インクルーシブ教育システム(包容する教育制度)構築にかかる報告書「概要」の紹介して、それに関係する資料として、引き続き「別表」を取り上げている。
それぞれの障がいの特性に応じた配慮のあり方を述べている。
今までの紹介から通算すると第37回目となる。
別表8では、「災害時等の支援体制の整備」について、発達障がいのある子どもに対して、どのようにすべきか次のように述べている。
*******************************************************
【引用始め】
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321668.htm
共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための
特別支援教育の推進(報告)別表8
○2-3 災害時等の支援体制の整備
災害時等の対応について、障害のある幼児児童生徒の状態を考慮し、
危機の予測、避難方法、災害時の人的体制等、災害時体制マニュアルを整備する。
また、災害時等における対応が十分にできるよう、
避難訓練等の取組に当たっては、一人一人の障害の状態等を考慮する。
言語障害
発語による連絡が難しい場合には、
その代替手段により安否を伝える方法等を取り入れた避難訓練を行う。
自閉症・情緒障害
自閉症や情緒障害のある児童生徒は、
災害時の環境の変化に適応することが難しく、
極度に混乱した心理状態やパニックに陥ることを想定した支援体制を整備する。
学習障害
指示内容を素早く理解し、記憶することや、
掲示物を読んで避難経路等を理解することが
難しい場合等を踏まえた避難訓練に取り組む。
(具体的で分かりやすい説明、
不安感を持たずに行動ができるような避難訓練の継続 等)
注意欠陥多動性障害
落ち着きを失ったり、指示の途中で動いたりする傾向を踏まえた、
避難訓練に取り組む。
(項目を絞った短時間での避難指示、
行動を過度に規制しない範囲で見守りやパニックの予防 等)
【引用終わり】
*******************************************************
災害時には誰しも落ち着いた行動などとれない。
でも、常日ごろから避難訓練などによって、想定できる対応はやっておくことである。
緊急時にもできるだけ判断ミスを犯さないようにするためだ。
避難訓練においては、マンネリ化して通り一遍のことだけしてことたれりとしがち。
同じようなパターンの繰り返しでは、やっている方もだれてくる。
避難訓練の想定も様々な工夫が必要である。
ちょっと異なった想定でも、落ち着いて対応できる練習をしておく。
発達障がいのある子どもは、状況変化への適応が難しい。
だからこそ、様々なパターンによる避難訓練を経験して、どんな問題を生ずるか。
支援者側も理解しておく。
ただ、実際の緊急時になったら避難訓練どおりにいかないだろう。
でも、避難訓練等でやったことのいくつかは必ず役立つ。
特に、障がい者には役立つ。
(ケー)
それぞれの障がいの特性に応じた配慮のあり方を述べている。
今までの紹介から通算すると第37回目となる。
別表8では、「災害時等の支援体制の整備」について、発達障がいのある子どもに対して、どのようにすべきか次のように述べている。
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【引用始め】
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321668.htm
共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための
特別支援教育の推進(報告)別表8
○2-3 災害時等の支援体制の整備
災害時等の対応について、障害のある幼児児童生徒の状態を考慮し、
危機の予測、避難方法、災害時の人的体制等、災害時体制マニュアルを整備する。
また、災害時等における対応が十分にできるよう、
避難訓練等の取組に当たっては、一人一人の障害の状態等を考慮する。
言語障害
発語による連絡が難しい場合には、
その代替手段により安否を伝える方法等を取り入れた避難訓練を行う。
自閉症・情緒障害
自閉症や情緒障害のある児童生徒は、
災害時の環境の変化に適応することが難しく、
極度に混乱した心理状態やパニックに陥ることを想定した支援体制を整備する。
学習障害
指示内容を素早く理解し、記憶することや、
掲示物を読んで避難経路等を理解することが
難しい場合等を踏まえた避難訓練に取り組む。
(具体的で分かりやすい説明、
不安感を持たずに行動ができるような避難訓練の継続 等)
注意欠陥多動性障害
落ち着きを失ったり、指示の途中で動いたりする傾向を踏まえた、
避難訓練に取り組む。
(項目を絞った短時間での避難指示、
行動を過度に規制しない範囲で見守りやパニックの予防 等)
【引用終わり】
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災害時には誰しも落ち着いた行動などとれない。
でも、常日ごろから避難訓練などによって、想定できる対応はやっておくことである。
緊急時にもできるだけ判断ミスを犯さないようにするためだ。
避難訓練においては、マンネリ化して通り一遍のことだけしてことたれりとしがち。
同じようなパターンの繰り返しでは、やっている方もだれてくる。
避難訓練の想定も様々な工夫が必要である。
ちょっと異なった想定でも、落ち着いて対応できる練習をしておく。
発達障がいのある子どもは、状況変化への適応が難しい。
だからこそ、様々なパターンによる避難訓練を経験して、どんな問題を生ずるか。
支援者側も理解しておく。
ただ、実際の緊急時になったら避難訓練どおりにいかないだろう。
でも、避難訓練等でやったことのいくつかは必ず役立つ。
特に、障がい者には役立つ。
(ケー)