写真は、収拾がつかなくなりつつある、本棚。
早朝覚醒して、もう2度と眠れなくなった時、私は妄想する、河野太郎新党結成を!
騒然とするスタジオ中央に安住アナがイヤホンを左手で差し込みを調整しマイクを構えた。
「国会議事堂前の池上さん、聞こえますか」
ライトに照らされた議事堂をバックにカメラは池上をとらえている。風が強いのか池上はやや前傾姿勢だ。
「安住サン、聞こえますよ」
「池上さん、まずはこの怒涛の3週間をわかりやすく説明していただいていいですか」
「はい、まさに怒涛の3週間でした、100代目の内閣総理大臣に岸田さんが国会で選ばれた次の日、突然の河野太郎、小泉進次郎、石破茂、三氏の自民党離党そして新党結成、会見場でわたしも取材しましたが怒号なども飛び交う激しいものとなりました」
「そりゃそうですよね、総裁選を闘い負けた方の勢力がこぞって離党ですもの」
「しかもその後の動きがまた、あらかじめ決めていたかのように早かった」
「野党協議ですよね」
「そうです、小選挙区に野党統一名簿を提出、しかも共産党も含めてですから驚きです」
「また、あの方が裏で動いていらっしゃたんですかね」
「さーそれはわたしにはわかりません、田崎さんにでも聞いてください」
「わかりました、羽鳥くんと明日呼んでみます。そして総選挙に突入」
「はい、結果は野党連合の地滑り的大勝利、岸田内閣は組閣しただけで終了と言うことになりました」
「玉川さん、笑っているだろうな!池上さん、続けてください」
「、、、、、、、、」
ここで私の妄想は終わり!
今度は見果てぬ夢を見ながら!