも買ってしまった男を哀れんでと言う説もある)

保坂さんから、今までの私の貢献に感謝を込めて贈られたソーラー式時計。

(何かくれ-何かくれーー何かくれーーーとうるさいので仕方なくくれたと言う説もある)

ケースの中に洒落で壊れた時計を入れて私の逆鱗に触れて、お詫びのしるしにS原から贈られた時計。

梟がモチーフになっている。

某Aよ!競輪で万車券当てて私に電波時計贈るってどうよ。

 


当たり飯(かつ太郎)

2017-08-24 06:56:31 | ランチ

写真はかつ太郎。

まずは緑茶ハイで乾杯。ではなくてジョッキでお茶を出してくれました。

お新香。これがなんとお代わり自由。

アジフライとロースカツ。御飯とキャベツがおかわり出来ます。

すごいボリュームにびっくり。

当たり飯に認定。


腕時計顛末記その1

2017-08-23 05:13:54 | 出来事

写真は、私が生まれて初めて買った腕時計。

故あって、腕時計が必要となった。時間が分かれば良いだけだから何でもよしと、地元の大山ハッピーロード商店街の時計屋に赴いた。ウインドー越しに時計を見つめる。店のおばちゃんと目があった。するすると私の横に忍び寄るおばちゃん。まずい私はこの手の接客にからっきし弱い。

「何かお探しですか」

「腕時計を、何しろこの歳で初めて腕時計を買う気で、これは」指さす私。

「こちらは、女性用ですね」

「そうなんですか、ではこれは」指さす私。

「そちら、文字盤が黒ですと少し見ずらいですから、初めてなさるなら文字盤が白の方がよろしいかと」

「そうなんですか、ではこれは」文字盤が白の物を指さす私。

「そちら、文字がアラビア数字ですと少し見ずらいですから、初めてなさるなら文字は普通の方がよろしいかと」

「そうなんですか、ではこれは」文字盤が白で、文字が普通で、ゴールドが基調の物を指さす私。

「そちらですか、初めてでしたらやはり、シルバーが無難かと、こちらなど如何でしょうか」

てな訳で、購入したのがこの時計。

結局、私の意思は何1つ反映されなかったけど、時間が分かりさえすれば良いのだから、まっいっか。

数日後、この時計をして颯爽と助手席に乗り込む私。運転手はゾエ。

さりげなく腕時計に眼をやる私。

「時計、買ったんですか」

「わかった」

「分かりますよ、そんだけちらつかせれば」

これ見よがしに、時計をゾエにかざす私。なにやら意味深な笑みを浮かべていたゾエが笑い出した。

「何だよ、なにが可笑しい」

「自分で、選んだんですか、その時計」

「まあな」

また、意味深な笑みを浮かべてハンドルを握るゾエ。

「何だよ、そんなに可笑しいかこの時計」

「可笑しくはないですよ。ただ」

「ただ、なんだ」

「クリケットに誘われたオヤジが小学生の上履きをはいて登場。みたいな感がありますね」

「なるほどね」

数日後、この時計をして普通に助手席に乗り込む私。運転手は元請けのE氏。

「あれ、八木さん、腕時計なんかしてた」

「この前、買いました」

「どこの」

「...........」

「どこのメーカー」

「SEIKOみたいです」

「SEIKOか、」と言って腕時計をちらつかせる、E氏。

「どこのメーカーですか」

「見てわからない。ローレックス、でも知る人ぞ知る地味なローレックス」

それからE氏の腕時計の蘊蓄が続いた。

私はその時決めた。

鼻白むことも、鼻で笑われることもない腕時計を買ってやると

この話の続はまたいつか。

 


競輪人生(豊橋競輪決勝予想)

2017-08-22 04:15:07 | 競輪

写真は競輪専門紙 コンドルのコメント欄。

決勝の並びは

1深谷ー7金子ー5吉田

3河端ー8黒田

6阿部ー2志村ー4磯田

9伊勢崎

どう見ても、深谷ー金子ー吉田と並んだラインが一枚抜けている。河端や阿部が逃げたとしても深谷が簡単に捲る。ここは1-7-5争いと見て、吉田のズブズブに期待を込めて。

車券は3連単1-7-5のボックス。

某Aよ!吉田の頭なら結構つくはずだ。