早起き梟のひとりごと

仕事に追われる日々を少しだけ立ち止まって見つめてみると・・・

「断片的なものの社会学」

2018-08-24 05:08:49 | 買った本

写真は、「断片的なものの社会学」岸 正彦 朝日出版社 1560円+税。

他人が嫌いで、ひとりでいることが好きだが、たまに、人の手が恋しいときがある。

この一文を読み終えた時、私の中にある記憶いや感覚が蘇った。

園児ぐらいの私が蛇口を前に手を洗おうとしていると、背後から柔らかくて温かい手が私の手を包み込み、

「こうしてきちんと洗うのよ」

柔らかくて温かい手が、誰だったのか思い出せない。

ただ面映ゆいばかりの感覚がいまも私の中にある。

そう確かに、人の手が恋しいときがある。