写真は、熱海の梅園。
梅の香を満喫しながらも、気になることがあった。ここに来る途中の道しるべに丹那隧道殉職者の碑なるものを見ていたからだ。
丹那トンネル?
殉職者?
それがなぜか気になる。
そして思い出した。
吉村昭 闇を裂く道
大正7年から16年に及ぶ難工事の足跡を吉村昭が丹念に刻んだ物語。
殉職者の碑の存在は知っていたが、こんなとこるにあったのか。
工事で殉職された方の名前がすべて刻まれている。
私はその碑の前で深く頭(こうべ)を下げた。
知らずに生きている事の何と多き事か。
そうだ丹那トンネルで三島に行って鰻を食べよう。