山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

◆金スマ

2012年06月23日 | 日記
スマップの中居くんが司会をやっている金スマという番組がありますが
よく、障がいのある方を取り上げてくれています。

昨日は、日本にいるサヴァン症候群の方(盲目で自閉症)で
一度聞いた音楽を忠実にピアノで演奏してみせたり、
19〇〇年の〇月〇日は?ときくと「〇曜日」と正確に答える事が出来るなど
素晴らしい才能・・・というか特殊能力を持っている方でした。
(私は途中から見たのですが・・・)

何週間か前は、ダウン症の書家、金沢翔子さんでした。
昨年、金沢さんが東日本大震災の被災地を訪れ、避難所のみなさんの前で
『希望の光』という見事な文字を書いていました。

翔子さんは、避難所に行く前に津波ですべてを流されてしまった街並みを見て
海に向かい「返して~~~~!」 「津波来ないで~~~!」
涙を流しながら叫んでいたシーンでは、翔子さんの豊かな感受性に
私も目頭が熱くなってしまいました。

昨日、出演さてれていた盲目の天才ピアニスト(こう紹介されていた)の方も
素晴らしい能力で、普通の人間では絶対に不可能なこともやってのけていました。

別々の曲を左右からピアニストの方が同時に弾いた曲を聴き
その曲を、どちらも間違いなく聴き取り、弾きこなしてしまったり、
ピアニストが次々に即興で弾いた曲も完全にコピーして弾いてしまう
その特殊な才能(能力?)をスゴイな~と思いながらも
だんだんと、実験のように見せ物のようにエスカレートさせていく
テレビ局の手法に、なにか引っ掛かりも感じている自分がいました


その能力自体は素晴らしいことだし、障害者と言われる人々にも
こんなにすごい事ができるのだと、この番組は
一般の方々に知らせてくれているのかもしれないけれど
そのような能力がある障がい者は、ごく一部です。

たまに、我が家に来る人の中にも、そういうテレビを観たのであろう
「お宅の〇〇ちゃんもなにかスゴイ才能があるんじゃないの?絵とかやらせてみたら?」
とか言う方がいらっしゃる。
親切心で言っているのは充分わかるのですが、
そんな才能があれば、とっくに気付いているって
だって、生まれてからずっと育てている親なんですもの

テレビを観た後、PCでネットサーフィンをしていたら、
先ほどの金スマを観た人たちがツイッターでガンガンつぶやいているのを見つけました

多くの人は、その素晴らしい才能に驚いたり、感動したりしていましたが
その中には・・・
「あの放送の仕方では、自閉症を誤解されてしまいかねない」
「脳科学者の茂木先生も説明不足だ、あれでは『お宅の息子はなにが出来るの?』と
聞いてくるめんどくさい人がでてくる」
「サヴァンの人のスゴイ才能は解るが、あれではまるで実験じゃないか」

というような感想を呟いている人も数人見受けられました。

その方々が、障害のある人の家族なのか支援者なのか分かりませんが
私と同じような感覚を持つ人がいたことにホッとしてしまいました。

素晴らしい才能を持つ、障がい者でなくたってそれぞれに
その人なりの良いところがあるんですっ

障がい者を取り上げてくれ、素晴らしい才能がある方々もいる事を
紹介してくれるのはとても有難い事だけれど、
見せ物のような扱い方になる番組の作り方は改めて欲しいものだと
昨日の金スマをみて感じてしまいました(F)


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