山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

災害時等への対応に必要な施設・設備の配慮

2013年05月06日 | 特別支援教育
 インクルーシブ教育システム(包容する教育制度)構築にかかる報告書「概要」の紹介して、それに関する資料として、引き続き「別表」を取り上げている。

 それぞれの障がいの特性に応じた配慮のあり方を述べている。
 今までの紹介から通算すると第41回目となる。

 別表11では、「災害時等への対応に必要な施設・設備の配慮」について、次のように述べる。
 
*******************************************************

【引用始め】

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321668.htm

共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための
特別支援教育の推進(報告)

別表11
○3-3 災害時等への対応に必要な施設・設備の配慮

災害時等への対応のため、障害の状態等に応じた施設・設備を整備する。

視覚障害

 避難経路に明確な目印や照明を設置する。

聴覚障害

 緊急情報を視覚的に受容することができる設備を設置する。

知的障害

 災害等発生後における行動の仕方が分からないことによる
 混乱した心理状態に対応できるように、
 簡潔な導線、分かりやすい設備の配置、
 明るさの確保等を考慮して施設・設備を整備する。

肢体不自由

 移動の困難さに対して避難経路を確保し、
 必要な施設・設備の整備を行うとともに、
 災害等発生後の必要な物品を準備する。
 (車いす、担架、非常用電源や手動で使える機器 等)

病弱

 災害等発生時については病気のため
 迅速に避難できない児童生徒の避難経路を確保する、
 災害等発生後については薬や非常用電源の確保するとともに、
 長期間の停電に備え手動で使える機器等を整備する。

【引用終わり】

*******************************************************

 知的障がいのある子どもが災害時の緊急避難に際して、混乱して思うように動けないことも予想される。
 分かりやすい避難経路の確保といった配慮は是非必要である。
 (ケー)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。