第24回山形県知的しょうがい者福祉大会(平成24年7月29日・日曜日・村山市民会館)開催まであと2日とせまった。
大会テーマは「みんなで地域生活を充実させよう」である。
大会当日(平成24年7月29日・日曜日)の午前中(10時半~12時半)は、分科会(育成会分科会と本人分科会)。午後(1時半~3時)は、全体会である。
参加者は540人になった。
本大会における「大会決議」文は次のとおりである。
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【引用始め】
大会決議
障がい者制度改革は「共生社会」の実現を目指しています。
育成会もその一翼を担うべく「地域づくり」活動を進めていかなければなりません。
「共生社会」とはすべての人たちが人間としての尊厳性を享有し、自分らしく生きていける社会です。
その実現に向けて、「障害者総合支援法」は平成25年4月1日施行されます。
この障がい者福祉制度の運用によって、地域で安心して生活できる社会の実現を望みます。
そのために、しょうがい者本人、家族、福祉関係者の連帯とたゆまぬ活動により、社会的な理解を促進して、次の事項の早期実現を図るよう決議します。
1.非常災害時に対応できるよう、福祉避難所の拡充・強化などしょうがいのある人たちが孤立することのないきめ細やかで、やさしい社会の制度や仕組みを早急に整備すること
1.自立した地域生活を保障するための所得保障制度をすみやかに創設すること
1.どこで生活しても、法に規定されたサービスを受けることを可能にする実施体制の整備とサービス事業所の安定した運営の報酬単価を定めること
1.施策検討等を含めたあらゆる機会に、しょうがい者本人の参加を促進すること
1.乳幼児期の早期療育体制の整備と日中一時支援等の子育て支援の充実を図ること
1.特別支援教育の充実・推進並びにしょうがいじのニーズに即した教育環境の整備とその支援を強化すること
1.知的しょうがい者本人の「働く意欲」を尊重し、雇用促進につながる就労支援を推進すること
1.地域での安心した生活の場としてのグループホーム、ケアホームの整備推進並びに、サービス実施体制の充実を図ること
1.しょうがい者の自己決定を尊重するとともに、権利擁護のための成年後見制度等の利用推進施策の充実を図ること
1.相談支援事業等の地域生活支援事業の発展充実を図ること
以上、決議します。
平成24年7月29日
第24回山形県知的しょうがい者福祉大会
【引用終わり】
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以上、大会決議実現に向けて、みんなの力を結集して関係機関へ積極的に働きかけていかなければならない。
現状に即した対案を示す力量を持つことである。
(ケー)